中国「商標行政法執行証拠規定」公示(2025年1月1日施行)
国家市場監督管理総局(SAMR)と国家知識産権局(CNIPA)は、2025年1月2日、共同で「商標行政法執行証拠規定(商标行政执法证据规定)」を2024年12月26日に各関係部門に通知し、2025年1月1日から施行することを公示(国市監稽発〔2024〕117号)した。
本規定は、これまで商標行政法執行法には専門的な証拠規定が制定されいなかったために、商標行政執行、証拠収集、証拠審査と認定などの内容と要件をさらに明確にし、事業主体の正当な権益を保護することを目的として、2023年12月1日に「商標行政法執行証拠基準規定(意見募集稿)」として起草され、2024年8月19日に「商標行政法執行証拠規定(意見募集稿)」が2度目に公示された。最後の意見募集稿の一部が修正され、24条の構成となっている。
主な内容は、目的と法律根拠、適用主体と事件範囲、証拠の概念、証拠の種類を明確にし、主に、証拠として、書類証拠、物的証拠、視聴覚資料、電子データ、証人証言、当事者の陳述、鑑定意見、現場記録及び外国での証拠などの要件、各証拠に対する収集要件と認定を明確にしている。
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