12月19日までに
西洋占星術において、木星は「幸運」を司る注視すべき星だ。
逆行中の木星が10月28日から12月19日まで魚座に入ることで、我々は今後12年間を左右する大切な振り返りのときを迎えている。
西洋占星術では1年間の運勢をみるとき重要視するのが「木星」である。
木星は成長や発展を促す惑星とされていて、「幸運のありか」を示しているとても大切な星。
この木星が自分の星座にめぐってきたときは、とてもラッキーな年になるとされている。
年末年始になると雑誌やWEBの占い記事で「12年に1度の大幸運期」などと書かれているのを目にするが、この「12年に1度」いうのは、木星の公転周期は12年だからである。
12年に1度のスパンで木星が自分の星座にめぐってきて、そのときが12年ぶりに訪れる大幸運期となるわけである。
このように西洋占星術では貴重な吉星である木星だが、天文学ではどんな星なのか、専門的に学んだ人以外はそんなに詳しく知らない。
木星がどんな天体なのかを知ると、占星術で重要といわれるゆえんが、とてもよく分かる。
木星は太陽から数えて5番目の惑星で、太陽系の中では最も大きな惑星である。
大きさは地球の約11倍、重さは約320倍。
実はこの木星には地面がない。
なぜならこの天体は小さな中心核を囲む大気で構成されている「巨大ガス惑星」だからである。
その組成は約90%の水素と10%のヘリウム。
これは太陽とよく似ている(太陽は水素が約95.1%、ヘリウムが約4.8%)。
とても高温で圧力が高く、宇宙ロケットでも木星に近づくことができないほどである。
つまり太陽系の中で、木星は太陽についで大きな惑星で、太陽と組成成分が似ているというわけである。
それを古代の天文学者はまだ知らなかったと思われるが、この天体が太陽につぐ重要な星だということは感じ取っていたようである。
太陽系の中では最大の星なので、地球からもよく見え、太古の時代にも明るく煌々と光り輝いていた。そして名前を、ローマ神話の最高神である「Jupiter(ジュピター)」と名付けたのだった。
その木星が現在、イレギュラーな動きを見せている。
2022年7月末から牡羊座のエリアで逆行を開始(逆行とは地球から見たとき、逆方向に動いてみえる天体現象。)。
そしてこの10月28日に星座をまたいで、ついに魚座へと入っていった。
木星の逆行自体は決して珍しい現象ではない。
毎年1度は逆行する時期がある。
しかし今回の逆行には占星術的にみて特別な意味が込められているのである。
2022年5月11日に、木星は12星座の1番目の星座、牡羊座のエリアへと入った。
12星座の1番目である牡羊座に入ることは、新たなステージを意味する。
牡羊座はフロンティアスピリット、すなわち開拓精神を表す星座。
行動力を司り、未開の地をどんどん切り開いていくのが特徴である。
5月に木星がこの牡羊座に入ることで、世の中は変化する方向へと加速していった。
牡羊座は物事を推し進めるパワーが12星座イチである。
世の中に新しい価値観が生まれたり、これまでと違う勢力が台頭してきたり、いろんな分野で新たなエネルギーが力強く芽吹く時代へと入ってきたわけである。
もちろん個人的な運勢でも、多くの人が「これまでとは違う」という転換期の波を感じていることであろう。
ところが、その木星がここへきて牡羊座をいったん離れ、12星座の最後の星座である魚座へと逆戻りしたのである。
それは占星術的にみても、とても興味深い現象であった。
木星はここでもう一度、今までの人生を振り返ることを促しているのである。
これまでの人生を振り返り、自分がしてきたことや培ってきた考え方、価値観といったものを見つめ直し、新たな時代に何ができるのかをしっかり考えなさいと、われわれに告げているのである。
