鈴木羽那G.R.A.D.を読んでの感想(ネタバレあり)
※この記事ではシャニマスの様々なネタバレがありますのでご注意下さい
先日実装されたコメティックのG.R.A.D.編、みなさんはもうお読みになられましたか?
私は実装日にウキウキ気分でシャニマスを起動し読了しました。
これからはコメティックの中から鈴木羽那G.R.A.D.を主に、あくまでシャニP好きの視点で綴っていこうかと思います。
前置きをしておきますと筆者はシャニPのことが大好きです。
覚悟はよろしいか?
俺の!!!!
俺のシャニPが叩かれちゃう!!!!!!
いやぁぁぁぁぁぁああああ!!!!!!!!!!!!!!!
やだやだやだやだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああぁああ!!!!!!!!!!!!!!!
あqswでfrtgyふじこlp!!!!!!!!!!!!!!!!!!
と、古のインターネットスラングが出るくらいには発狂してたんですが、一旦落ち着いて書きたいことを書いていきます。
シャニPという人物
みなさん、シャニPの人物像についてどのような感想を持たれていますか?
私にとって一番近いものが樋口円香のギンコ・ビローバに出てくるこちらのセリフになります。
これ以前にもセリフがあるのですが、要するに真っ直ぐな人で善人。裏表がなく好青年という誰からも好かれる存在。というのが円香がシャニPに対する評になり、私も概ね同じ意見になります。
「ぐちゃぐちゃに引き裂かれてしまえばいいのに」というセリフは5周年PVでも使われていて有名だと思っているのですがどうでしょう?
まさか羽那G.R.A.D.を終え、現実世界で評判を落とし「ぐちゃぐちゃに引き裂かれる」とは実装当時思いもしませんでしたが……。
嘘です。
世間のシャニPに対する評価が怖くてパブサとかしてないのでどう言われてるか知りません。
好きな人物が叩かれてる(そう)なの怖くて見られない……。
シャニP強く生きて。
シャニPの人物像に話を戻しますが、シャニマスの制作プロデューサーである高山さんがシャニPを描くうえで意識されたことを過去、インタビューでコメントを残しています。
要約するとシャニPは「舞台装置のような役割も持っていて、プレイヤーの分身で“アイドルのプロデュースを任せられるような人物像”を意識している」とのことです。
うんうん、わかるよ。
自分にとってのシャニPも好きなアイドルのプロデュースを任せたいって思わせる人物なので間違いなく好きな人物だよ。
以前までこのアイドルが担当!って言っていたんだけど、シャニPの存在が自分の中で強くなってアイドルのことを担当と呼ばなくなったのは記憶に新しく、シャニP、アイドルを任せたぞ……と思っています。
シャニPがどういう人物かという共有が終わりましたので、そろそろ羽那G.R.A.D.の話に移りたいと思います。
羽那に対する熱愛報道に対してのシャニPの言動
先出しされたPVで羽那の熱愛報道、というインパクトが大きい今回の話の肝の部分に触れられていたわけだけど、そのPVについての私の感想がこちら。
どう表現していいかわかりませんが、彼の負の感情というか彼自身も気付いていない奥底にあるものが爆発せずに燻り続けているように感じました。
それがなにかというと「鈴木羽那を大きな舞台に連れていかなければならない」という使命にも似た焦燥感。たとえ羽那が今を苦しんでも、未来の大舞台に繋がるのならそれを許容するという暗い感情が今回のG.R.A.D.ではっきりとしました。
熱愛報道が出るも、羽那がお世話になっているドラマ制作サイドから、話題になるから記事の否定文を出さないで欲しいと要望があり、他の仕事やG.R.A.D.のことを考え葛藤するシャニPだが、先方から羽那と283プロと今後の付き合いに関わると遠回しに脅され、折れるシャニP。
みなさんこの場面をどう思われました?
私としては折れるまではいい。羽那だけじゃなく、283プロ全体を考えるとシャニPの判断を肯定は出来なくても否定も出来ないと感じました。
しかしその後『記事の否定のやつ いつ出るか決まった?』という羽那に対し『すまん まだなんだ』と返すシャニPに誠実さを感じられず、どうしたシャニP……と戸惑いを浮かべました。
ここは理由をちゃんと羽那に説明してくれ。それがせめてもの誠実さってものだろ?
