東芝TOBで非上場化
ニュース
東芝のTOBについて年内にも非上場化されるというニュースが発表されました。(参考:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230920/k10014201571000.html)
TOBとは
TOBとは上場している企業が株式の非公開化のために一般に出回っている自社の株式を買い取る形で実施されます。
(くわしくはhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E5%85%AC%E9%96%8B%E8%B2%B7%E4%BB%98%E3%81%91)
TOBの理由/もの言う株主とは
上場企業がTOBを実施する理由にはさまざま存在すると思われますが、今回の東芝のTOBについては主に『もの言う株主』を排除することが目的だと考えられます。
『もの言う株主』は株式を一定数保有しておりその企業の経営などに積極的に提案をおこなう株主のことを指します。(参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%93%E3%82%B9%E3%83%88_(%E6%A0%AA%E4%B8%BB))
『もの言う株主』の割合が増えると、(『もの言う株主』は短期的な自らの利益のみを追求するため)会社の経営を長期的に進めることが難しくなったり、経営の混乱が起きるとされています。
もの言う株主が増えた背景
東芝においては2017年に大量の出資を受けるとともに多くの『もの言う株主』をかかえる形となりました。これが原因でこれまで経営がうまく進められなかったと考え、TOBをもって『もの言う株主』の排除に移ったのだと考えられます。
(参考:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230405/k10014028561000.html)
東芝の買収元について
ちなみに今回、東芝を買収する元のJIPは過去にすかいらーくの買収なども実施していたようです。
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