息子からの言葉に、朝からほっこりした話。
今日は、パパの誕生日。
息子を園へ送る。
いつも通り、園が見えだすと、3歳の息子は、
「学校行きたいくない」
と小声で言い始める。
「そう?どうして?」
と私が聞くと、
「行きたくないから。」
理由はそれだけだ。
大人だってそんな日ばかりだから、
3歳の息子がそう言うのも当然のことだ。
教室まで送り、帰るためにドアを閉めようとすると、
ひょっこり顔を出し、ドアを閉めるのを拒否し始める。
「学校行きたくない。」
本日2度目の登場。学校行きたくないマン。
2度目の登場となると、先ほどの無表情から、潤み出す瞳がプラスされた。
これはやばい。大号泣が発射される前に何か秘策はないか?
、、、、、!!!!
すかさず私は、
「今日パパの誕生日だね!!!」
と、言ってみた。
ちょっと顔色が変わった。いい感じに。明るくなった。
(お、これはもしかしたらイケるかも・・・)
心の中で小さなガッツポーズしながらとどめの一撃をくらわせてみた。
「パパの誕生日のケーキ買ってきて、夜はみんなでふーしよう!」
息子「うん!せんせーー!今日パパの誕生日ー!!!」
先程まで全く先生を見向きもしなかった息子が自ら先生へ駆け寄った。
(よっしゃ、私の勝ちや。ふっ)
ニヤつきながら、教室を去る。
でも、まだ試練は残っている。
園庭から教室は丸見えで、園庭を通って帰らなければならない。
急いで玄関で靴を履き、園庭へ向かう。
すでに息子は教室から出て、廊下から園庭を見ながら立って、スタンバイしている。
これは、泣くのか!?
、、、、!?
とびっきりの笑顔だ!!!
(え?なんで笑顔?)
だが、すかさず褒めた!
親指を突き立てグッドサインを息子へ送る!
しかもダブルグッドサイン!!!
「すごい〜!!いい笑顔〜!!!かっこいい〜!!」
推しへの愛情が溢れんばかりのファン並みに
息子への褒め言葉を連呼する。
(泣くなよ、、、、)と思いながら。
第一声「ママ〜お仕事頑張ってね〜!!!」
息子はすごぶる笑顔でこう叫んだのだ!
(え、泣いてまうやろ。)
第二声。
「悲しいの我慢して、笑ってる〜!」
すごい笑顔で、でも時折、涙ぐみながら、
息子から私へ贈られた言葉。
訳:ママに会えなくなるのが寂しくて、
でも、ママを困らせたくなくて、
悲しいの我慢して、無理して頑張って笑ってる
ってことを伝えてくれたのだ。
なにそれ、もう涙腺崩壊してまうやろ。
息子、大人やな。
パパの誕生日なのに、
私がすごいでかいプレゼントをもらった日になった。
ありがとう、息子よ。
惚れてまうやろ。
、、、いや、もう完全に惚れ倒しております。
これからもすくすくといい男に育ってください。
あなたの涙ぐみながらもママへ向けてくれた
笑顔となんとも言えない表情を
ママは絶対忘れたくないよ。
ありがとう。
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