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アートに関する”知識”の楽しい仕込み方

「わかる/わからない」の視点で、アートに関わる話を、思いつくままつらつらと綴っています…。
 アートに関して、「もっとわかりたいよぉ~」と欲求が高まってきたら、まずやることは関係する情報を集めて、知識を深める事。具体的な目標があると、さらにやる気が出てくるといった方には、美術検定の合格を目指すなどというのはいかがでしょう?
 <参考>美術検定のHPはこちらから 
 
 アートに関して、知識が多いとどうしても頭で観るようになって、作品と素直に向き合えない…という意見もありますが、私は自分の体験から「知識はあるに越したことない派」です。誰かと親密な関係を築くとしたら、見てくれや言動からの印象だけでなく、その人の生い立ちや周りの人のことも知ることも大切でしょ。そんなイメージです。
 とは言え、ひたすら覚える…という、受験勉強的な情報収集は、この歳になるとさすがに辛い。それこそ美術検定受験の折には、自分の記憶力の無さに愕然としつつ、必死になって頑張ったのですが、正直苦行でした。で、もっと楽しく知識を増やす方法はないかなと。

 そこでやり始めたのが、「That's Entertainment!」方式♪ もともと楽しませること前提で作られたメディアを通じて情報を得たらよいのではと。
 まずは自分が大好きな読書。 『西洋美術がわかる…』とか言った参考図書ではなく、ミステリーとかラブロマンスとか歴史大河ものとか…まぁ小説系ですね。

アート小説

新旧、色々とあります!
 原田マハは現役バリバリで新作が待ち遠しい感じ。『楽園のカンヴァス』では、ルソーへの興味が半端なくわくきっかけとなりました。
 日本美術って何となく縁遠かったのですが、山本兼一『花鳥の夢』で、サラリーマン人生長かった自分の身と勝手に通じる等伯の意思を身近に感じてしまい、俄然ファンに。
 アーロン・エルキンズはもはや古典の領域かもですが、『偽りの名画』でナチスの影といった西洋美術の暗がりも垣間見え、華やかだけではない一面を知りました。
 お気に入りの作品を挙げるだけでもまだまだ出てきますが…きりがなさそうなのでやめときますね。

 次は映画…と思ったのですが、なんだか読書と同じく長く語りそうな気がしてきたので、次回にてということにします。
 そうなんです! アートに関する情報集め(≒知識を増やす)は、自分が楽しい方法で進めることが、覚える事よりもよほど大事なのかなと。

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