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街を歩いてアートを探そう!

「わかる/わからない」の視点で、アートに関わる話を、思いつくままつらつらと綴っています…。
 この時期、お天気も良いと、街歩きにぴったりの季節ですね。散歩の途中で出会うアート作品を、自由きままに眺めるというのも、なかなかに楽しいものです。

街中で出会うアート作品は、パブリックアートと呼ばれています。
 「美術館やギャラリー以外の広場や道路や公園など公共的な空間(パブリックスペース)に設置される芸術作品を指す」by Wikipedia

駅前に設置されている彫像などがイメージしやすいと思いますが、意外に印象には残っていないケースが多いように思えます。風景にうまく溶け込んでいないか、逆に溶け込み過ぎているのか…。

日本のパブリックアートの先駆的事例として良く挙げられるのがファーレ立川。米軍基地の跡地における都市再開発企画にアートが取り入れられたものとのこと。背景の話はさておき、実際に歩き回ると、こんな感じです。

立川ファーレ

いかにもの彫像もありますが、「あれ? これもアート作品なんじゃないかなぁ…」といったものも。見落とせない感じで、ついついキョロキョロしてしまいます。そのうちに、こんなものまでアート作品に見えてきたりして…

立川ファーレ見立て

 こうして冷静に撮った写真を観ていると、「いやぁ、それはないだろう」なんですが、実際に現地でアート作品を探しているうちに、「もしや…?」と本気で思えてくるんですよね。

パブリックアートは公共の場所に置いてあるアート作品というよりは、私たちに観る事、感じる事を促すきっかけを作ってくれる存在なのかもしれません。だからこそ、これ見よがしの記念碑的な作品には、かえって印象が残らないのかもしれませんね。わからないものです。

<参考>
『ファーレ立川パブリックアートプロジェクト 基地の街をアートが変えた』
『パブリックアートの現在』

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