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電力自由化⑴

健気にしっかり咲いている

前回からの続きで
もう少し突っ込んで
調べてみる

電力自由化には、主に以下の3つの目的があるとされている。
①電力の安定供給を確保する
供給エリアに縛られない電力の供給網を整備することは、緊急時に安定した電力を確保することにつながる。
電力自由化前の2011年3月に発生した東日本大震災では、原子力発電所や火力発電所などの被災によって発電力が不足してしまった。
その結果、東京電力などを中心に、広い範囲で長期間の停電が発生したのである。
現在のように他のエリアからも電力を融通しあえる仕組みさえあれば、停電が起きても狭い範囲で済む点がメリットである。
いつ起こるか分からない災害への備えにもなることが、電力自由化の目的のひとつなのである。
②電気料金を安くする
電力自由化が始まったことによって、異業種から電力事業への参入が相次ぎ、市場が活性化した。
消費者側が自由に電力会社を比較して選べるため電力会社同士の価格競争が起こり、電気料金の値下げやさまざまな料金プランが提供されている。
新規参入した新電力会社は、既存の電力会社より安い電気料金もしくは嬉しい特典などを用意することで、顧客の獲得を目指している。
そのため従来よりも、ライフスタイルに合わせて料金プランが選べるようになった。
平日の日中は仕事で外出し、電気は夜しか使用しないという人は、昼間の電気料金が高く、夜間の電気料金が安いプランがある。
このように料金プランを安くすることが、電力自由化の目的のひとつでもある。
③企業に電気事業というビジネスチャンスを与える
かつて特定の企業だけが独占していた電気事業が自由化されたことで期待できる効果は、決して電気料金が安くなるだけではない。
さまざまな企業に電気事業というビジネスチャンスを与えることで、経済の活性化につながる。
新たに電気事業サービスを開始する企業が増えるほど、消費者の選択の幅も広がり、ビジネスチャンスは増えていく。
市場を開放したことで、新電力事業者はそれぞれの特色を生かした「新しい電気のサービス」を提供している。
例えば、ガス会社にガスと電気をセットで契約することで、トータルの料金が割引されてお得になるなどのメリットがある。
通信会社の場合では、スマホやインターネットとセットで契約することで、ポイントの還元や月額料金の割引サービスなどが受けられる。
電力自由化がきっかけでさまざまなサービスが生まれ、複合的に比較できる環境が整った。
より自分のライフスタイルに合った電力会社を選択できるようになったということである。
※以上、暮らしとお水より

電気小売自由化の目的が
さらに詳しく理解できた
そこで問題は
メリットとデメリット
こちらも次回へ続く…

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