伝えないほうがいいこと、伝えなきゃいけないことは色々あるけど、シャニPは羽那に対して今回のことは伝えないほうがいいと思えることだったのだろうか……。
――――いいだろう、シャニP。
それがたとえ私にはボタンの掛け間違えに思えるようなズレたものでもアイドルの事を一番に考えているのはお前だ。
アイドルのことを一番考えてるお前が出した結果なら俺はこれを否定しないぞ。
この考えを否定できるとしたら当人の羽那や、社長などシャニPの周りにいて見守っている人物だ。
なので頼む、シャニPを導いてくれ。
この話の救いがない部分だと思っているのは、とあるスタッフとの打ち合わせが終わった後などにシャニPの考えが変わり、羽那を守るため否定文を出す機会や説明する機会が失われたことだと思っていて、羽那に対する不誠実な部分を取り戻せなくなったことだと思っています。
自分に出来ないことで羽那が救われ悔しい思いをし、いまの羽那を守る選択をしなかったにも関わらず羽那がこれ以上傷つかないことに安堵するシャニPに、端から見ると身勝手だなと感じるところがあまりにも人間を感じる。
2人に2人の影を見る
今回の話でさらに浮き彫りになってきた羽那に対するシャニPの「鈴木羽那を大きな舞台に連れていかなければならない」という感情ですが、以前から多くの部分でこれが伏線として埋められていました。
鈴木羽那を大きくするために情熱を燃やすシャニPの姿が自分にとって八雲なみを大きくしようと情熱を燃やしていた天井努の姿に思えて仕方がなかったです。
というのも以前から鈴木羽那のことを作られた理想の八雲なみに思えており、今回のことでシャニPと羽那の2人の影が悲しい別れに終わったなみと努に重なって見えてしまいました。
羽那のW.I.N.G.をプロデュースしたときから、多くの話題が飛び交う小さな画面のなかに特別を見つけ、岡山までスカウトをしに行ったシャニPと、作られたスカウトの話が語り草になっている八雲なみ。この2つに似たものを感じているのですがどうでしょう?
今後、283プロの物語を進めていくという話もあったかと思いますが、前までは斑鳩ルカを中心に話が進んでいくのかと思っていましたが、いまではプロデューサーと羽那が中心になって進んでいくように思えてきました。
羽那が発表されてから考えてたけど、名前に羽を付けた意味の大きさを今ひしひしと感じている。
まさかシャニPと合わせて話を動かしてこようとは思わないって……。
ちょっとメタいお話
ところで高山さんがインタビューで答えていた「舞台装置のような役割も持っていて、プレイヤーの分身で“アイドルのプロデュースを任せられるような人物像”を意識している」というお話に戻りますが、みなさん羽那G.R.A.D.を読んで、アイドルのプロデュースを任せられる人物だと思いました?
今回の話で羽那のことを守れないくせに任せられるか!という意見が飛んできそうというか飛んできたとして、なんで今回は「シャニPに対してこんなにヘイト向かうようなお話にしたの? 」「熱愛報道とかシャニPが活躍して事態収束って形でも書けるよね?」と思いがあるのですが、なぜシャニPの活躍を書かなかったのかと考えたとき、これからシャニPの成長を描くからという考えがしっくり来ました。
様々な作品の多くのお話で主人公が負けや挫折、みっともないところを見せた後に起きるのは成長です。
努力、友情、勝利 ビクトリーです。
今回こうやって情けないところが多く映し出されたシャニPにこれから起こるのは成長だと思っているので、みなさまに置かれましてはシャニPの事を見捨てずにどうか寛容な目で見ていただければ幸いです……。
そうは言うものの、羽那がメインの話でシャニPメインの話を描くんじゃない!というのはもっともなので、G.R.A.D.編で羽那の深堀りを期待していた羽那好きの人には羽那の話が薄くなってスマン!という気持ちがいっぱい。
それはそうと、シャニP好きにとってはこれからの成長を書いてくれるとは思っていなかったし、シャニPの自我が強く出てちょっと嬉しかったり、興奮したり、もっとパーソナルな部分を見せてくれ!という思いも強いので、どこかしらでシャニPがちゃんとメインを張る話を期待してます。
ここまでつらつらと書いては来ましたがこれは自分の感想なので、これを読んだみなさんも関しては自分で話を読んで感じたことを大切にしてもらえたらいいなと思っています。
感想なんて全て勘違いで思い込みだと思っているので、気持ちよく勘違いして思い込めた人が優勝なので、いっけーいけいけ皆優勝しましょう!
最後にシャニP! 俺はお前のことを応援してるぞ! 見守ってるからな!