秋旅/辿り着けない大原美術館
11月28日 薄暗い小雨混じりの博多を出発して2時間ほどで倉敷駅に到着。
まだ出勤の時間帯で駅構内には人が多い。
お出迎えは晴れ渡る青空。気温は低いが風はなく、朝の冷たい空気は心地良い。旅の始まりは二重丸。
今回の目的は大原美術館。
観光案内所で入手したスタンプラリー付きパンフレットを片手に美観地区を目指す。
朝日が眩しい。テンション上がっているのでこのまま歩いて行くことにする。
「なんとなくセンサー」に任せて足の向くまま気の向くままに。
ん?近道?
倉敷センター街が手招きしている。
入って早々、うどんを食べてしまった。
お腹も温まり、満足満足。
アーケードを出た所で、道の端でスケッチをしている男性。
描いているのは、、、と反対側を向くと目に飛び込んできたのが、「阿智神社」。
おじさまの隣りで近いアングルで撮影。
いきなり階段かぁ。。。
朝うどんを食べたばかりだし、カロリー消費しないとね。
各所で掃き清める人々。しかも多い。
息切れと普段の運動不足で足腰がギブ寸前だったけど、到着すると疲れが吹き飛ぶほどの景観。
お参りをして、おみくじを引く。
長居したくなるほど、とにかく眺めの良い神社。
上ってきた反対側の階段を下りて行く。
「なんとなくセンサー」が導いてくれたご褒美。
この絵は!
世界初、歌川国芳のミュージアムとのこと。行くよもちろん!
作品に加えて、建物が魅力的。古いお屋敷は広くて此処もまた居心地の良い場所。約100作品は見応えあり。
私が持っているポストカードの作品も何点か展示されていて大満足。
創作意欲が増し、良い刺激になった。
国芳館を後にして階段を下りて行くと
レトロな世界が広がる。
白壁、蔵屋敷、タイムスリップしたような街並み。空がまた映える!
ホテルの方向を進むと、気になっていた「いがらしゆみこ美術館」の案内発見。
キャンディキャンディは人生最初に出会った少女漫画。
もちろん行きますよ。
中に入るとドレスだらけ。
あれ?コスプレ?
それはちょっと、、、、。
記念としてガチャだけにする。
ホテルに寄って荷物を預ける。
身軽になって いざ!大原美術館へ!
それにしても誘惑の多いこと‼︎
買い物したい。
気になるお店や建物が多過ぎて、寄り道が多い。
やっと大原美術館らしき洋館が見えてきた。
建設された当時の状況を想像するだけでも感動してしまう。
橋の手前でこれまた「何となくセンサー」。
暖簾をくぐる。
入場料を払ってすぐ隣りには、雨のように文字が降っている。
受付の男性が出て来られて、説明してくださった。そして写真映えしますよ。と文字の中央へ促される。
8代目 大原總一郎さんの書斎をイメージしたカフェスペースは沢山の蔵書に目が釘付けになる。
そして、敷地奥の離れ座敷へ。
陽に照らされて温まった畳に座り、秋の庭に暫し浸る。
国指定重要文化財を後にして、今度こそ目の前にある大原美術館へ!
と思ったら、エル・グレコの看板発見。
ひと休み
さあ、今度こそ
と思ったら、川に大きな白い鳥
もうよそ見しない。
昨日、iPhoneをアップデートしたら、
写真に消しゴムマジックのような機能が増えていた。早速使ってみる。
お見事。
観光客が多過ぎて、どこを撮っても必ず人が写り込む。
今回はこの機能が大活躍。
かなり消した(笑)。
美術館は館内撮影禁止になっていたので、外観のみ。
ホテルにチェックイン。
もうクリスマスだね。
暗くなるまでもう少し散策に。
そして商店街に戻り夕食探し。
夜の営業時間まで時間潰しにぶらぶら。「なんとなくセンサー」が今日一の驚きに導いてくれた。
ガラス越しに店内の紙製品。
ふと見上げると紙屋の文字。
もしかして!と店内に入ってお尋ねしたところビンゴ!そして、いつか見たいと思っていたあの人のあの絵が!
大きい‼︎
想像していたものよりかなり大きくてびっくり。
とても綺麗な配色で素敵な絵でした。
そして自分用のお土産に、かな用の短冊色紙や美濃和紙の折り紙など数点購入。
ご褒美多過ぎて 酔いが早く回りそう。
"早起きは三文の徳"
明日も早起きしよう。