『全ての出会いには意味がある!』ダメでも無駄でも結果なんてどうでもいいから、その時々で『自分の正直な気持ち』を伝え合おう!決して『後悔』しないように。
(20240615~16 14:44 19:19 修正・追加文章あり)
ドラマ『9ボーダー』
次女の七苗は記憶喪失の男性=コウタロウ(実名は『悠斗』)と出会い、付き合うように。
でも、コウタロウを知っている人から連絡が入り、コウタロウは、一旦、自分の家に行ってみる…と旅立った。
今回は、七苗とコウタロウ、七苗と姉妹のやり取りのセリフに感動し、色んな事を思ったので、また長くなりましたが、正直に書きたいと思います。
まずは、『深いセリフ』を抜粋した文字起こしから。
~~~
七苗
「彼を長い間、待っている人がいるの。
だから、もう忘れる!」
年の離れた弟の九吾
「また後悔するの?
母さんが出て行った時、言えなかったんでしょ?
『行かないで!』って。
ダメでも無駄でもいいから、伝えなよ!」
この弟の言葉に触発されて、七苗はコウタロウを追いかけて行った。
~~~
妹の八海
「信じられない!
あの遠慮しぃ~の、すぐに『自分はいい!』って引いちゃうような七姉ぇ~が?」
姉の六月
「八海も覚えとくといいよ!
人は年を重ねるとね、自分を守るのがうまくなって、傷付く事を上手に回避するの。」
父親
「自己防衛ってやつだな!」
姉の六月
「でも七苗は、傷付いても恥をかいても、追い掛けるって決めた!
すごい覚悟だと思う。」
~~~
コウタロウの会社に行ったが会えなかった七苗は、そこで、コウタロウの婚約者の女性と、バッタリ会う。
コウタロウの婚約者の百合子
「悠斗さんには、ここでの生活に慣れて、少しずつ元の自分を取り戻して貰えればと思っています。
どうか今は、そっとしておいて下さい!
お願いします。」
と言われ、七苗は身を引く決心をする。
~~~
コウタロウから電話が入り、『一通り向き合って整理出来たら、そっちに戻る』と言われた七苗は、『私は仕事で忙しいから、コウタロウさんもそっちで頑張って!』と、コウタロウを突き放す。
実家に戻って、姉妹達に気を遣われ、
七苗
「もう終わり!
好きになんて、ならなきゃ良かった!
会わなければ良かったのかな…。」
~~~
自分のオフィスの男性社員と話す、姉の六月
「もちろん、(コウタロウさんに)戻って来て欲しいけど、先の事なんて、誰にもわかんないし、でももし、2度と会えないとしても、好きにならなきゃ良かったなんて、思って欲しくない!
意味のない出会いなんて、ないんだから!
私は、そう信じてる!」
~~~
姉の六月の40歳の誕生日に、3姉妹で話している。
八海
「誰かと結婚したらゴール!ってわけじゃないし。」
六月(離婚したばかり)
「それは、1番身に染みてわかってる。」
七苗
「でも、これだけは言わせて!
い~な~って思える人と一緒に居られる。
これって、すごい事だよ!
よく考えて!後悔しないように。」
その時、コウタロウから電話が入るが出ず、姉妹から何故出ないのか聞かれる。
七苗
「こうするしかないの。
こうやって忘れるしか…。」
八海
「忘れられないよ。
思ってるだけじゃなくて、伝えないと!
気持ちに区切りつかないよ!」
六月
「好きにならなきゃ良かった?
コウタロウさんと出会わなきゃ良かった?
そうやって、全部、無かった事にしちゃうの?
七苗、さっきの言葉、そのまま返す!
よく考えて!後悔しないように。」
姉妹の前で、コウタロウに電話を掛ける七苗
「会えたから…、コウタロウさんに会えたから頑張れた!
あの時、抱えてた事、黙って聞いてくれて励ましてくれて、コウタロウさんを好きになって、本当の自分を取り戻せたの。
(実家のお風呂屋の改装オープンの話をして頑張ると言う。)
コウタロウさんと出会えて良かった!」
コウタロウ
「七苗、俺は…、俺は…、こっちの生活に戻ろうと思う。
芝田悠斗に。
だから、心配しないで…。」
七苗
「コウタロウさんと出会えて良かった!
