2023年推し曲10選+α
選んだよ!
はじめに
今年聴いた曲の中から良かったものをピックアップする企画です!!!
前回(上半期)はこちら↓
レギュレーション
今回は下の3つの部門を選出しました。
【ボカロオリジナル部門】
【非ボカロ曲部門】
→2023年投稿曲を扱います
【レトロスペクティブ部門】
→2023年以前投稿曲を扱います
これまでは【カバー部門】を設けていたのですが、聴いた「歌ってみた」が異常に少ないという事態に陥りまして、今回は枠ごと削りました。そんなつもりはなかったんですが……
それでは。
ボカロオリジナル部門
1.HERO/Ayase feat. 初音ミク
今年は『HERO』の年、と言っても(自分にとっては)過言ではなかっただろう。何度聴いてもいい曲。こんな曲に出会うためにボカロを聴いているのだということを再実感させてくれた恩人でもある。マジカルミライも最高だった!
2.万物流転/ぬゆり feat. flower
ぬゆりさんのボカロだ〜〜〜!!!となっていた。Lanndoの作曲を経て滅茶苦茶強くなっている、というかこの曲にもLanndo味を感じたのは僕だけではないはず。それでいてバチバチにサビかっこいいのが大好き。
3.怪電話/r-906 feat. ROSE & POPY
アゲ方をわかっている。限りなく、少なくとも今のボカロでは「異質」な構成をしているにも関わらず、最後の最後にブチ上げてくる構成が流石すぎる。こういう巧妙な曲が好きな一年だった。一曲でDJ一人分くらいある気がする。
4.ストックホルムワルツ/イマニシ feat. 歌愛ユキ
リズムが心地よい。本当にストックホルムワルツという音楽ジャンルが存在するような気持ちになってくる。ウインナワルツみたいな。曲のギミックがかっけえなと思っていたら最後にえげつないギミックを持ち込んでてびっくりした。1st ALもすごく良かったし、これからも応援しています。
5.夏の日/西憂花 feat. 可不
この夏一番聴いた曲。これはマジです。びっくりするくらい爽やか。こんな爽やかな曲がまだ出てくることにびっくりするくらい爽やか。歌詞もメロディも100点が出るレベルの爽やかさ。ギターソロもラスサビの展開もツメがしっかりしていて見事。もっと伸びろ。
6.Leon/Project Lumina feat. 裏命
美しい。SynthV系のボカロはともすれば没個性的になりがちだけれども、この運用の仕方は見事。音の重ね方も上手くて、すっきりと耳に入ってくる素晴らしい曲。こういう曲に出会えるのがボカコレの良さだね。
7.フィナーレをあなたに。/Aira feat. 狐子 & 知声
一転、バランスの取り方がスレっスレの曲。こういう高音の出し方が通るようになったのはSynthVのおかげでしょう。逆にそこを余すことなく、かつ絶妙なバランス感覚で運用しているという点ですごい曲。僕はこういうメロディの感じも好み。
8.ZOO/煮ル果実 with flower
やってくれたな!!!って感じ。こういう美しさも良い。何気にリズムの使い方がうまいんだなと感じる。一方でメロディの使い方にも隙がない。こういうところが好きで煮ル果実さんを追っているのだ。表現力がすごい曲!
9.音楽の幽霊/uotak feat. 初音ミク
シンプル。シンプルにして強い楽曲。僕はリフレインと変奏が結構好きなのですが、まさかボカロでこんな曲が聴けるとは思わなかった。これ滅茶苦茶上手いです。センスが抜群すぎる。
10.フィラメントフィーバー/栗山夕璃 feat. 初音ミク & MEIKO
プロセカ書き下ろし曲。絶対栗山さんを提起した担当者さんはWHITE NIGHT PARADEを聴いていると思う。いや有名な曲なのはそれはそうなんだけれど。つかこの曲の声どうなってるんだ!曲が良い!詞が良い(「心の底を貴方だけは信じてくれないか」ってなんだよ)!うわぁー!って感じの曲。まさに傑作。
非ボカロ曲部門
1.NEO/じん feat. プロジェクトセカイ
"SEKAI LEADERS"という呼称があるみたいですね。
3周年アニバーサリーソング。純粋にいい曲、流石じんさん!と思える曲。歌詞がすごく良いですよね、プロセカもついにここまで来たか……という感慨もある。プロセカにもボカロにも、深いリスペクトを感じる名曲です。
2.イビツナコトバ/DAZBEE
この時代にすごく古典的なアニソンみたいなのが出てきた!?とてもいい曲なんですけど。『クラクラ/Ado』とか『メテオラ/Chinozo』とか、そういう曲が流行ってるのかもしれない。DAZBEEさんの声にあったいい作りだと思います。
3.いばら/Ado
かっけえ〜〜!!Vaundy feat. Adoにハズレなし。音はすごく爽やかにできているはずなのに、しっとり(じっとり?)聴こえるのがAdoマジック。そこのアンビバレンスが魅力の一つとも言えるでしょう。だからこその「いばら」なんだし。
4.サラバ/SEKAI NO OWARI
セカオワがこの俎上にくるのは今年で久々な気がする。歌詞も曲もセカオワならではの優しさ全開で良い。『炎と森のカーニバル』くらいの、自分が一番好きな時代のセカオワを思い出させてくれるような曲でもあります。
