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またまた『デクラスドラマ』!?

(20250119~20)

(TVドラマ『御上先生』 御上先生のセリフより)

「そもそも、僕が文科省に入ったのは、教育を変える為だ。
 何も成し遂げないまま、文科省を手放すわけにはいかない。
 言ったよね?
 『志』だけで変えられるなら、とっくに変わってる。
 官僚が出世したいと思ったら、手を汚さずには上には行けない。
 のらくらした官僚公僕を使いこなして答弁を乗り切り、政治家のオーダーには秒で答える。
 『自分の理想』なんてものは横に置いて進めて行く先で、ようやく、この国の『行政』とやらに参加する資格が出来る…かも知れない。
 神崎君、君が記事にした事は、『闇』なんてご大層なものじゃない。
 ただの日常だよ。
 そんな簡単に見えるものを『闇』とは呼ばない。」

「The personal is political. 個人的な事は、政治的な事。
 なら、どうして、ただゴシップを垂れ流した!
 そこに想像力を使わなかった!
 伝えたはずだ。
 君達が今、考えている『エリート』は、ただの『上級国民予備軍』だって。
 皆、どんな思いで、今、受験勉強してる?
 過酷過ぎる競争を勝ち抜いて、ようやく掴み取った人生が、『上級国民』で、本当にいいの?
 言ったよね?
 『エリートは神に選ばれた人』だと。
 何故、選ばれるか?
 それは、普通の人間なら負けてしまうような『欲やエゴに打ち勝てる人』だからだ。
 自分の利益の為ではなく、『他者や物事の為に尽くせる人』だからだ。
 僕は、そこに付け加えたい。
 『真のエリート』が寄り添うべき他者とは、つまり弱者の事だ。
 政治家の機嫌を取る御用記者と、不倫する教師の人生など、どうでもいいと切り捨てる新聞記者、僕には、何が違うのか、さっぱりわからないな。
 神崎君、『闇』を見たくないのか?
 だとしたら、僕は、これ以上ない情報源だ。
 手放すな!」

「気付いちゃったんだよね…。
 『闇の中』で、その事件と僕の不正と、この学校と文科省が、繋がっているかも知れない事に…。
 バタフライエフェクト!
 知ってるよね?
 小さな出来事が連鎖して、大きな出来事に繋がる事がある。
 よく知られた『カオス理論』ってヤツだね。
 でも、ここで肝心な事は、ブラジルで羽ばたく蝶は、自分の羽ばたきが竜巻となり、たくさんの人や動物を殺したかも知れない事を『知らない』って事だ。
 何の痛みもなく、人は人を殺す事がある。
 だって、蝶は羽ばたいてるだけなんだから。
 言ったよね?
 『本当の闇』を知りたければ、僕を手放すなと。」

TVドラマ『御上先生』より

久々に『深いドラマ』です。

セリフの各所に『デクラス』が散りばめられている感じがします。

お勧めです!

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お読み頂きまして、本当に有難うございました!
宇宙一大好きです!大感謝です!
1日も早く、世界中の人々が健康で豊かで愛情溢れる平和で穏やかな日々を、幸せに過ごす事が出来る『黄金時代』になりますように!
それでは、また!

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