有難う!」
コウタロウ
「俺の方こそ!」
七苗
「元気でね!」
コウタロウ
「七苗も元気で!」
電話を切る。
七苗(涙が溢れながら)
「どうしよう…大好きだった…」
姉妹が七苗に寄り添い抱き締める。
~~~~~
(和多志の体験談と感想)
『ダメでも無駄でもいいから、自分の気持ちを相手に正直に伝える』
これって本当に大事だと、和多志もつい最近(4月に)、気付きました。
黙っていても、相手に気持ちは伝わらないし、『勘違い』される事が多かったですからね。
それに、相手に言いたい事を我慢して言わないと、『心に汚泥が溜まり続ける』事にもなりますからね。
それにしても、兄弟姉妹が多いと、兄弟姉妹も人間関係だし、幼い頃から一緒に居る分、同じ思い出もあるし、他人よりもよく知っているし、その上で『お互いに寄り添い合える』っていいですね。
和多志も、こんな風に、『心に寄り添ってくれる姉妹』が欲しかったです。
長男の兄とは8歳も違うし、両親と兄は仲が良かったですが、和多志ひとり、『家族のスケープゴート』にされていたので、婚家でも同じでしたが、家族に『心に寄り添ってくれる人』などおらず、逆に皆から全責任転嫁され責められ続け、ストレス発散のマトにされ、幼少期からずっと『孤独』でしたから、心底、羨ましい限りです。
『迷っている時や、無意識に自分を抑え込んでいる時、静かに背中を押してくれる言葉を言ってくれる人』が身近に居るって、本当に幸せな事だと思います。
~~~
『年を重ねると自分を守るのがうまくなって、傷付く事を上手に回避する』
和多志は、幼少期からずっと、家族に『自分を守ってくれる人』が誰もおらず、逆に、『ストレス発散のマト』にされ、散々粗末に扱われ、『身心共に傷だらけの人生』だったので、この『自己防衛本能』が異常に強化され、『人間不信と男性恐怖』は、未だ治っておらず、多分に最期まで治らないと思います。
常に、『心に寄り添ってくれて応援してくれる姉妹・家族が居る』って、本当に羨ましい限りです。
七苗は、和多志の性格とダブります。
常に相手の事ばかり考えて、相手の為を思い、自分は何も言わず身を引く。
和多志も、実家や婚家はもちろん、深い友達付き合いや恋愛はした事がありませんが、普通に職場などの人間関係でも、周りの相手達の事ばかり考え、自分が迷惑にならないように、邪魔しないようにと、いつも『身を引く』事ばかりでしたからね。
~~~
『意味のない出会いなんて無い!』
これは、やっと和多志も、そう思えるようになりました。
実家が『人付き合い禁止』だったので、友達付き合いも、もちろん恋愛もした事がなかった、世間の事を何も知らない23歳で、職場の先輩に突然無理やりで巻き込まれ、『外面は真面目過ぎる好青年、家ではDV・モラハラ・サイコパス人格夫との生き地獄結婚』を体験し、独身時代よりも余計に生きる事が苦しくなったので、離婚後もずっと、
「あの職場に行かなければ良かった!
先輩(元夫)が居なければ、巻き込まれずに済んだのに!
結婚なんてしなければ、実家も和多志が『親兄弟を裏切った!』と余計に責め、余計に粗末に扱い、辛辣過ぎる言葉を言うようになって、苦しみ続けた挙句、最終的に『身を引いて絶縁』する事も無かったし、ワンオペで必死に育てた子ども達と無理やり引き離されるという『身体をめった刺しにされ切り刻まれるような苦しみ』を味わう事も無かったし、誰にも頼れない母子家庭の辛さや苦しみも無かったし、全てを失ってしまい、大切な人生をドブに捨てるような事も無かったはずなのに…。」
と大後悔し続けて来ましたけどね。
でも、長年、様々な事を独学し続けて来てわかった事は、元夫も和多志も、心の奥底に『親から認めて貰えない!』という『根深い承認欲求』が隠れていたからこそ、その同じネガティブ波動が引き寄せ合い、お互いに、その『自分の承認欲求』と『親が毒親』だと気付くようにと、結婚する事になったという事です。
なので、お互いに『今世での魂磨き』の為には必要だったのだろうと思えるようになりました。
でも、正直言うと、この『大後悔』は寿命まで、いや、あの世に行ってからも『記憶を消されるまでは残り続ける』と思いますが、『お互いの魂磨きの為に必要だった!』と思う事で、『自分を無理やり納得させている』んですよね。
なので、今では、色んな人間関係で出会う人ごとに、
「この相手とは、どんな学びをする必要があるのだろうか?
