SODとは
SODって何?
今週は栄養学関連で調査中
SODとは?
活性酸素やフリーラジカルを除去してくれる酵素のことである。
つまり「活性酸素除去酵素」のことである。
我々の体の細胞の中に発生した「活性酸素」という普通の酵素の、数十倍の酸化力を持つ酵素を中和させる働きがある。
スーパー・オキシド・ディスムターゼ(Super oxide dismutase)という名前の頭文字をとって、SODと呼ばれている。
フリーラジカルと活性酸素は、同じ意味で使われるが、少し違いがある。
フリーラジカルは、他の物質から酸素を奪うという性質があり、この性質によって物質を酸化させる。
一方で、活性酸素は、この活性が強い酸素のことである。
なぜ、酸化がいけないかというと、酸化とは様々なものを錆びさせるからである。
例えば、天ぷら油が使うと黒く変色したり、皮を剥いて時間が経ったリンゴやジャガイモが茶色く変色してしまうのも、空気に含まれている酸素の影響で酸化し、錆びることで起こる現象である。
しかし、我々の体には、活性酸素が増えすぎたときのために、活性酸素を中和する働きを持つ、抗酸化物質であるSOD酵素が備わっている。
フリーラジカルや活性酸素は、老化の促進や病気を引き起こす原因とも言われているので、SOD酵素がそれを取り除いてくれることで、老化や生活習慣病などの予防にもつながるのである。
SODの役割とは?
酸化ストレスから体を守り、活性酸素を多く含むがん細胞の抑制や、老化の原因となる活性酸素を抑制することである。
そのため、SODは、活性酸素が原因と考えられている老化やがん、生活習慣病や脳卒中、心疾患などの予防効果がある。
また、肌が酸化して錆がたまると、肌荒れやシワ・くすみ・たるみの原因にもなる。
SODは、肌荒れの元凶である活性酸素を除去するため、健康的な肌の維持にも効果が期待できる。
活性酸素は、呼吸により肺から体内に取り込まれた酸素の一部が、より反応性の高い化合物に変化した物質である。
活性酸素は体内に入り込んだウイルス、細菌、カビなどを退治するなどの重要な働きをするが、一定以上に増えてしまうと細胞に損傷を与える有害なものとしても指摘されている。
SODは、細胞の中に発生した活性酸素を過酸化水素に変換する酵素である。
具体的には、SODは体の中で必要以上の活性酸素ができると、それを過酸化水素に変換し、ペルオキシダーゼという酸化還元酵素が水に分解して、除去してくれる。
SODとペルオキシダーゼが活性酸素を分解・除去してくれているのである。
SODを増やすには?
我々の体の中には、有害な活性酸素や、活性酸素によって酸化させられた、コレステロールや中性脂肪などの過酸化脂質が発生すると、それに応じてSODが作られるようになっている。
SODは、もともと人間の体の中に備わっている酵素だが20歳を超えたあたりから減少し始め、40歳を過ぎると、急激に減少してしまう。
生活習慣病の発症が40歳を過ぎた頃から多くなるのは、このSODが減少するためではないのかとも言われている。
このように、老化の原因にもなり、有害な活性酸素が原因で起こる体調不良や病気の元にもなるフリーラジカルを除去するために、SODは非常に重要である。
そして、年を重ねるごとに少なくなっていくSODを減らさないことは、健康維持のためにとても大切なことなのである。
SOD酵素を増やすためには、酵素を含む食べ物を多く摂ること、そして、体内で酵素の生成量を減らさないことである。
そのために、体内で酵素の体内保有量を豊富な状態に保つためには、日々の食事で酵素が含まれる良質な食べ物を積極的に取り入れるとともに、酵素を無駄に消費せず、酵素が生成されやすい体内環境を整えることが必要である。
体内の酵素の減少や消耗は、生命エネルギーを失わせるだけでなく、老化の促進や病気にもつながる。
飲酒や喫煙は、細胞膜を傷つける活性酸素を大量に発生させてしまう。
また、過食は、消化酵素を大量に消費するとともに、腸内に大量の腐敗物を生み出し、毒素を発生させてしまう。
酵素には、こうした毒素を解毒する働きがあるが、解毒には大量の酵素が消費されてしまうため、体内に毒素が増えると、酵素が大量に消耗されてしまう。
①良質な穀物を摂る
人間の食事は、全体の約50%を穀物で摂ることが理想であるが、その際には、「未精白」や「全粒粉」などの良質な穀物を摂るように心がけることが大事である。
穀物は植物の種の部分にあたるもので、とても多くの酵素を含んでいる。そのため、精製した白い食品では、酵素も取り除かれて、酸化しやすくなっている。
米なら玄米、小麦なら全粒粉、そばなら全粒そば粉を使ったものが良い。
同じ穀物でも、精白する前の玄米の方が、たんぱく質や炭水化物、脂質、食物繊維、ビタミン、ミネラルや酵素が多く含まれている。
穀物は全て、未精白のもので摂ることが望ましい。
また、日本人にはあまり馴染みがないが、オートミールも優れた未精白食品である。
②適度な運動
酵素が体内で活性化できる環境を作るためには、適度な運動が必要である。
適度な運動は、血液やリンパ液、胃腸、尿、肺から取り込んだ空気、そして気といった体内の流れを良くする。これによって基礎代謝や免疫力、抵抗力などの改善に役立つ。
