2月13日 わたしは韓国に行けるのか
いままさに、渡韓計画の最中。初めての韓国だというのに、情報のすくない地方へ足を伸ばす予定。
同行する友人が貸してくれた新羅の石仏の写真集をうっとり眺めながら、Googleマップに点を打つ。胸を踊らせながらマッピングしていると、地図上に、故郷のある地形に酷似している地点に気づく。そこは、完全に、わたしの場所だとすぐにわかった。
十年近く前からとりつかれてきた、記憶とも妄想ともつかない郷愁は、彼の地を訪ねることで変化するか。
しかしわたしは現実を生きるものとして強行はせず、成り行きに任せて事を進める。同行の友人の気持ちと2人の日程が万端整いますことを。
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今週から職員の若い女性がうつで休職。
正社員が20人ほどの部署で、現在3人がうつで休職している。ひるどきには派遣仲間それぞれの愚痴に耳を傾ける。
正社員はほぼ全員、部署がえが数年ごとにあるため、専門職を全て派遣でまかない、かつ、派遣は三年以上は絶対に雇用を継続しないため、誰一人熟練者がいないというなかなかおそろしい職場である。社員は、事業には詳しいが業務にはしろうとなのである。
悪い意味で日本の縮図のような団体で、半ばあきれ半ば感心しながら、仕事のための仕事と割り切って半年間、給料をいただいてきた。
職場の閉塞感は、うつを引き起こす大きな理由のひとつだろう。みずから心を病む人は他を責めず自分を責める。一見おだやかな職場のせいには軽々とできようもない。
わたしも知らないうちに心根がくさってきてはいないか?長野県青木村のゆるキャラが頭をかすめる。義民の里、青木村。わたしは義民でありたいのだ。