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進め!集まれ!Peteこそがお代官様!
「DCミニは精神治療の新地平を照らす太陽の王子様です。
(中略)
うん、必ずしも泥棒が悪いとはお地蔵さんも言わなかった。
(中略)
パプリカのビキニよりDCミニの回収に漕ぎ出すことが幸せの秩序です。
五人官女だってです! 蛙たちの笛や太鼓に合わせて回収中の不燃ゴミから吹き出してくるさまは圧巻で、まるでコンピュータグラフィックスなんだそれが!
総天然色の青春グラフティや1億総プチブルを私が許さないことくらい、オセアニアじゃあ常識なんだよ!
今こそ青空に向かって凱旋だ!
絢爛たる紙吹雪は鳥居をくぐり周波数を同じくするポストと冷蔵庫は先鋒を司れ!
賞味期限を気にする無類の輩は花電車をすすむ道にさながらシミとなってはばかることはない!
思い知るがいい! 三角定規たちの肝臓を!
さあ! この祭典こそ内なる小学3年生が決めた遥かなる望遠カメラ!
進め! 集まれ! 私こそがお代官様!
ワハハハハハ!
すぐだ! すぐにもだ! 私を迎え入れるのだ!」
やっぱりパプリカは面白いですよね… まあ1億5,800万ドルをPeteが許さないことくらい、Boras Corporationじゃあ常識なんでしょう。
「New York Mets開幕前戦力分析」というタイトルでNoteを投稿したその日に、まさかピート アロンゾが残留すると思ってはいませんでした。今回はその再契約に関する所感と打線の変化、球団としての動きの変化について書こうと思います。
アロンゾカムバック
Mets, 1B Pete Alonso reportedly agree to 2-year deal with an opt-out after 2025, per multiple reports including https://t.co/Z3s2EpgF39’s Mark Feinsand. pic.twitter.com/ZCKZU5yHQW
— MLB (@MLB) February 6, 2025
前述のNoteの中で述べたように私は個人的にはアロンゾとの再契約は不要という考えでした。おそらく最低でも3年以上にはなると考えていたため、若手の活躍及び先数年の補強も難しくなる可能性を危惧していたからです。
しかしいざ残留するとなると気持ちは違います。アロンゾがきっかけでファンになったメッツファンは非常に多く、そのアロンゾが残留したことで様々な懸念に先んじて喜びがあふれてきました。さらには現実的にも今年一年間を考えたときにアロンゾが残留する意味がとても大きいことも、この残留を結果的に好意的にとらえる理由の一つです。
契約内容について
アロンゾとの契約はオプトアウト権付の2年5,400万ドル(内1,000万ドルは契約金)。内訳は1年目3,000万ドル、2年目がプ2,400万ドルのAAV2,700万ドルとなります。
7年1億5,800万ドル(AAV2,400万ドル)
↓
3年9,000万ドル(AAV3,000万ドル)
↓
3年7,000万ドル(AAV2,333万ドル)
↓
2年5,400万ドル(AAV2,700万ドル)
このように年数が下がるにしたがって、当然年俸総額も低下し望んだ契約を得ることはできないという結果になりました。再び今季終了後にFAになることは既定路線ですが今シーズンのポストシーズン進出、ワールドシリーズ制覇に向けては弾みのつく補強になっていると思います。
打線の展望
1.SS フランシスコ リンドーア
2.RF フアン ソト
3.3B マーク ビエントス
4.1B ピート アロンゾ
5.LF ブランドン ニモ
6.DH ジェシー ウィンカー/スターリング マルテ
7. C フランシスコ アルバレス
8.2B ジェフ マクニール
9.CF ホセ シリ
アロンゾが残留したことにより、打線の様相は格段に良くなりました。ベイティ、マウリシオ、アクーニャなどの起用機会は減りそうですがその分誰かが抜けたときもしくは不調になったときの代替案が充実している印象です。アロンゾが加わったことにより、ハイフロアな選手が増え打線のクオリティがある程度担保されているのが好印象です。
編成的な展望
トレードはあるのか?
前項でも言及したように、ベイティ、マウリシオ、アクーニャは全員が試合に出場する機会を十分に得ることは難しいでしょうし、メッツファンの中ではプロスペクトたちの放出に関しても検討すべき、前向きという声も聞かれます。このようなトレードによって、少し前に話が出ていたディラン シース、マイケル キングとのトレードによって先発投手を補強する可能性はなくはないでしょう。
またその他のトレードとして噂されているのは、スターリング マルテのトレードでしょう。現状あまり進展があるようには思えないですが、前述の先発とのトレードとのパッケージに入れられるなどでトレードによる放出の可能性は考えられます。マルテをトレードすると、対左投手のときにウィンカーを外す試合があったときにアロンゾをDHで起用しつつ内野で様々な選手を使うことがより容易になると考えられ、起用機会確保のメリットはあります。
来オフのFA市場
来年のオフにはブラディミール ゲレーロJr.がFAになりMetsも獲得に乗り出すとの見込みが示されている昨今。アロンゾとの実質的な1年契約はこのFA戦線への参戦にとって非常に大きいものとなり追い風として働くでしょう。今オフ獲得したフアン ソトもドミニカ共和国出身であり、同じくドミニカ共和国にルーツを持つゲレーロJr.とのコンビ成立には期待が持たれます。仮にアロンゾがオプトアウトせず残留したとしても、DHで起用見込みのウィンカー、マルテ両選手の契約は25年シーズンまでなのでアロンゾをDHに動かしつつゲレーロJr.の獲得も可能です。まだ気が早い話ではありますが、ゲレーロJr.の契約延長交渉などにも目を光らせつつ妄想を楽しみたいテーマですね。
今シーズンのメッツは楽しみだ!
何はともあれ、FAになった選手の数多くと再契約し昨シーズンのチームケミストリーも維持されることはファンとして嬉しい限りです。ホセ イグレシアスにも1年契約を提示していたようで、Metsひいてはスターンズとコーエンの方針はお金があるからこそのファンにとっても喜ばしいものになっていることにこの上ない喜びを感じます。地区優勝に関しても可能性が出てきたのではないかと思うのでここからスプリングトレーニングも楽しみに見て生きたいですね。
参考文献
ちくわぶ(@chikuwaButto)