ただし、激しい運動は、かえって体内の酵素を消耗してしまい、逆効果になる。
1日3~4kmのウォーキングや、ゴルフ、水泳、筋肉のストレッチなど、やり終えたときに、気持ちよさを感じられる程度の運動を週に4~5回行うのが良い。
③「水」を飲む
我々の体は、全身が約60~70%の水でできているため、体は常に新鮮で良い水を求めている。
体が求めているのは、「水分」ではなく「水」である。
水以外の飲み物は、水に余分なものが溶けこんだ水溶液なので、そこから体が必要としている「水」を取り出すためには、余分なものをろ過しなければならず、酵素の消耗につながってしまう。
水分補給は必ず「水」で、しかもなるべく良い水で行うようにする。
良い水は不要になった老廃物や、体内にたまった毒素を早く排出するだけでなく、体内酵素や腸内細菌も活性化させる効果がある。
④食事バランスを見直す
「良い食事」とは、酵素や補酵素が多く含まれているだけでなく、毒素を生み出す要因も少ないため、大切な酵素の消耗を防ぐことができる。
理想の食事のバランスは、穀物・野菜・フルーツなどの植物性食品の割合が85%、肉・卵・魚・牛乳・乳製品などの動物性食品の割合が15%である。
酵素を補給する食事法の基本は、できるだけ新鮮なものを適切な割合で食べることである。
食材は、新鮮なだけでなく、できるだけ無添加、無農薬、有機栽培のものを選ぶようにする。
現代では、新鮮なものを選んだとしても、食べ物自体が持っている酵素やビタミン、ミネラルなどの補酵素の量が減っている。
食品を選ぶ際には、ハウス栽培ではなく、露地栽培でたっぷりと日光を浴びて育ったものを選ぶと良い。
体内酵素を補い、生成し、消耗させず、活性化させるためには、植物食は未精製の穀物中心とし、動物食は獣肉類、乳製品などはなるべく避け、魚介類中心にすることである。
合わせて摂りたい抗酸化作用を持つ栄養素とは?
体内酵素だけでなく、ビタミンやミネラルの不足も病気や老化の促進につながる。
酵素が働くために欠かせないのが、補酵素である。
補酵素とは、主にビタミンやミネラルを指す。
合わせて摂りたい栄養素には、ビタミンC、ビタミンB群、カロテノイドなどがある。
①ビタミンC
ビタミンCは、野菜類、果物類、イモ類やデンプン類、嗜好飲料水などに多く含まれている。
骨や腱などの、結合たんぱく質であるコラーゲンの生成には欠かせない。
このためビタミンCが不足してしまうと、コラーゲンが合成されず、血管がもろくなったり、出血しやすくなる。
また、毛細血管、歯、軟骨などを正常に保つ働きがあるほか、ストレスや風邪などの免疫力を高める作用や、皮膚のメラニン色素の生成を抑制して肌荒れを防ぐ作用もある。
最近では、ビタミンCの抗酸化作用も注目されており、老化の抑制や、がんや動脈硬化の防止効果も期待されている。
人の体内では、ビタミンCを合成することができないため、バランスの良い食事から摂取する必要がある。
②ビタミンB群
ビタミンB群は、さまざまな酵素の補酵素として働いており、特にビタミンB群は、私たちが生きていくためのエネルギーを作るのには欠かせない栄養素である。
また、ビタミンB群は、脂質を酸化から守る働きや心を健やかに保つ作用もあると言われている。
しかし、ビタミンB群は、食品から単体で摂っても働けず、体の中で働けるようになるためには、いろいろなビタミンB群がお互いに関係している。
ビタミンB群に属する栄養素としては、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸などがある。
いずれも現代では不足しがちな栄養素である。
ビタミンB群が不足しやすい理由は、食品の加工・精製・保存などの技術が進み、食品が変化していることや、ストレスやアルコール、過食や、妊娠、過労などでビタミンB群の消費が増えていること、抗生物質の長期服用にて、腸内バランスが乱れて合成ができなくなっていること、などがあげられる。
ビタミンB群は、植物性食品の中に多く存在している。
③カロテノイド
緑黄色野菜の成分でもあるカロテノイドは、植物に広く存在する色素成分である。
水に溶けにくく、油に溶ける性質があり、大きく分けてキサントフィル類とカロテン類の2種類に分けられる。
これらは、強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の発生を抑え、取り除く作用を持っている。
このため、活性酸素によってつくられる過酸化脂質が引き起こす動脈硬化や、老化やがんの予防にも効果的だとされている。
カロテノイドは、緑黄色野菜のほかに、ワカメやヒジキなどの海藻類、エビ、カニなどの甲殻類、パパイヤやマンゴー、スイカや柑橘類などにも多く含まれている。
※以上、新谷酵素HPより
我々のカラダは食べたものでできている
酸化した食べ物を食べれば
病気のカラダになってしまい
新鮮で酵素の多い食べ物を食べれば
元気なカラダを作ることができる
何を食べるか?で
健康になるかならないかが決まる
それに加えて
常に体内の酵素の量を豊富な状態に保つことが
健康を維持していることに
大変重要だということが分かった
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