見出し画像

夢が叶った家族スキー@戸隠スキー場 #034

車の窓から見える一面の雪景色。
山奥に入るにつれ、雪がこんもり積もった木々が道の両脇から囲むようにフロントガラスに映る。
その景色に、嬉しくなってわくわくして。
けど、「ただいま」という気持ちが1番しっくりくる。

フロントガラスから見える雪景色

大学4年間をスキーサークルで過ごし、毎年数週間単位で居候しながらスキーに明け暮れていた私にとって、雪山は故郷のような場所。
今年は、その学生時代の場所、戸隠スキー場に家族で行くことができた。
夫も同じスキーサークルのため、冬のスキーは共通の趣味としてもちろん定番。子供が1人、2人と増えても、抱っこやおんぶしながら滑ったり、子供達にスキーを教えたり。
長時間運転して雪山に来ても、気分の波があるのが幼い子供達。寒いー、、足痛いー、、もうスキー嫌や!とゴネられ、なだめすかし。そんな気持ちを切り替えてもらうためのスノーブーツ、雪遊び用グッズ、甘いお菓子はリュックに常にぱんぱんに詰め込んでいたもの。
それもこれも、いつか山頂から家族5人で滑り降りたいと夢見ていたから。幼子かかえながら、我ながら良くやってたなぁと思う(今、同じこと絶対できない、、)。

けれど。
気づけば、その夢が叶っていたのだ。
リフトを乗り継ぎ、戸隠山頂まで登る。
もう誰も大人の助けは要らず、子供達だけですいすいとリフトに吸い込まれていく。

山頂に到着し、「さぁ、滑ろー!」と声をかけたら、みんなそれぞれ自由気ままに滑り降りていく。
股の間に末っ子を挟んで、八の字で足をプルプル震わせながら滑ったのはいつだったっけ。

子供達のスピードが速すぎて、
スマホ片手にはなかなか追いつけない、、

眼下に広がる山々と青空を眺めながら、家族5人で斜面を滑る。私も風をきって、好きに滑る。
気持ちいいー!楽しいー!

あれ?もしやこれ、夢叶ってる!?
昔から思い描いてた夢、叶ってる!!

滑りながらそのことに気づいて。
最高ーー!って叫んじゃいました。

来年、再来年と、受験が続くので、これが最後の家族スキーかもしれないなぁと思いながら、一瞬一瞬を噛み締めた旅。
夢を叶えたいとゼーハー踏ん張ってた頃は、そんな日が来るとは信じられなかったけど、ある日気づけば叶ってる。手の中にある。
夢ってそんなものなのかもしれない。

また帰って来たいなぁ。
戸隠の雪はやっぱり最高だった。
年の瀬に充実のスキー旅となりました。

末っ子作のちびっ子雪だるま達

***
ゲレンデでお昼休憩していたら、私達が所属していたスキーサークルの現役生を偶然発見!
声をかけずにはいられず、話しかけてみたところ、ちょうど合宿が終わったところだった模様。
20年以上も経つのに、こうして活動が続いていることが感慨深く、繋がりを感じたひとときでした。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集