この相手は、和多志から、どんな学びを得るのだろうか?」
という風に考えるようになりましたし、ほんの少しでも苦しい思いをした時は、以降、出来る限り関わらないように離れるようになりました。
それだけ、『人間関係に異常に過敏になってしまった』という事です。
なので、和多志の人生には、『深く関わり合っている仲の良い友人』が、ずっと居ないんですよね。
『人と深く関わる事は恐怖でしかない!』という感情は、実家の親兄弟との主従関係の上に、突然無理やりで巻き込まれた婚家の元夫や家族達との関係性で、つまり、人間にとって、『1番守って貰えて心休まり安心感あるはずの家庭が機能不全家庭』という、普通とは真逆の『生き地獄環境』だった為に、『実家+婚家という機能不全家庭が重なり異常に強化された』という事です。
『マズローの欲求5段階説』で言うところの、最初の『生理的欲求』と『安全欲求』が無い状態=親から毎日のように『産んでやった!食わせて育ててやっている!』と酷い恩を着せられ続けて育ち、『家族のスケープゴート』にされ、『ストレス発散のマト』にされ続けて来たし、婚家でも、これが更に酷かったので、和多志にとって『家庭は生き地獄』だったので、
『ひとり暮らしが1番、身心共に楽で、ありのままで居られる唯一の場所』
なんですよね。
~~~
私達の若い頃(30~40年程前)は、『結婚はゴール!』という風潮でしたね。
でも、本当はそうじゃない。
結婚だって『人間関係』だし、どんなに、その相手が『運命の人だ!』と思って結婚したとしても、それが『間違っていた』という事もありますからね。
和多志自身は、『相手を選択する余地など一切無かった』し、元夫は、
「どんな手を使ってでも、結婚さえすれば、女は一生、俺の奴隷だ!
どんなに酷い扱いをしようが、女は離婚なんて出来ないんだから!」
みたいな思考の人でしたからね。
でも、『結婚』は『ゴール』ではなく、2人で人生を生きて行く『スタート地点』ですからね!
元夫の、『結婚に対する思考』が間違っているからこそ、2回も離婚になった(3回目以降、続いているか離婚したかは知りませんが)という事だと思います。
和多志自身も、『尽くし型の母親』を見て育ったので、『結婚とか夫婦という認識が相当古かった』ので、夫を甘やかし怠惰にしてしまい、母親と同じ失敗をしてしまったわけですが、でも、離婚した当時は、何も知らなかったのに、何故かしら、
「和多志は今のままならば、母親が言うように別の男性と見合い結婚したとしても、また同じ事になり、離婚する事になる気がする!
それに、もう一生、2度と結婚なんて、男性を支えるなんて、和多志には難し過ぎて出来ない!」
と思ったんですよね。
でも、多分に、何度結婚しても、和多志だけが無理と我慢と必死の努力をし続け、せっせと夫と婚家の家族達に尽くし、夫を甘やかし怠惰にして、夫が浮気したり仕事をしなくなったりして、苦しみ続けた挙句、また離婚になったと思いますからね。
和多志は本当に、『異常な程の尽くし型=奴隷マインド』だったので、『ダメンズ製造機』というか、元夫だけではなく、実家と婚家の家族達や子どもや周りの人達までも『異常に尽くし過ぎて甘やかしてしまった!』と大反省しているので、『ダメ人間製造機』でしたからね。
もちろん、『人間関係のカラクリ』がわかった今は、意識的に『周りの人達に対して、余計なお世話は何もしない』ようにしています。
~~~
和多志も、七苗と同じく、実家や婚家の家族達にはもちろん、職場などでも、人間関係で苦しんだ相手には、『一切、何も言わずに身を引く=離れる』事をして来ました。
でも、表面上では、それで『関わりを終わらせた』つもりでも、その事がずっと『心の汚泥』として残り続けるんですよね。
『人間関係は離れれば終わり!』ではなくて、八海が言ったように、
『相手に自分の正直な気持ちをハッキリ言って、きちんと終わりにする!』
という事をしなければ、『自分の気持ちに区切りがつかない』というか、そのモヤモヤイライラした気持ちが『心の汚泥』として、一生残って、くすぶり続けるんですよね。
そして、その相手ではない人と似たような状況になった時に、その人には何も関係ない事なのに、過去の体験がダブって、何も関係ないその人に怒りをぶつける事になってしまう。
具体的な例として、和多志の体験をお話すると…、
元夫は既にバツイチで、『前妻にひとり娘を取られた!』と言っていて、和多志の離婚の時は、義母から、
「最初の嫁との離婚の時は、嫁に孫娘を取られたから、今度こそ、跡取りにするから、絶対に渡さない!
