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「福祉制度の多くは申請主義」

『リエゾン─こどものこころ診療所─』原作では7巻、ドラマでは第5話でのヤングケアラーの回にこのような台詞がありました。

日本には(地域によって違いがあるけれど)結構、多くの制度がある。そして受けられる支援がある。
けれど、多くは知られていない。どうやってその支援を受ける手続きを取ればいいのかわからない人達が多いように思う。

わたしは仕事で福祉の世界にいたこともあり、それなりに(多分)色々な制度を知っていて、困った時にはまず制度を!という感覚が身についているので友人たちから「こういう時、どこに行けばいいの」と聞かれた時に『あ、知らない人が多いもんなのか』と少し驚いた。
そして改めて調べてみると地域によって名称が違っていたり、受けられる支援が違っていたりする。

これは非常にわかりづらい。
なんでこんなにわかりづらいの。統一して欲しい。

実際に働いていた時も引越し等で地区が変わるので引越し後はどうすればいいのかと聞かれた時に隣の地区でも結構違うことに実際驚いたこともある。

いやもうホントわかりづらい。
一応プロとして働いていたけど、やっぱりわかりづらいなって思っていた。

わかりづらいけど、支援場所は必ずある。

でも、ほんっとこっちから申請しないとダメなのも事実。

医療機関から退院時に制度を教えてくれたり繋げてくれることもあるけれど、それも病院による気がする…。その時の担当MSWとか地区保健師とか…。当たり外れが正直あると思う。

じゃあ、どうすればいいのだろう。

抱えている問題や困っている種類は色々あると思う。
ドラマにあるようなヤングケアラー、介護、精神疾患、こどもの発達、ひきこもり、薬物、、、きっと挙げればきりがないと思う。同じ困り事でも人によって環境等も違うので「こう!」と残念ながらハッキリも記せない。

しんどいときに色々調べるのも辛いし、なかなかできることではないし…。

結構、地域の福祉冊子みたいなのに相談先が載ってたりもするけれど、それも疲れてる時には…ね。

なので、とにかく役所に「こういうことで困ってます。どこに相談すればいいですか。」で、いいのではないかとわたしは思っています。
実際、畑違いのよくわからない役所手続きとかだと、わたしは窓口でこういう聞き方をして導いてもらったりしてます。でも、時にタライ回しにも遭う。
でも、ガツガツ進めば支援を得ることは出来るはず。(わたしも働いて知っているのは一部の地域なので知識に偏りがあると思うけれど。)
しかし大変な時にこんな体力も時間もなかなかないから困ってるのよね。。

まず漠然と困ってる!!どうしよう!!!を受け入れて相談にのってくれる場所があればいいのにな。そして適切な機関に繋げてくれるような。
誰でも受け入れてくれる敷居の低い相談場所ってなってくると何故か怪しいところが多くなってくる気もするし。
多少面倒でもちゃんとした場所、資格のある人の所にいかないとダメだけれど、しんどい時は判断が鈍ってしまう。

相談先が分からず漠然としている時はやはり役所や病院でどうすればいいのかを聞くことが第一歩ということだと思うけれど、これからはもっと誰もがわかりやすく繋がれるようにしていくべきだと思う。
その為には「申請主義だと支援からこぼれる人が多すぎる、平等とは言えない」ということがもっと取り上げられていくことが必要なのかな。そしてまずはそもそも福祉が申請主義だという事実を多くの人が知ることなのかな。

解決策もなく取り留めがない文章になってしまったけれど…

多くの人が平等に支援を受けられる世の中になりますように。

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