介護私記 ケアマネさんというギャンブルを勝て!20230425−2
3人目は大浜さんと呼称しよう。仮名大浜さん、女性多分50代、大ベテラン、現役看護師でケアマネを兼任、経歴として訪問入浴、介護施設に看護師勤務経験あり、茶色のアウターを好んで着る、たまに吐く嫌味が強烈、病院に付属する事業所に勤務する看護師だがケアマネージャーも担当することがあるが抱える件数は少なめらしい。
前提の説明をしよう。ケアマネの松島さんが体調がよくないということで2月末で職を離れるということになった。その時に示されていたのが、同じ事業所で別ケアマネに担当してもらうか、別事業所で新しいケアマネに担当してもらうかだ。前者の場合1人目に担当になったケアマネさんに当たる可能性があった。私たちはあまりいい印象を抱いていなかった為に別の人がいいと希望したが受け入れられなかったため、利用していた訪問看護ステーショ ンについていた事業所に切り替えを行った。
事業所を変更するとそれに伴って契約を再度交わす必要があるのでここは手間になってしまう。そして契約後再度、担当者会議を行い関わる全員で集まる必要がある。ここも面倒な点だな。
いざ新しいケアマネさんと初顔合わせ。しかしながら、その顔は見覚えがあった。祖母の訪問看護に来る看護師さんはやく10名ほどがローテーションして2人ずつくる。その10のうちの1人が大浜さんだった。小柄で少し高めの声で、方針の説明を受けた。内容は1週間毎日オムツ交換は誰かしら何かしらのサービスを利用して基本的に家族はオムツ交換はしないとうい方針だった。
月曜日訪問入浴、火曜日訪問看護、水曜日ヘルパーさん、木曜日デイサービス、金曜日訪問看護、土曜日ヘルパーさん、日曜日ヘルパーさんと言った具合だ。よって家族は主に食事とヘルパーさんの日のみ傷の処置を行うということとなった。非常に助かる。
そして各週ごとにショートステイを利用し、1週間大変でも耐えれば次週ショートステイに行ってくれるというローテーションも作ってくれた。またこの構成のスケジュールにしたのは仮に何らかの理由でショートステイが利用できなくなり家に戻されてしまった場合でも曜日ごとのサービスに翌日から切り替えられるという利点も示してくれた。この1週間の構成に救われる場面が2度あった。
そして大浜さんが優秀ということともう一つ訪問診療、訪問看護、ケアマネさんを同じ病院の看護ステーションを返して情報のやり取りをしてくれていたというのも大きかった。迅速にサマリー(体の状態や患部、処置の方法、回復具合、処置に使う医薬品の指定、体位指定などが書かれた文書)の共有とそれに準じた物品の提供など。この連携によって金銭的にも治療、処置にも下支えしていただい。なのでこの点はかなり重要である。