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一人でみるか、みんなでみるか? 美術館の楽しみ方⑥

「わかる/わからない」の視点で、アートに関わる話を、思いつくままつらつらと綴っています…。
 美術館では、一人で過ごすのが好きという方もいたり、誰かと一緒のほうが良いという方もいたり、それぞれです。勿論、その日の気分によっても大きく変わりますよね。

 コロナ以降、美術館は予約して訪問する場所というのが定着しつつあります。前もって時間を合わせなければいけないので、突然思い立ってふらっと立ち寄るなんてことが、しにくくなりました。混雑を気にせずゆっくり鑑賞できるのは嬉しいのですが、一人で行くにしても誰かとご一緒するにしても、ちょっと窮屈な感じです。

 そもそも日本の美術館は、どちらと言えば”お堅い”印象で、わいわいと心弾んだ人々が賑やかに集まるところではなさそうです。静かに作品と向き合うところというか、思索をめぐらすところというか…。気の合う友達と、ああでもないこうでもないと対話しながら作品を見るなんてことは、特別なプログラムでもない限り難しい感じです。これ、ちょっと勿体ない気がします。
 同じ作品を前にして、同じ空気を吸いながら、まったく異なる感想がやり取りされる。正解なく、損得なく、お互いの意見をぶつけ合う機会って、日常で実はありそうでないですよね。それが、美術館の中なら普通にできるはずなのに…。

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あるギャラリーにて
作家さんどおしが作品について語り合っています

 なので、作品を見ながら、とことん話したくなったら、ギャラリーへ足を運びましょう! ギャラリーというと敷居が高いと感じる方も多いかもしれもせんが、購買前提でなくても鑑賞自由ですし(しかも大抵無料です)、中で会話をいくらしていても大丈夫。個展などでしたら、高い確率で作家さんにも会えるという特典?もありますし。おっと、美術館を楽しむシリーズとしたのに、ギャラリーのお勧めになっちぃました(笑)

 一人でみても、みんなでみても、それぞれに楽しめるのがアートだと思うのですが、その選択が、場所によって制限されることが、なるべく少ないといいのになぁと、切に思います。
 そして、ちゃっかりご紹介。わいわいとみんなで楽しくアートを体感したい方用に、こんなワークショップを例年開いています(今年は初のオンライン開催です) 10月20日がアートのコースの初日ですので、まだ申し込み間に合いますよ~♪

丸の内プラチナ大学 アートフルライフコース


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