2度も孫を取られてたまるか!」
という事を言われましたが、前妻や前妻との子どもの話とか、和多志には一切関係ない話なのに、『前妻への恨みを、2番目の妻の和多志に晴らす』みたいな感じになったんですよね。
今思えば、
「夫と前妻との事なんて、和多志には、一切関係ない事!」
ですよね、全く。
そう言えば、余談ですが、夫側は2回目の結婚という事で、和多志の結婚の時は、結婚式も指輪も新婚旅行も何もなく、和多志のひとり暮らしの家財道具や家電を新たなアパートに運び入れ、そこに何も持たずに夫が来たんですよね。
今思えば、まるで夫は『婿養子的』というか、『ヤドカリ』状態でした。
で、会社から手続きが終わったからと、昔なので『紙の保険証』を頂いたんですが、それには、前妻さんと娘さんの名前が書いてある欄を二重線で消してあり、その下に和多志の名前が書いてあって、
「あ~和多志は後妻なんだ…。」
と虚しくなった事を覚えています。
それと、保健所で妊婦さん用の出産の勉強会?(正式名称をド忘れしました!)のようなものがあり、それに行くと、毎回、周りの妊婦さん達の指に光っている結婚指輪が羨ましくて、和多志の指には無いので指を隠すようにしながら、
「どうせ和多志は後妻だし、婚姻届けを出しただけだし…。」
と、他の女性達とは違う自分に、虚しくなっていた事を思い出します。
今思えば、好きでもない相手から指輪を貰っても嬉しくなかっただろうし、『一生の奴隷契約の証』みたいな感じだったろうし、どうせ離婚したので、処分に困る事がなかったので良かったですけどね。笑
やっぱり、『指輪』って、『相思相愛の大好きな相手』からプレゼントされて初めて、心から嬉しいものでしょうからね。(もちろん想像ですが。笑)
話を戻して…、
納得しない出来事があって、その時にハッキリ相手に言ったとしても、思い通りにならなかったり、和多志のように、『相手には何を言っても無駄だと、言う事を諦めて、自分だけ必死に何もかも我慢して、何も言わず身を引いた』としても、やはり、『納得していない事』は、いつまでも心の奥底に、『汚泥』として残り続けるんですよね。
和多志は、元夫との『離婚』の時も、実家と『疎遠から絶縁』になった時も、『根深い洗脳中』で、相手達から散々『辛辣な言葉』を言われ続けたので、それを全て受け止め、『和多志が全部悪い!』と『自分責め』して『身を引いた』んですよね。
なので、もう既に和多志の気持ちは決まっていたので、頭の中には『長年の相手達の異常な言動に対する疑問』が積もり続けていましたが、今更、相手達に何を言っても仕方ないと諦め、一切、自分の気持ちも文句も何も言わず、ただひたすら、
「全部、和多志が悪かったんです。
ご迷惑ばかりお掛けして、何の役にも立てず申し訳ありませんでした。
今まで本当に有難うございました。」
と言って離れました。
でも、不思議な事に相手達は、和多志が離れる事に対して『罪悪感』を持ち、留まるように仕向けるような言動をし続けたんですよね。
具体的に書くと、
「そもそも、お前が会社の近くにひとり暮らしなんかするから、俺が行かなきゃいけなくなって、お前は俺の言う事を聞かず子を産むから、巻き込まれて結婚する羽目になり、お前がしっかり俺を支える事が出来なかったから、俺は浮気したり仕事も辞める事になったんだ!
全部、お前が悪い!
お前のせいで、俺の人生はめちゃくちゃになった!
責任を取れ!」(夫の言葉)
「お前が、俺達(親兄弟)を振り回し続け、迷惑ばかり掛け続けたせいで、俺達は、散々苦労したし、病気ばかりするようになった!
全部、お前のせいだ!
お前は、うちの疫病神だ!」(兄の言葉)
と『三行半』を突き付けられ、『目の前から去れ!』的な事を言っておいて、実際、和多志が離婚の準備を進めていると、和多志が離婚を申し入れた日から、それまで見向きもしなかった上の子達2人を連れて出て行った夫は、頻繁にアパートに来て、
「お前が謝れば、全て許してやってもいいぞ!
