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建物にデレデレする♡ 美術館の楽しみ方①

「わかる/わからない」の視点で、アートに関わる話を、思いつくままつらつらと綴っています…。
 美術館には、アート作品との出会いを楽しみに訪問するのが定番ですが、それ以外にも色々と楽しく過ごせる場所だよぉ~!、というのが今回の話題です。

 スペイン北部にあるビルバオは、衰退し始めた工業都市が「アート」を活かし見事に再生した「ビルバオの奇跡」として知られる街です。最も大きなきっかけとなったのは、1997年にオープンとなったこちらの施設。

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ビルバオ・グッゲンハイム美術館

 はい、そうなんです。美術館です。写真で見るだけでも、とてつもなく巨大で、金属(実際はチタンだそうです)で覆われた表面も相まって、なんとも言えない威圧感を感じますね。港湾都市に建つだけあって、巨大な船の形にも見えます。こんな建物が、衰退してきたとは言え、歴史ある欧州の街並みに突如として出現するわけですから、まぁびっくりしてしまいます。今では年間100万人以上が訪れる人気美術館ですが、正直、所蔵品よりもこの建物を見たさにやってくる人が多いのではとないかと。建物にデレデレしちゃう感じですね。

 日本にも、ついつい外観にデレデレしてしまう美術館は沢山ありますが、先日プレオープンとなったこちらの施設に行ってきた時の威圧感の半端なさは、ビルバオ級?かもしれません。

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角川武蔵野ミュージアム

 「巨人が”置き石”でもしたの?」って感じの外観だけでも、一見の価値ありです。無機質で硬いイメージの石材ですが、全体を眺めても部分を注視しても、何か生き物ような動きを感じるから不思議です。思わず触って確かめたくなりました(笑)

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 中に入ると、「まぜまぜ」がコンセプトということで、広い空間にぽいぽいと色々なものを放り込めそうな雰囲気で、この先どのような企画で何が展示されるのだろうかと、興味深々です。
 おっと、肝心の場所をお話していなかったですね。こちら、埼玉県の東所沢の再開発エリア「ところざわサクラタウン」の中核施設なのです。地域の方に何度も足を運んでもらえるような、コミュニティセンターとしての役割も持たせたいようです。
 どうやら「内外」の人ともにデレデレしてもらおうというのが狙いのようです。建物外観の威風堂々は、意外にもツンデレの表現だったのかもしれません。ちなみに縁結びの超お洒落な「新設」の神社や、あのチームラボの屋外展示などもエリア内に。もはや美術館の外がメインステージかも…。

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