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【京大院試】他大学から合格するためにやったこと【情報学研究科社会情報学専攻】
京都大学大学院 情報学研究科 社会情報学専攻に、他大学から受験して合格しました。
合格するためにやったこと、使った参考書などを共有しておこうと思います。
同じ専攻を受験する人を見つけて、情報共有する
院試の過去問に、大学入試参考書のような詳細な解答解説は載っていません※1。したがって、誰か同じ専攻を受験する人とわからないところを教え合う必要があります。
その点内部進学を目指す方は圧倒的に有利です。
外部進学を目指す方も、ネットや入試説明会を利用して、情報共有できるパートナーを作らないといけません。
※1少なくとも僕が受験した社会情報学専攻の過去問の解答は、存在しないようです。一人だけでゼロから解答を作ることは困難なので、必ずパートナーを探してください。
入試対策と合格点
①情報学基礎、②専門科目、③英語、④面接の4つの合計得点で合否が決まります。
①情報学基礎
指定された教科書からの出題なので、難易度はかなり低いです。合格するには9割以上は確実に取れるようにしておくべきです。
②専門科目
例年5, 6問の中から3つを選んで解答する形式になっており、特に「データベース」「人工知能」「ヒューマンインタフェース」「情報システム」の分野からの出題が多いです。したがって、この4つの分野に絞って勉強すると効率がいいと思います。
6, 7割取れていれば合格できるらしいです。
③英語
TOEICの成績を出願時に提出します。700点以上の学生が多いようですが、複数回受験して、できる限り高得点をとっておきたいです。
④面接
出願時に提出した志望理由書をもとに、質疑応答形式で行われます。時間は5分ほどです。
面接も得点化されるため対策をしておくべきですが、むしろ志望理由書をしっかり、読みやすく書くことが重要です。出願前に志望理由書を友人や自分の担当教員にチェックしてもらうのが良いと思います。
ちなみに、面接を受けられるか否かは、上記①②③の合計得点によって決められます(いわゆる足切りがあります)。
使った参考書
専門科目は、京大情報学部の講義から出題されます。
したがって、学部の講義で使われている資料・教科書を入手する必要があります※2。
内部の講義資料は研究室訪問の際などに、こっそり手に入れるしかありませんが、以下の教科書は市販されているので入手しやすいかと思います。
・『データベースの基礎』(データベース分野)
・『はじめてのパターン認識』(人工知能分野)
これらについては、練習問題を解くといったような使い方ではなく、過去問をとくための単なる参考書として使いました。
他にも使用した参考書がありますが、この2冊以外はあまり有用ではありませんでした。一応、この記事の最後にまとめて書いておきます。
情報学基礎にも触れておくと、例年通りだと「入門 コンピュータ科学 ITを支える技術と理論の基礎知識」からの出題です。練習問題を何度も解きましょう(僕は練習問題のほうはやりませんでした)。
※2ちなみに僕は情報系学部出身ですが、過去問を解くために参考書は必須でした。
スケジュール
僕は5月から受験勉強をはじめました。3ヶ月あれば十分時間は足りると思います。
5月
・京大に過去問を取りに行く
・情報学基礎とデータベース、人工知能の教科書を入手し、それらの分野を中心に勉強し始める
6月
・入試説明会に参加し、同じ研究室を志望する方と仲良くなり、一緒に解答を作成し始める
・内部の講義資料を入手し、ヒューマンインタフェースと情報システムの勉強もし始める
・志望する研究室のM1の方に面接や勉強方法の相談をする
・願書提出
7月
・ある程度解答が出来上がってくるので、そこから重要事項をまとめていく
・面接対策を勉強の合間にし始める
おまけ
使用した参考書一覧
・『エージェントアプローチ人工知能』
・『イラストで学ぶヒューマンインタフェース』
・『わかりやすいパターン認識』
・『ヒューマンインタフェース』
・『Google PageRankの数理』
・『情報検索の基礎』
参考にしたwebサイト一覧
膨大で書ききれないため、ブックマークをエクスポートしたhtmlファイルを貼っておきます。