離婚すれば、子ども達は片親になり、兄弟も離れる事になる!
かわいそうだと思わないのか!
お前は、今まで通り黙って、全て俺の言う通りにして、これからは仕事も始めて、何もかも全部、頑張ってやると決めれば、子どもを連れて戻って来てやってもいいぞと言ってるんだ!」
(つまり、夫は何もせず一生遊び、和多志が仕事、DV夫の世話、3人の子育て、家事、両家の親と親戚の世話まで全部しろ!という事でした。)
と何度も『引き留め』に来たんですよね。
実家では、和多志が実家に行くのは最後だと思って、和多志の私物を取りに行った時に、帰る時に何も言わず、『絶縁の念書』を玄関に置いて帰ったんですが、その後、何度も手紙が届き、それには、
「俺は絶縁した覚えはない!
お前が捨てた親兄弟は、お前のせいで、こんなにも悲惨な暮らしをしている!」
というようなネガティブだらけの文面で、いつも通り、和多志を責めて『罪悪感』を持たせ、『実家の奴隷に戻るように仕向ける文面』でした。
『根深い洗脳中』だった和多志は、長年、『三行半を突き付けておいて、罪悪感を刺激して、自ら留まるように仕向ける』というような、本当に『全く理解出来ない言動ばかりする人達』だったので、本当に振り回され続け、身心共にボロボロとなり、疲労困憊し続けました。
今思えば、それこそが『共依存関係にし続けておく洗脳のやり口』だったんですけどね。
私達はひとりで生きているわけではなく、どこに居ても、周りには家族や他人達が居るので、『何もかも納得行く生き方』なんて出来ませんよね?
なので、最低限、自分が思っている事は、相手に伝わろうが、聞きもされないだろうが、何しろ、『相手の受け取り方』までは、こちらにはどうにも出来ないわけなので、自分に出来る事は、『自分の正直な気持ちをハッキリ相手に伝える』しかないわけです。
これも、つい最近、やっと気付けました。
というのも、物心つく位の幼少期から、母親に自分の気持ちを言うと、
「お前は我がままだ!親不孝者だ!
子どもは黙って、親の言う通りにしていればいいんだ!」
と抑え込まれていたので、未だに『自分の気持ちを言う』事や、『人前で自分の意見を言う』事が、大の苦手なんですよね。
幼少期から常に、自分の気持ちよりも、真っ先に周りの相手達の事を考えて、相手達ひとりひとりに合わせて、
「この相手との間では、自分はどう言動すべきなのか?」
「自分がこう言ったら、相手はどう受け取るだろうか?
傷付けないだろうか?」
と深く考えて言動して来たので、なかなか『自分の気持ちを正直に言う』事が出来ず、『抑え込む』事ばかりだったんですよね。
今思えば、和多志自身が、散々家族や周りの人達から『辛辣な言葉を言われ続け、傷付き続けていた』為に、余計に、
「和多志は絶対に、人を傷つけてはいけない!」
と無意識に思っていたのだと思います。
実際、12年程前に職業訓練で『NPO起業』について学んだ時に、自分のアイデアや自分が計画した事業計画書を発表する事がありましたが、何しろ、顔が真っ赤になって、全身緊張して、声は震えて、終わったら自分が何を言ったのかもわからない位に、恥ずかしいやら罪悪感が出て来るやらで、終わって席についてから、次の人の発表も耳に入らず、心臓の高鳴りが治まるまで、ずっと下を向いていた事を思い出す程に、本当に大の苦手でした。
なので、幼少期からずっと、実家ではもちろん、婚家でも、様々な職場でも、自分の気持ちを言う事が出来ず、常に感情も抑え込み、寡黙に生きて来たので、『心の汚泥』は溜まり続けました。
そして、たまに職場で、親や元夫のように、自分勝手過ぎて、他の人達を抑え込み、粗末な扱いをしたりイジメたりするような『理不尽過ぎる言動をする人』を見ると、無性に腹が立って、イライラして、その感情も抑え込んで仕事をするので、大きな失敗をしたり、イジメられている人をかばったりして、ターゲットにされ、病んで辞める事になったり…と多々ありました。
これも、心の奥底にくすぶり続けている『実家や婚家の家族達への怒り』を初め、それまで長年、気持ちや感情を抑え込んで溜め続けて来た『心の汚泥』があるからこそ、似たような人を見たり、似た状況になった時に、その、くすぶり続けている『怒り』が異常に出ていたんだと思います。
