いじめからの卒業って何だろう
私は小学校を、3回転校して、
その家の1回が6年生の秋だったから、
私の小学校の卒業アルバムには、
載っている写真は、集合写真2枚を除くと、スナップ1枚だけ。
寂しいものかもしれない。
でも、これでよかったと、ずっと思っている。
なぜなら、小学校の時、いじめられっこだったから。
はじめて入学した小学校は、
おっとりした校風のところで、競争などなく、みんな仲良し!のところで、楽しく過ごせた。
しかし、そこを、1学期で転校したら、次は、一転していじめられた。
理由は、いくつかあるけれど、
勉強の進度が異なったし、
皆、学校に慣れているのに、全く何もしらない、
どこになにがあるかわからない、いちいち訊いて回る転校生は、
まさにサバンナにいきなり現れた、よちよち歩きのひな鳥のように、
格好の餌食に思えたことだろう。
その2校目には、5年生になるまでいた。
途中からは、好きだからいじめてしまう、
男の子の微妙な心理もあったから、
好きでもいじめ、嫌いでもいじめで、
学校へいくのが苦痛でだった。
でも、他の世界をしらないから、受けとめるしかないと諦めていたのだと思う。
それは、学校を変わって、3校目でも、変わらなかった。
でも、今思うと、この時に、いじめられっこから卒業ができた機会ではなかったかと思う。
転校生で、何もしらない、お荷物の存在だから、人からいじめの対象になりやすいことは、身をもってわかったはず、
なのに、
いやなことからを直視せず、また、
いじめられっこを3校目でも演じてしまった。
最後の4校目の卒業した小学校は、中学受験の勉強で忙しく、
授業が終わったら、すぐに塾に直行だったから、
あまり覚えていない。
何人か受験していたけれど、少数だったから、成績が抜群に優秀で、
授業中にいじめようにもいじめられなかったから、
転校生でもいじめらなかったのだと思う。
いじめられていたら、
いじめっ子から離れてしまうのが、一番いいと思う。
転校に転職、もう顔をみないですむようになったら、
もう二度といじめられない。
でも、本当にいじめから卒業したいと思ったら、
環境を変えるだけでは、足りない。
新しい環境にいったら、
自分自身が、もういじめられないと決めて、
自分自身を変えることが、
いじめからの卒業に、
不可欠だと思う。
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