占術⑤【風水】
風水は5,000年以上も昔の中国で発祥した環境哲学であり、自然と人々の暮らしをより良いものにするための智慧として受け継がれてきたものである。
「風」は気の流れやエネルギーの流れなど目に見えないものから、実際に体で感じる空気の流れのこと。
「水」は空中に含まれる水分をはじめ、自然界全体の水のことを指す。
風水という言葉が誕生したのは、中国の晋の時代に活躍した郭璞(かくはく・276~324年)によって伝えられた「葬経(そうきょう)」という古典書がはじまりだと言われている。
風水という言葉が誕生する前、風水は「堪輿」(かんよ)、地理(ちり)、などと呼ばれていた。
中国の風水では、天・人・地の3つの「気」が調和することを大切にしている。
※中国の風水の流派の一つ「巒頭派風水(らんとうはふうすい)」(地理、地勢、目に見える姿形に注目して吉凶の判断を行う風水術)を基本とする。
天とは、天体の動き、つまり暦の流れ(時間・タイミング)のこと。
地とは、大地からのエネルギーを含んだ自然環境、場所、空間のこと。
これらの天の気と、地の気に、人の気が加わり「調和」することで、自然からの恩恵を最大限に受けられることが、風水の理想形と言える。
伝統的な中国古来の風水は、大きく分けて2つの分野に大別される。
①陰宅風水
亡くなった人を埋葬するために使う、お墓の風水。
②陽宅風水
住む家やマンション、ビルなどが建つ土地、建物の吉凶を看るときに使う風水。
イメージするほとんどの風水は、「陽宅風水」の分野に入る。
陽宅風水は、姿形から読み取ることができる「気」の存在や、時間の流れから読み取る吉凶など、「私たちが快適に暮らすためにはどうすれば良いか?」を教えてくれる判断方法の一つである。
「巒頭」について
目に見える姿形のことを、風水では「巒頭(らんとう)」と呼んでいる。
巒頭は、時間や方位といった目に見えない存在とは違い、目に見える山、河、土地や建物、室内であれば間取りや家具、柱なども対象となる。
この目で確認できる身の回りの住空間、環境を「風水」で綺麗に整えることにより、より快適な住まいを手に入れ、より良い環境の中で暮らすことにより、家の気、人の気が自然に整い、結果的に運気が良くなっていく。
これがすなわち風水を活用するということである。
風水の基礎となるものについて
①陰陽理論
あらゆるものを相対的に表している。
風水においても、陰と陽の役割を理解し、上手くバランスを取りながら活用させることが大切。
②五行思想
五行とは、中国古来からの自然思想であり、この世の万物は「木・火・土・金・水」の5つの要素から成るという関係性を表すもの。
五行には、相手を生かし運気を強める「相生(そうじょう)」の関係、相手の良い部分を奪ってしまう「相剋(そうこく)」の関係がある。
「相生」の関係を上手に活かし、「相剋」となるような関係を避けることが、風水を実践していくための基本となる。
注) 日本で風水と言えば、九星気学や家相 の考え方をベースとしたものが主流だが、それとはまた異なる見方をするのが中国に伝わる伝統的な風水術である。
人生で、周囲の「環境」なしには生きていけない
つまり、環境が人生に影響を与えるのである
まず環境を考える「風水」は
人生を豊かにしてくれるものだと考えることができる
風水を取り入れて環境改善を図ること
風水は工夫次第でいくらでも未来を変えることができる
良い方向へ、よりよい環境へと変える
風水の基本理念はそこにある
住み良い環境を作って
良い運をどんどん取り入れよう!
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