そして、あまりにも『生き地獄人生での苦しい思い』が心に溜まり過ぎて、その体験によっての『学びや気付き』を、Youtube動画で声のみで発信するようになったんですが、何しろ、台本を書いて録音して編集して…と何度も自分の声で、これまでの苦しい体験を聞き続ける事が、余計にストレスとなり、あまりにもネガティブ過ぎる体験談なので、登録者数も視聴数も伸びず、途中で辞めましたけどね。大汗;
でも、Youtube動画発信した事によって、自分自身が『自分の過去の様々なネガティブ体験』と向き合い、『長年、抑え込んで来た事で、自分でも気付かなかった自分の正直な気持ちを知る』事にもなり、
「和多志は、幼少期からずっと、家族や周りの人達のネガティブを背負わされ続け、周りから責められ続け、『自分責め』し続けて来たから、和多志は丸ごと『ネガティブの塊』なんだ!」
と気付けたので、動画発信は『和多志に必要な体験』だったのだと思います。
この体験を切っ掛けに、『出来る限り、心に汚泥を溜める事がないように』と心掛けるようになりましたし、更に、
『その時々の感情は、その時に感じ切る事が重要!』
という事も知ったんですよね。
幼少期から長年、『常にネガティブ感情』でしたが、それを常に抑え込み、『無理やりポジティブ感情にしなければ!』と必死でしたが、その『抑え込み続けたネガティブ感情が全て未消化』だった為に、それが『心の汚泥』となって、『幼少期から長年、病弱』だったという事もわかったので、『その時に感じ切る事が重要!』と知ってからは、『抑え込む事なく、落ち込んだ時は思い切り落ち込み号泣し、感じ切ってしまう!』という事を意識的にやるようになりました。
なので、そうするようになってからは、幼少期から長年の『何とも言えない、身体全体が真黒でどんよりしているような、心が重たくて嫌な気分』(言葉では表現し辛いですが)が無くなったんですよね。
最近では、全ての病気の大元の原因は『ストレス』と言われていますが、1番は、
『その時々のネガティブ感情を感じ切る事をせずに、必死に我慢し続けて、その心の汚泥を溜め込んでいる』
という事で、波動も乱れ、身体の細胞が壊れたり、バランスを崩したりして、様々な病気になっているのでは?と思います。
日本では特に、『我慢は美徳!』ですからね。
『その場の空気を読み、人に気をすり減らして、自分の感情や気持ちや意見を抑え込む事こそが大人!』
と『社会洗脳』されていますしね。
でも、それこそが『大間違い』だったと、やっと気付けました。
それにしても、七苗が色んな悩みを抱えていた時、コウタロウと出会い、
『コウタロウが黙って聞いてくれて励ましてくれた事で、七苗は本当の自分を取り戻せた』
と、最初の頃の事を思い出して感謝し、
「コウタロウさんと出会えて良かった!」
と涙ながらに言いながら、お互いに本音を言わず、相手の幸せを願い身を引き合う電話の場面があり、そして、電話を切った後、七苗が『大好きだった!』と言って、涙を流し、姉妹が寄り添い抱き締める場面には、和多志も入り込んでしまい、号泣してしまいました。
やはり、『本物の愛情ある関係性』では、本当に好きな相手の心に寄り添い、黙って相手の話を聞いて励まし、好きな相手が『本来のありのままの自分に戻れるように』と言動するんですね。
和多志は、実家でも婚家でも、和多志自身は家族全員に対して、『毎日、相手の心に寄り添い、相手の話を聞いて、ストレス発散のマトになり、元気になるように励ます』という事を必死にやっていましたが、和多志はと言えば、家族の誰も、和多志の心に寄り添ってくれる事も、話を聞いてくれる事も、もちろん味方になって励まし応援してくれる事もなく、逆に、『本来のありのままの自分に戻る事』を、『根深い洗脳』によって抑え込まれていましたからね。
なので、ドラマや映画で、こんな場面を見る度に、全身がギューッと締め付けられる感じがして、胸の奥が痛いというか、『自分の人生の虚しさと、愛情溢れる理想の家族像への羨ましさの感情』が同時に出て、号泣してしまうんですよね。
でも、恋愛系のドラマで、毎回、思うんですが、人生で1度でも、『大好きな相手と両想いになって付き合う』事が出来て、例え別れる事になったとしても、
「相手に出会えて本当に良かった!
