初心者向けモンハンRISE指南・技術編2: 生存

概要

 モンハンにおいてはいかに生存するかはクエストを成功させる重要な因子です。その生存するための工夫は多岐にわたります。本記事では初心者の人向けに、生存確率を上げるための技術(+ちょっと知識)を紹介するべく執筆します。基本的には攻撃を受けないことに専念します。そもそもの立ち回り、回避・防御行動、跳躍、カウンターなど手段は様々あります。被弾してしまっても慌てず状態を判断し、体力の回復や状態異常の回復を行います。この時、重要なのは決してモンスターから目を離さないことです。また、仲間が危機に瀕しているときは助けてあげましょう。

攻撃よりもまずは生存

 モンハンにおいて、クエストクリアにはまずは生存する必要があります。というのも、モンハンにおいて3度力尽きることはクエスト失敗を意味するからです。どれだけの猛攻を仕掛けようとも、生き残らなければクエストをクリアできません。モンハンにおいて、攻撃の手数が足りずに時間切れでクエスト失敗になることは(武器の強化をしていない、など特殊な条件でない限り)ほとんどありませんが、3回力尽きることによってクエスト失敗することは非常にありふれた話です。無論、攻撃の効率が良いに越したことはありませんが、それはクエストのクリアが効率的になるという話です。それ以前に、相手を倒しきるまで生存することが必要なのです。

基本: そもそも攻撃を受けない

 当然の話ではありますが、まず目標とすべきなのは「攻撃を受けず、体力を保ったまま戦い続ける」ということです。これは「技術編1」でも触れましたが、モンハンにおいては相手の攻撃をかわしつつ、攻撃をするのが基本となります。相手の攻撃を受けないため、相手の真正面を避けて立ち回り、相手の動きをよく見て、攻撃の予兆をよく学ぶことが大切です。自分の攻撃ばかりに注力してはいけません。これに関しては以前の記事に詳細に書いたため、詳細は省きます。

 一部の鉄蟲糸技は移動を伴った技があり、それの有効的な運用によって相手の攻撃範囲から逃れることができます。代表的な例は大剣の「強化納刀」です。素早い移動を伴う技が多く、なおかつ自己強化を伴うものが多いため、大振りな攻撃などに合わせて試みてください。

 攻撃の回避について、跳躍するというのも有効です。納刀時は翔蟲を使った疾翔け、ほか一部の鉄蟲糸技によって跳躍し、回避することも可能です。操虫棍はスタミナの使用で跳躍でき、その点において縦方向の回避性能はずぬけているため、回避行動の選択肢にはよく出るでしょう。横方向に広い薙ぎ払い系の攻撃で特に有効で、相手の攻撃をかわして後ろに回り込みつつ攻撃、ということも可能です。

 どうしてもダメな場合は緊急回避です。緊急回避は「納刀状態で相手に背を向けて走っている状態でBで回避」することで可能です。大きくジャンプしながら地面にダイブします。大きな隙をさらしますが、この間ずっと無敵で、各種回避行動のうち、圧倒的に長い無敵時間を持っています。納刀する手間がありますが、後述のでかい攻撃などは納刀して逃げる暇があるので、「あ、アカン」となったら迷わずダイブしましょう。

でかい攻撃は何が何でも回避

 各モンスターには必殺技みたいな強力な技があるので、それは何が何でも回避するようにしましょう。大抵の場合、被弾すると大きく体制を崩され、キャンプ送りに直結します。溜め動作があったり、何かと体制を整える時間があるため、場合によっては緊急回避を使ってでも耐えしのぎましょう。

 これを回避するため、ハンターの忠告に耳を傾けましょう。「大きいのが来るぞ!」などハンターが注意喚起をする時があります。これは相手のモンスターが強力な技をする前触れです。これを聞いたら相手の攻撃を受けない場所に素早く逃げるかガードを構えてください。攻撃を続けてはいけません。場合によっては先述の緊急回避を選択肢に入れてください。

ガードでしのぐ

 ガード可能武器ならば、状況に応じてガードしましょう。これは特に、抜刀時の移動が遅くガード性能の高いランス、ガンランスではよく使う選択肢となります。とはいえ、ガードも万能ではありません。ガードにはスタミナを使いますし、相手の攻撃の激しさに対してガード性能が足りていない場合は大きくのけぞって攻撃の機会を逸してしまうこともあります。また、ガードができない攻撃もあるので注意です。とはいえ、多くの攻撃をスタミナ消費と引き換えに確実にしのぐ方法であるのは違いなく、ガードができるか否かはかなり生存戦略や立ち回りに影響を与えます。おそらく分かり易い例はリオレイアで、リオレイアはあの大きな巨体で2回の方向転換を伴う突進を繰り出してきます。上位の例でいうと、ティガレックスがさらに獰猛な突進攻撃を頻用します。位置次第では前転回避ではかわし切れないこともしばしばあり、体全体が攻撃判定のため跳躍による回避も難しいです。この時、向きさえ気にすればよいガードは強力な防御手段となります。

