参考にならないCFAlevel1合格体験記

はじめまして!おきょんです。

今回CFAlevel1を秘密裡に受験し、しれっと合格しましたので、合格体験記としてこちらを寄稿いたします。

なお、先に忠告しておきますが、こちらの体験記はおそらくほとんどの人にとって参考になりません。ただの自己満投稿ですので、教科書としてではなく、刹那的に消費するための読み物としてご鑑賞ください。

【プロフィール】
・東京大学卒
・自主ゼミでコーポレートファイナンスには多少触れたことがある程度
・日系金融勤務(非専門職)の社会人2年目

①プロローグ
学生時代からその存在は知っていて、なんか格好いいなあ程度には思っていました。内定者時代にOB社員との懇親会で、持っていたら箔がつくよと教えてもらい、実際に配属先で自分の上司も保有していて、多少モチベは高まりましたが、申し込みするまでには至っていませんでした。

②運命の出会い
当時は会社の独身寮に住んでいたのですが、ある日ゴミ捨て場に行くと、青緑の本が紐に縛られて置いてあるのを発見しました。興味本位で覗き込むと、それがまさかのSchweser一式だったのです。 5年以上前の版でしたが、level1で聞かれるような理論的な内容は昔から変わらないだろうという確信があった私は、捨てられかけたSchweserとの出会いに運命を感じ、試験を申し込んでしまいました。もちろんSchweserは回収しました。(持ち主の方、メルカリで売れば1万円は儲かったと思うのですが、、、)
当時は1ドル140円くらいだったので、登録料と試験料で17万円もして、1か月分の給料を全部飛ばしたことになります。この17万円が自分にとって大きすぎるプレッシャーになるのですが、それは後の話。

③勉強しない日々
こういう教材に出会ったときあるあるだと思っていることがありまして、最初は勉強するんですよね。新鮮ですし、やる気がありますし。ところが一定の期間を過ぎると、途端にやる気がなくなってくるんです。私はEconomicsから勉強を始めたのですが、テキストを1周したタイミングで見事やる気ゲージを使い果たしました。
同時期にハマっていたのが『ペルソナ5ザ・ロイヤル』というゲームでして、これが神ゲーすぎたのが良くなかったです。CFAなんてそっちのけで平日も休日もゲームに没頭し、気づけば1か月で100時間プレイしていました。ここでCFAに没頭して100時間勉強していれば後々とっても楽だったと思うのですが、ペルソナのほうがCFAより明らかに面白いので、仕方ないですよね。全く後悔していません。みなさんもペルソナやりましょう。

④さすがに焦り始めた2か月前
Economicsだけ1周したまま凍結していたCFAライフですが、2か月前くらいになってさすがにこのままではまずいと思い始めました。5000円くらいのTOEICなら別に受けなくてもまあいっかで済むのですが、なんせ17万円かかってますからね。そろそろ本腰を入れて勉強しようと思い立ちました。
ここで問題になったのが残り時間です。どう考えてもテキストを全部回していては時間が足りません。Economicsのときも勉強は端折っていて、Key Conceptsだけ読んでModule Quizを解き、わからなかった部分だけ中身まで読むということをしていたのですが、それでも間に合いそうにないです。さあどうしましょうか。

⑤勉強しかしない日々
たどり着いたのが、Mock Examだけひたすら解く戦法でした。所詮試験は本番で問題が解ければそれでよいので、本番と同じ形式で練習していけば点数も上がるだろうと考えたためです。証券アナリストの勉強と並行してやっていたため、英語とはいえ概念はおおむね知っていたので、わからなかった箇所だけテキストを見たり、大野先生の日本語テキストを読んだりして補いました。
平日は仕事が忙しくほとんど勉強できなかったため、休日をほぼ勉強に充てました。平日も休日も自由がなくなり、5月は本当に何のために生きているんだっけと思うくらい辛かったです。(GWすべて図書館で勉強している自分を俯瞰してみたときに、さすがにこたえました)
証券アナリストだけでもかなりきついのに、CFAなんて申し込んでしまった過去の自分を本当に恨みましたね。内容がかぶってるから並行して勉強したら効率がいいと思っていたのですが、全然そんなことなかったです。性質が違う試験なので、一方の演習をしているときもう一方の演習にはならないという悲しい現象が起こります。
とにかくこれが終われば解放されるという思いだけで、ずっと勉強していました。もう直前に詰め込むのはやりたくないです。

⑥本番
ネットでもよく書かれていることですが、本番は思ったより簡単でした。簡単というと失礼ですが、つまりはちゃんと勉強していれば点が取れるような、オーソドックスな問題が多かったということです。Mock Examは多少難しめに作られているのかと思います。試験が終わった日は、開放感があるのかと思いきや全くそんなことはなく、来るべき証券アナリストの2次試験に向かって走り出したのでした、、


【終わりに】
得点についてはTwitterの画像を見ていただきたいのですが、勉強時間の割には比較的良い点数で合格できたと思います。(そんなことより17万円をドブに捨てずに済んだことが一番うれしかったです)
各教科の詳しい勉強方法については、また次回投稿してみようと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。


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