本当に大好きだった!愛していた!」
と、『それまでの幸せだった記憶を思い出しながら涙する』という事が出来る事こそが、存分に『幸せ』だと思います。
『誰かと一緒に居て幸せだった記憶を思い出して懐かしく思う』って、心底、羨ましいです。
親に幼少期から『根深く洗脳』され、『奴隷』としてガンジガラメにされて育てられ、これまで『誰からも、ありのままを愛され大切にされた体験』がないままに、人生残り僅かとなった和多志からしたら、『夢のような奇跡的な体験が出来た』という事ですからね。
和多志自身は、
「親不孝者でダメ人間の和多志なんか、一生、友達と遊ぶ事や恋愛や結婚なんて、一生、関係ない事!
いつも母親が言っているように、こんな和多志なんかを嫁に貰うバカな男性なんて、世界中探しても、どこにもいないんだから。」
と思い込まされていたのに、何とも思っていなかった職場の先輩から、突然無理やりで、全く『心の準備』など無いまま妊娠し、結婚する羽目になったわけですけど、
「お腹の子の為に、和多志なんかと結婚して頂いて、本当に助かった!
最初がどうであれ、普通に恋愛したわけではないにしろ、縁があったからこそ結婚する事になったんだから、この縁を大事にして、結婚したからには、一生、夫を支え続け、和多志が頑張り続けて、どうにか両家に結婚を喜んで貰えるように、幸せな家庭を作らなきゃ!」
と自分に言い聞かせ、無理と我慢と必死の努力をし続けたんですよね。
結婚後も、『実家や婚家に認めて貰う事』しか頭にありませんでしたからね。
今思えば、『自分が幸せになりたい!』という気持ちは全く無くて、お腹の子の命を守り、夫と子を幸せにし、結婚を大反対された両家から、
「突然の妊娠と結婚に驚いて大反対したけど、結婚して幸せになれて、本当に良かったね!」
と言って貰えるようにと、本当にガムシャラに頑張り続けました。
でも、お互いに『相手が自分を好きなら…』と勘違いしていた事に、結婚後、『酔って本音を言った夫の言葉』で気付いたんですよね。
多分に、お互いに『親からありのままを愛され大切にされた体験』が無かったので、『好かれる・大切にされる・愛される』という事がわからず、元夫は、和多志が職場で、皆に気を遣い優しくしていたのを、和多志は、元夫が和多志へのストーカー行為と突然無理やり…を、
「こいつは俺を好きだから、俺に特別、優しくしているんだ!」
「先輩は和多志を好きだから、付きまとって、突然無理やりな事をしたんだ!」
と、お互いに受け身で勘違いをして、結婚する羽目になってしまったわけです。
なので、和多志は離婚する最後まで、
「夫と子ども達と婚家の家族達をしっかり支えて、幸せにしなければ!」
という気持ちでした。
「和多志も、相手達から大切にされ愛され、幸せにして欲しい!」
という事は、全く頭にはありませんでした。
それは、実家でも同じ、『粗末な扱い』だったからです。
結局、『人間の脳は良くも悪くも慣れを優先する』ので、『実家の親兄弟から粗末に扱われる事が当然で育った』為に、和多志は、それに慣れてしまっていて、婚家でも実家以上に粗末に扱われていた為に、『家族達に期待する事が無かった=何も期待出来なかったので諦めていた』という事です。
『超~他人軸で自己犠牲・自責思考の奴隷マインド』では、周りは楽で幸せになれるでしょうけど、『一生、自分が幸せになれる事はない』のは当然ですからね。
和多志は、幼少期からずっと常に、
「和多志の周りの人達を、和多志は幸せにしなければならない!」
という気持ちだけで生きて来ました。
そして、50代半ばで、やっと自力で『根深かった洗脳』を解き、『実家と婚家から根深く洗脳された認知の歪みの矯正』を、未だにし続けていますが、60代になってからやっと、
「和多志も、誰かに、ありのままを丸ごと受け入れられ認められ、大切にされ愛されて、幸せというものを体験したかったなぁ…。」
と思えるようになりました。
やっと、『普通の人間としてのスタートラインに立てた』感じです。
そして、やっと『普通の人の生き方』がわかって来て、
「皆、最初から普通に『自分の人生に集中』して、『自分を幸せにする』為に、誰にも気をすり減らす事無く、ありのままの自分の気持ちに正直に、こんなに息をする事が楽な状態で生きているんだ!」
