「ハケン占い師アタル」感想
”他人のあらゆる事が見える能力”を駆使して派遣社員アタルが世の中の働く人々が抱えている問題に喝を入れながらも解決していく社会派コメディードラマ。
主演は杉咲花さん。その他のキャストには志田未来さん、板谷由夏さん、志尊淳さん、小澤征悦さんなど豪華キャストが勢揃い。
脚本、演出には遊川和彦さん。「女王の教室」や「家政婦のミタ」「過保護のカホコ」「同期のサクラ」など数々の有名なドラマの脚本を務めている。
それでは個人的な感想のお時間。何の知識もない一成人女性の戯言です。
遊川さんがつくるドラマは現代社会で生きる人々の多くが抱えているであろう悩みをドラマの登場人物に抱えさせ物語が進む中で主人公がひとつひとつ解決していく内容が特徴的。(抱えさせってなんか言い方悪いかな。語彙力のなさ。しょぼん。)
そしてその主人公が変わり者なのも特徴。
物語が進むにつれて主人公がだんだん周りに受け入れられていくところも見どころの一つ。かな。
現実の社会の中で起こる問題や環境で進む物語にしては割と非現実的な設定だなとも思う。
まあ多様化が認められつつある世の中という面では現実的だが。
話の流れも結構無理やりなところもある。そんなんで人の心は動かせるのか。ありえないな。ドラマだから許される事だな。
そんな感想を持つ人も多そう。私もその一人。
でも私はこのドラマをドラマだから。と非現実的物語だとは感じなかった。
きっと流れはどうであっても、この世の中を生きる人々の多くが(自分も然り)心の中で知っている、気づいているけど忘れてしまっていたことをストレートにぶつけて思い出させてくれるからであろう。
自己啓発本のドラマ版みたいな感じ。それだ。
私自己啓発本すきだからこのドラマ好きなんだ。納得。
ありのままの自分でいい。いらない人間なんていない。
そんな綺麗ででもこっぱずかしい言葉、誰も言ってくれないもんね。
きっと一回前向きにさせてくれるやつだ。結局前向きになったって行動に移さなきゃ何も変わらないんだけどね。
あ。話ずれたから話戻そう。
このドラマは現実の厳しさを突きつけるドラマでも、非現実世界を客観的に楽しむものでもなく、生きてく中で根本的に大事なことを気づかせてくれて、色んな事あるけど明日からもがんばろうって思わせてくれるドラマ。
綺麗事多いけどね。
でも綺麗事を信じて生きることも重要なんだろうな。
こういうドラマが世の中を支えてきた部分もあるし、いろんな人の心に刺さっていることだろう。
というか、こういうドラマを見て、よしっがんばろうって思えた自分の純粋さもなんだか嬉しかったり。照れ。
辛いこととか悲しいことの方が多いし、気持ちが前向きだからって上手くいく保証もないんだけどさ。
なんか。明日もがんばろーっと。
あれ、これ感想だったのかな。