しばしの間、過去を振り返りつつ体勢を立て直す時間と余裕を、木星は与えてくれているわけである。
◆体勢を立て直すなら…
おそらく時代の流れの波に対して、準備ができていない人も大勢いると思われる。
「なんとかしなくちゃ」「新しいことを始めなければ」と気持ちははやるものの、現状の生活に忙殺されてなんらアクションを起こせずにいる人もいるであろう。
そんなわれわれにとって、仕切り直しの猶予期間が、10月28日から始まるのである。
この猶予の期間は10月28日から12月19日までの約1カ月半。
年末に向かうこの時期、今年の初めからやってきたことを振り返るにはベストなタイミングといえる。
ぼんやり過ごしてしまうと、せっかく木星がくれた猶予期間を無駄にしかねないので、意識して有効に活用していくことが大切だ。
とはいえ、「振り返りなさい」とか「体勢を立て直しなさい」などと言われても、何から手をつけていいかわからない人も、実際は多い。
悠長に考える暇もなく、日々の生活に流されがちだからである。
◆木星のパワーを最大限にする、開運アクション
1. 過去12年間を振り返る
まず、過去12年間の人生を振り返ってみる。
というのは、12年前にも木星が牡羊座に入る運勢が来ていたからである。
12年前というと2010年(平成22年)、何をしていたか、記憶を呼び起こしてみる。
この12年間で「自分がやってきたこと」「成し遂げたこと」を挙げてみる。
それができたら、次は「自分ができなかったこと」「叶えたいと思っていたのに達成できなかったこと」を考えてみる。
自分ができたことと、できなかったことが明白にする。
できたことはおそらく得意なこと。
できなかったことは苦手なこと。
こうして書き出すと、次の12年間の課題や目標が見えてくる。
2. 反省しよう。反省しないと前に進めない!
1を踏まえて、この12年間の反省をしてみる。
「私って、こういうところがダメだな」と思う点を、目を逸らさず直視する。
12星座の最後の星座である魚座に木星が入っているときは、「反省」が一つのテーマになる。
誰でも自分の欠点は直視したくないもの。
そのため無意識のうちに潜在下に押し込んでなるべく意識しないようにしている。
魚座は「潜在意識」を司る星座でもあるので、その潜在下にあえてアプローチして、自分の欠点を引っ張り出して顕在化させる。
そしてきちんと反省するのである。
ここでその作業をしておくと、木星が牡羊座に入ったときに反省点を克服する力が働いて、運勢が大きく開けていく。
もしこのタイミングで反省をしていないと、次の12年間でもまた同じような失敗を繰り返しやすい。
たとえば……
・行動が遅い。やるまでに時間がかかる
・できない言い訳をしてしまう
・集中力が足りない。根気が続かない。すぐ飽きる
・好きな人の前で素直になれない
・NOが言えない
などなど。
3. 後悔しているならどこで間違ったのか分析する
過去12年間を振り返って反省していると、後悔も出てくるであろう。
「あのときこうしておけばよかった」「あれが間違いの元だった」など思い当たることが出てきたら、どうしてそんなことになったのか分析する。
この作業も「潜在下から顕在化する」作業の一つである。
木星が魚座にいるうちに自分の過去の失敗を認めてきちんと後悔することができれば、木星はやり直すチャンスを与えてくれる。
たとえば……
・あのとき会社を辞めればよかった。辞められなかったのは、自分のやりたいことが決まっていなかったからだ
・あのとき結婚しておけばよかった。できなかったのは自分のプライドが原因だったと思う
4. 自分と畑違いの人に連絡をとろう!