と気付けました。
幼少期から長年、『息をする事、生きている事自体』が、めちゃくちゃ苦しかったですからね。
なので、ここ何年かは、恋愛系や家族ドラマにハマっていて、ドラマを見て、『その中に入り感情移入し疑似体験』して、『大きな心の穴』を『仮に』埋めようとしています。笑
『人間の脳は、想像する事も実際に体験した事も、判別がつかない』との事なので、
「幸せなドラマの中に、どっぷり浸かる事によって、実際に体験したかのごとくに脳が錯覚して、心の穴が埋まって、幸せな気分になれないかな~?」
と期待しています。笑
寝る前にも、ずっと幼い頃から求め続けて来た『理想の家庭・親兄弟』や、やっと最近、『普通の人間のスタートライン』に立てたので、『理想のパートナー』も想像しながら、眠りについています。
寝る前が1番、『脳に刻まれ、その現実を引き寄せる』らしいですから。
幼少期から実家と絶縁するまでの、約50年近くは、寝る前には必ず、『1日の自分責めと大反省』をしながら寝ていましたから、結果、『余計に生き地獄の現実を引き寄せ続けていた』という事で、心底納得しましたからね。
『理想の温かい家庭・愛情溢れる親兄弟』や『愛情溢れて優しく思いやりある理想のパートナー』を、これから引き寄せる事は、相当な無理がありますが、『理想像との幸せな生活を想像しながら眠る』って、心が穏やかになって、幸せな気分で眠れるので、グッスリ安眠出来ますよ!
その前に、もうひとつ、『毎日の自分褒め』もしています。
その日、1日の楽しかった事や嬉しかった事、頑張った事などを思い出して、大宇宙に感謝し、頑張った自分自身にも感謝する。
その後に、『理想の家族やパートナーとの幸せな生活』を想像しながら眠りにつく!
これ、お勧めです!
せっかく、『この世に命を頂いて、生まれて来れた』のですから、和多志のように、
『最初から親に根深く洗脳され、その苦しい人間関係しか知らず、生き地獄人生を生き、幸せな体験をする事なく、孤独で虚しいまま寿命を迎える』
よりも、やっぱり、
『普通に親から、ありのままを愛されて育ち、友達や恋人との楽しく幸せな子ども時代や青春時代を謳歌し、相思相愛の最愛の相手と結婚し、愛する人との子を作り、自分の幸せな家庭・家族を作って、日々、お互いに尊敬・尊重・感謝し合い、助け守り支え合いながら、幸せな毎日を過ごして、全てに納得して寿命を迎える』
という方が、いいに決まってますよね?
『ずっと幸せ!』という人はおらず、皆、必ず、幸せな中にも色んな悩みや問題がありますけど、それも、『本物の愛情で愛し合っているパートナーや家族と一緒に乗り越える』事が出来ますから、その体験こそが『強い絆』になって、『良い思い出』になりますからね。
和多志は、数々の悩みや問題は、子ども時代から自分ひとりで乗り越えて来ましたから、誰とも『強い絆』を作る事が出来ませんでした。
そういう、『常に周りの人達の悩みや問題を背負い込み解決し、相手達を一心に助け守り支えながら、自分の事は誰にも頼らず甘えず迷惑かけず、全部自分で解決し乗り越えて生きる』という『親からしたら手が掛からない生き方』を、親から『しつけと称する洗脳』されて育ったので、仕方ありません。
未だに、『人に頼る事が、なかなか出来ない』ので、『人と深く繋がり、強い絆を作る』事が出来ないで居ます。
これを読まれている皆さんは、『常に、助け守り支え合えるパートナーやご家族が居る』という方が多いでしょうから、和多志からしたら、『本当に奇跡的な事で心底羨ましい限り』なので、お互いに些細な事にも感謝し合い、これからも仲良く幸せで居続けて下さいね!
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『スタートライン』という言葉で、馬場俊英さんの曲を思い出しました。
泣ける深い歌詞です。
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いつもながらの長文・駄文を最後までお読み頂きまして、本当に有難うございました!
宇宙一大好きです!大感謝です!
1日も早く、世界中の人々が健康で豊かで愛情溢れる平和で穏やかな日々を、幸せに過ごす事が出来る『黄金時代』になりますように!
それでは、また!