5.VOIDS/Patterns feat. vallyexe
適当に曲を聴きあさっていたらぶち当たった曲。音楽的なバックグラウンドを何も存じ上げなくて恐縮なのですが、あまりにも美しかったために入れさせていただきました。洋楽にはまっったく馴染みがないのですが、本当に綺麗だった。
6.ラブソング/キタニタツヤ feat. Eve (セルフカバー)
逆にこれが呪術廻戦のOPだと思っていた。あまりにもEveさんっぽい。それをモノにしているキタニさんもまたすごいんだよな……。『青のすみか』然り『素敵なしゅうまつを!』然り、今年はキタニさんがハマりにハマった年だった。紅白出演もめでたい。
7.レクイエム/Kanaria × 星街すいせい
純粋にかっけえ。
8.SILLY/aruma
声が良い。よくあるダーク系……と思っていたらAメロの終わりから豹変する(この辺りからの声の使い方が本当に見事)のがすごく良い。1Aメロより2Aメロの方が良いので、是非通しで。
9.Midnight Mission/Midnight Grand Orchestra
星街すいせい二度目の降臨。この曲とはるまきごはんさんの『ゼロトーキング』が同じ日に投稿されて、個人的にプチパニックだったのを覚えています。サビのノリがものすごい。あとサビのダンスがかわいい。超楽しい曲です。
10.ルフラン/理芽 feat. 笹川真生
今年の(音楽的)一大事が、笹川真生さんの曲を聴き直した、という事象だったのですが、そのきっかけになったのがこの曲。なんともエモーショナルで、真生さんならではの歪み方が本当に美しくて、「やっぱり笹川真生が好きなんだな」と思いました。そしてラスサビに完全に呑まれた。やっぱりすごいよ。
レトロスペクティブ部門
1.ロストエンファウンド/有形ランペイジ feat. majiko
今年の今更枠。sasakureさんの音感にmajikoさんのちょっと「外した」歌い方が調和していて滅茶苦茶良いコラボ(カバーではなく公式コラボです)。ラスサビの変拍子→戻る→三連符ラッシュの威力が凄まじい。
2.ナタリー/さよならポニーテール
友人に教えてもらったユニット。Aメロが良い。Aメロが良いってなかなかないのだけど、このAメロの組み立ては僕の好きな組み立て方。11年前にこれをやっているのがすごい。
3.東京舞踏/Ari feat. flower
これもひと昔のアニメEDみたいな感じがする。やっぱり流行っているのだろうか。Bメロ〜サビのつなぎがすごく心地よい。逆にとても典型的な構成であるようだが、それをしっかりと踏めているのが素晴らしい。間違いなく良曲。
4.夜にダンス/フレンズ
友人に教えてもらった2。シティポップを組み立て直したみたいな面白い曲。こういうすっきりした曲をちゃんと受け止められるようになったところが音楽的成長?なのかもしれない。これも7年前なのが信じられない。
5.逆夢/King Gnu
夏に「呪術廻戦」を一気見した。この曲の「エンディング」感がものすごく好き。流行っている曲、というのもやっぱりいいモノだ。『SPECIALZ』も結構好きです。呪術もまだ見てる。
6.異邦人/笹川真生
笹川真生聴き直し特集で拾われてきた曲。同氏の曲の中ではだいぶん明るめだが、笹川マジックが随所に散りばめられているのが素敵。特にラスサビの「解放される」感じの音型が聴きどころ。是非最後まで聴いてみてほしい。
7.Virtual Castle/Dios
声が良すぎる!!!
8.アリスのマジカルハッピーワールド/夏山よつぎ feat. 初音ミク
なんやこれすげえ!って思いました。ちゃんとショーミュージックしてるし、ちゃんとエレクトロフューチャーしている。夏山よつぎさんの魅力が爆発したみたいな曲だと思う。こういう飛び道具めっちゃ好き。
9.ナタリー/606 feat. 可不
さっき同じタイトルを見たよ、という方へ:別の曲です。
バチバチにかっこいいジャズ曲。これこそありそうでなかった曲。ジャズのセオリーをしっかりと守り、しっかりと聴かせる曲を作る、「やるべきことをしっかりとやれている曲」。こういう曲が一番強いね。初めて出会った時はカッコ良すぎてぶっ飛びました。
10.プラネテス/seiza feat. 初音ミク
今年出会った至宝。音も言葉も構成も、バッチリいい曲。ササノマリイさんの編曲もお見事。seizaさんの曲はどれも良いので、またまとめて扱う機会を作りたいね。是非去年出会いたかったし、この曲に出会えて良かった。
総評
バックグラウンドの話は以前したので置いておいて、本当に色々な曲に出会った一年になった。ここには書ききれないくらい素晴らしい出会いがたくさんあったし、ボカロってやっぱりいいな、という気持ちを再確認できた一年でもあった気がする。当初の目的であった(?)「音楽をしっかり聴く」ということは達成できたので、次の目標は「自分にとってボカロとは」を設定するフェーズになるだろうか。
本当にここには書ききれなかったので、また雑多にあげようと思います!
また来年!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?