木星が牡羊座を運行するときは、新しい時代へと入っていく。
それを柔軟に軽やかに生き抜いていくには、これまでの価値観に縛られていてはいけない。
人は今までの経験をもとに、自分の価値観で物を判断し、決断し、行動する。
でも自分の価値観が時代に合っていなかったり、そこにいつまでも固執していたりしたら、新しいものを取り入れることが難しくなる。
それを防ぐのが、自分とまったく違う職業や生活をしている人とコミュニケーションをもつことである。
仕事が異業種の人は、ビジネスの仕方も違うし、関わる業界の状況も異なる。
そうした知らない世界の話を聞くことは、とても刺激になる。自分が今いる環境では「常識」であることが、他の分野では「非常識」かもしれない。
職業の違いだけでなく、外国人など異文化で育った人や、自分と世代の違う人、立場の異なる人とも積極的に交流すると良い。
このタイミングで新しい刺激を受けておくと、次の12年間は今までにない思い切った決断や行動ができるはずである。
5. 情報と知識をインプットする
運勢の転換期には、情報と知識が運勢発展の鍵となる。
それらを持つ人とそうでない人とでは、発展の仕方がまったく違ってくるからである。
これからの12年間で大きな成功をつかむためにも、今のうちに情報と知識をインプットする習慣をつけておく。
読書は一番おすすめである。
なるべくデータや内容が新しい最新刊を読むようにする。
小説やコミックが好きな人は、それを読むのでも良い。
自分の知らない世界、たとえば医療や法曹界といった専門職が舞台のもの、世代の違う人たちの恋愛ものなどは、今の世相を反映した内容が多く、情報や知識を増やすきっかけになる。
また、ニュースにも目を通して、旬の情報をアップデートする。
メルマガなども、忙しいとつい見もせずに削除しがちだが、ざっとでいいから目を通しておくと入ってくる情報量が格段に違う。
さらに余裕がある人は、セミナーに参加するのも良い。
無料の講習会や数千円で受講できるオンラインセミナーもたくさんあるので、興味のあるものや流行りのテーマのものはどきどき参加してみると良い。
6. 自分のセルフポートレートを撮っておこう
振り返りの作業をするときに、とても有効なのが過去の写真を見ることである。
12年前にどんなことがあったのか、その当時の写真を見ると走馬灯のように記憶が蘇ってくる。
写真は記録である。
自分の人生を写真というデータに写しとって保存しておくことは、とても意味がある。
落ち込んだときに過去の写真を見ることで、再び意欲が出てくることもあるだろう。
忘れかけていた重要なことを思い出すきっかけになるかもしれない。
次の12年後に、自分の成長した姿を確認するためにも、ここで今の自分を撮影しておく。
とびきりかっこよく、おしゃれな姿で撮っておくこと良い。
自分の写真にはエネルギーが込められるといわれる。
後から見返したときに元気やパワーがもらえるように現時点で最高のポートレートを撮っておく。
☆12星座別幸運をもたらすキーパーソン
以下は、木星が魚座に入っている12月19日までに、ぜひ関わってほしいキーパーソンの星座である。
12星座別にその星座の人が、今の自分に何をもたらしてくれるのかも一言添えてある。
このキーパーソンの言葉や行動には、今のあなたが学ぶべきことがたくさんあるはずである。
その人とのちょっとした会話の中にも、木星からのメッセージが隠されていそうなので、意識して接してみるようにする。
★牡羊座
Key星座:獅子座(7/23〜8/22生まれ)
あなたの夢や希望をカタチにする手助けをしてくれる
★牡牛座
Key星座:蟹座(6/21〜7/22生まれ)
あなたの代わりに動いてくれる
★双子座
Key星座:天秤座(9/23〜10/22生まれ)
すばらしい人物を紹介し、つないでくれる
★蟹座
Key星座:乙女座(8/23〜9/22生まれ)
今すべきことを教え、悩みや問題を解決してくれる
★獅子座
Key星座:射手座(11/22〜12/21生まれ)
アクションをうながし、やり方を教えてくれる
★乙女座
Key星座:蠍座(10/23〜11/21生まれ)
「本物」かどうかをこっそり教えてくれる
★天秤座
Key星座:水瓶座(1/20〜2/18生まれ)
「当たり」はどれかをこっそり教えてくれる
★蠍座
Key星座:牡牛座(4/20〜5/20生まれ)
あなたに足りないものを補ってくれる
★射手座
Key星座:牡羊座(3/21〜4/19生まれ)
あなたの背中をいい方向へと押してくれる
★山羊座
Key星座:魚座(2/19〜3/20生まれ)
苦楽をともにしてくれる
★水瓶座
Key星座:双子座(5/21〜6/20生まれ)
あなたの欲しいものを差し出してくれる
★魚座
Key星座:山羊座(12/22〜1/19生まれ)
お尻を叩いて成功へと導いてくれる
※以上、VOGUE RECOMMENDSより
12月19日までのアクションは
次の12年間を
左右するカギを握っている
木星のパワーを余すことなくキャッチして
幸せに向かって進んでいこう!
12年後も笑顔で迎えられますように…
『おまけのお勧め』 https://ism-asp.com/order/af?ai=e222pv7xtxar1pq6e2q51k8x 【メルマガ登録はこちらから】 https://home.tsuku2.jp/mlReg/?scd=0000083728
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