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”描き初め”についてのあれこれ
新年あけましておめでとうございます。
昨年の目標だった、100日連続投稿は達成できたので、今年はじっくりゆったりペースで、アートに関わる話題を備忘録的にこちらnoteに残していきたいと思います(と、自分に勝手に宣言w)
一昨日、今年の丸の内プラチナ大学の先陣を切りまして、アートフルライフコースの皆さんと「描き初め」を実施しました。
グループ毎に、文字通り、新年に相応しい「お題」で絵を描くのですが、できた作品を持ち寄って物語(≒絵本)を協働して創作するというのがポイント。
同じ「お題」なのにそれぞれの表現(≒作風)が本当に様々。またそれをつないで創る物語の豊かさに感動してしまいました。
*添付は斉藤(ぽんちゃん)画伯によるグラレポです
そもそも、人類の「描き初め」っていつ頃からだろうかと興味がわき、改めて調べてみました。
まずは思いついたのがこちら。
<ラスコーの壁画>ということで、今からおよそ2万5千年前。作家(笑)はクロマニヨン人さんと思われます。
洞窟壁画ですから、暗い中、揺らめく炎の中で描いたのでしょうね。ライティングも相まって、動物たちが生き生きと見えたことでしょう。
こちらはスペインの洞窟壁画。6万5千年以上前のもので、作家はネアンデルタール人さんではとの説が最近は有力だそうです。我々の直接の祖先はクロマニヨン人でネアンデルタール人はその前の”遅れている”人というイメージでしたが、なかなかどうして旧石器時代の頃から描き初めはされていた様子。
さらに調べると、もっと驚くことに。
こちらはオーカー(OCHERS)という顔料。”…鉄分を含む天然のオーカーは土から採れ、黄色から赤、褐色まで幅広い色がある…”(『クロマトピア -色の世界ー』より引用)
こちらの顔料を使った痕跡が25万年前までさかのぼることができるそうで、そうなるとまだ「作品」としては未発見なるものの、ホモサピエンスが誕生して間もなくに、既に我々人類は描き初めをしていたということに…!
ということで、描くというDNAが私たちの中に脈々と息づいていることを意識した年の初めとなりました。
今年はどんな情景が描かれていくのでしょうねぇ…。