足の痛みシリーズ 有痛性外脛骨
有痛性外脛骨とは
外脛骨は内側のくるぶしの下の出っ張った骨の事です。
ほとんどの人には外脛骨はありませんが、まれに存在する人がいます。
一部の人にみられる骨で、15~20%の人に存在します。
その外脛骨に痛みが出る状態を有痛性外脛骨と言います。
外脛骨があるだけで症状が出ることはありませんが、靴による圧迫刺激や運動で過度の負担が足にかかったり、捻挫をきっかけに痛みが出現する事があります。
身体所見やレントゲン撮影によって診断されます。
有痛性外脛骨の症状
外脛骨に圧痛がある
内くるぶしの下あたりが腫れる
過度な運動した時に、土踏まずのあたりに痛みが生じる
有痛性外脛骨の治療
足部への負担のかかる運動は避ける
土踏まずの部分を持ち上げるようなインソール(アーチサポート)を作製し、足部への負担を減らす
痛みが強く、日常生活や運動に支障をきたす場合は手術で取り除く
有痛性外脛骨が心配な方へ
外脛骨があるからと言って、日常生活に支障が出ることはありません。
上記で書いている通り、圧迫や外傷により痛みが出現する可能性があります。
痛みが出た場合、多くの方は整形外科を受診されることが多いでしょう。
整形外科の先生方にも専門性があります。
一般的な診断や保存的な治療は可能な場合が多いでしょう。
しかし、痛みが強く、安静や保存的な対症療法では症状の改善が認められないという方には手術をお勧めします。
その際には、足の専門医のいる病院で相談する事をお勧めします。
近くの病院やどこの整形外科クリニックでもOKという訳でもありません。
全国的に多くはありませんが、足の専門医のいる病院やクリニックを受診し、しっかりと相談するようにしましょう。
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