思い出の、大きなみそ汁
忘れられないみそ汁がある。
私がみそ汁を本気で好きになってから今までで、一番美味しくて、印象的だったみそ汁があります。
徳島県鳴門市にある「味処 あらし」という海鮮・魚介料理を提供しているお店の「みそ汁」が、どうしても忘れられません。
出会いはゲストハウスより
昨年の2月、大阪から淡路島を通って、うずしおゲストハウスに宿泊した日のこと。
ライブ帰りで疲れが溜まっていた身体をなんとか車に乗せ、暗い夜道を1人で走って向かいました。
深夜12時。辺りは街灯が点いていない。けれどゲストハウスには、オレンジ色の光が窓から照らされていました。
こんなに遅くなってごめんなさいと申し訳ない気持ちの中、ドアを開けるとオーナーさんが優しく出迎えてくれました。
この日が、初めてのゲストハウスデビュー。
オーナーさんは丁寧に、ゲストハウスの説明をしてくだり、とても気さくで優しい人だと実感しました。ゲストとの交流ができる共有スペースには、2人の女性が話していたのが見えました。私と同じ、それぞれひとり旅をされて徳島に来られたのだそう。
けれど私の身体はライブ疲れと運転疲れが勝り、共有スペースには足を運びませんでした。
ーーー
ゲストハウスながら、全室個室。ぐっすりと落ち着いて就寝し、起きた時間は10時過ぎ。普通の宿ならとっくにチェックアウトを終えなければなりません。
急いで着替えを済ませた私は、誰もいない共有スペースに座りオーナーさんを待つことにしました。
「今日はどちらへ出かけるのですか？」
共有スペースにオーナーさんが来られたので
「これから大塚国際美術館に行きます！あ、あと、オススメのごはん屋さんってありますか？」
本当は、オーナーさんと話したかった。前日に共有スペースに行きたかった。オススメのごはん屋さんなんて、幾度となく聞かれたでしょう。でも私は、なんでもいいからきっかけが欲しかった。初めてのゲストハウスで、あんなに優しいオーナーさんに出会えたのだから。
ここで初めて、オーナーさんとたくさんお話できました。
「僕がいつもオススメしている場所は、味処 あらしですね〜！」
瞬時にココだ！と決めた私の脳内は単純でした。大好きな海鮮、オーナーさんと話せたこと、これから行く大塚国際美術館、すべてがキラキラでした。美術館の前に広がる、美しい太平洋くらいね。
歯ごたえのある鳴門わかめ
味処 あらしに着いたのは午後3時。昼前に起きたのもありましたが、ここまでお腹が持ったのは偉い。
大人気のお店も午後3時は狙いどき。すぐにあらし御膳を注文して食しました。
なんてことでしょう。え！？みそ汁が、みそ汁が美味すぎる。
他の料理も美味しいけど、みそ汁がうますぎる。
ここでみそ汁の写真が登場するのが食レポのテンプレートですが、美味しすぎてスマホの存在が消されていました。今なら写真撮っておけば・・・と後悔してますが、きっとあのときは、あのみそ汁をデータに残すという作業が邪魔でした。
でもやっぱり写真も見ていただきたいので、冒頭に載せたHPをクリックしてみてほしいです。
なんかみそ汁でかくない！！！！！？？？？？
一般に出てくるみそ汁の2倍の大きさの器でした。器にたっぷり入った味噌汁と、歯ごたえたっぷりの鳴門わかめが一気に私を虜にさせました。あのみそ汁は、私のみそ汁常識を変えた一品だったのです。
タピるよりみそ汁派
こんなアホっぽいキャッチコピーをプロフィールに載せるくらい、私の中ではみそ汁ブームなのです。毎日2杯は絶対です。
みそ汁の栄養素はハンパない。私たちの健康に欠かせない栄養素がたくさん含まれている。様々な具材を入れることで栄養価はアップし、バリエーションも豊富になる、なんて優れた健康食でしょう。
もしこれから先、人生が辛すぎて死にたいと感じてしまったならば、「味処 あらしのみそ汁」を食したい。歯ごたえたっぷりのわかめと共に、からだ中に栄養を行き渡らせたい。
そういえば、あのゲストハウスのオーナーさんにお礼を言ってませんでした。
味処 あらしを教えてくれてありがとうございます。みそ汁が、美味しすぎました。
ごちそうさまでした。味処 あらしのみそ汁が、グランプリです。
店舗名 味処 あらし
所在地 772-0011 徳島県鳴門市撫養町大桑島字北ノ浜51-1
営業時間 11:00～21:00
定休日 水曜日 ※祝日の場合は営業します。翌日が休みになります。
駐車場 有（約20台）
ーーー味処 あらし ホームページより
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この記事は、ごはんさんの「ごちそうさまグランプリ」に参加しています＾＾
鳴門市、ほんとうにいい街だったなあ〜
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