回避のワンチャンに賭ける

 Bボタンを使った回避行動には無敵時間があるので、被弾しそうだと思ったら積極的に狙いましょう。とはいえ、無敵時間は長くないので、初めのうちは狙ってできるものではありません。ステップ回避は行動時間に比べて無敵時間の割合が長いため、比較的回避しやすい部類ではありますが、それでも初めは難しいと思います。とはいえ、リスクはスタミナ25の消費だけなので、ただで被弾するだけよりかは狙って回避を試みたほうが何倍もよいです。ダメでもともと、回避できればラッキーぐらいでやりましょう。

 この時、回避は「攻撃をすり抜けるように行う」と回避しやすいです。分かり易い例は尻尾攻撃です。尻尾がハンターから見て右から左へくる場合、無敵による回避を試みるならば尻尾の円周外側や尻尾が向かう左方向へではなく、尻尾とすれ違うように右側へ回避すべきです。尻尾とハンターがすれ違うのにかかる時間(接触時間)が最短になるため、その時間と無敵フレームをうまく重ねて回避成功しやすくなります。

 しかしながら、そもそも論当たらないほうが良いので、可能ならば攻撃が当たらないとこへ避けてしまったほうが良いです。無敵時間を使った回避は相手にそれだけ貼りついて攻撃頻度を高めるのに役立ちますが、そんなことはきちんと生存できるようになってから考えるべきです。最初のうちは、あくまでも位置取りを誤って被弾を覚悟したときにワンチャンに賭けるものだと考えてください。無論、慣れたら練習して回避できるようになることにはそれはそれで価値があります(例: リオレウスの咆哮を回避行動の無敵時間でいなすことができるようになる)。

できるならばカウンター

 これは練習が必要ですが、カウンターによって相手の攻撃をしのぎつつも攻撃を繰り出すことができるようになれば、かなり効率よく(そして美麗に)狩りが行えるようになります。今作では太刀、ランス、チャージアックスの標準モーションのカウンター攻撃に加え、カウンター系の鉄蟲糸技が多く実装されています。特に鉄蟲糸技を加えると3種のカウンター技を持つ太刀はカウンターができるだけで攻守ともに優れた武器と化けるでしょう。とはいえ、カウンター技の多くはタイミングが難しいため、練習が必要です。

 カウンターの練習には、修練場のロボットを使うとよいでしょう。アイテムボックス横に居るアイルーから修練場にいるロボットに攻撃動作をさせるかどうかの設定を変えることができます。カウンター技の運用を検討する場合、この修練場で練習しましょう。ブレス攻撃がタイミングを探しやすいかと思います。

攻撃を受けた後の対処を適切にする

 どう頑張っても攻撃を受けるときは受けてしまいますが、その後に落ち着いて適切な対処をするだけでかなり生存確率が上がります。攻撃を受けた後、焦ってしまっては逆効果です。相手の動きがよく見なくなってしまったり、誤ったアイテムを使用してしまったりといいことはありません。まずは落ち着いて状況の把握ととるべき行動を考えましょう。特に相手の動きから目を離してはいけません。

 まず気にするのは翔蟲受け身をするか否かとその方向です。翔蟲受け身は攻撃を受けたときに体制の立て直し・移動・納刀を行える非常に優秀な回避行動です。もちろん、翔蟲ゲージを使用するので常に使用するべきとまでは言いませんが、多くの場合でこの翔蟲受け身を使用するでしょう。しかしながら、これもただ行えばいいというものではありません。相手の動きをよく見て、攻撃が来ないところへ移動しましょう。翔蟲ゲージを使って相手の攻撃へ突っ込んでしまっては意味がありません。

 これも以前執筆しましたが、翔蟲受け身を行わなかった場合に気を付けるべきなのは、そのまますぐに起き上がるかどうかです。起き上がるまではハンターは攻撃を受けませんが、それ以外の行動は一切受け付けません。それゆえ、起き上がりのタイミングに攻撃を重ねられると成すすべなく連続被弾をしてしまいます。時として、これは致命的にもなります。相手の攻撃が自分の起き上がりと被りそうならば、慌てて起き上がらずに待機して様子を見るべきです。起き上がりの待機は何も入力しないと一定時間待機してくれます。

 次に気を付けるべきなのは回復アイテムを使用するべきか否かです。「ここまで体力が減ったら回復すべき」というのは個々人の技術、宗教、ハンターのスキル、防御力、相手の攻撃力などによっていろいろですが、少なくとも「相手の攻撃をあと一回でも受けたら力尽きる」という状況ならばよほどの熟練ハンターでない限り回復をするべきでしょう。アイテムの使用に関しては後程追記しますが、気を付けなければならないことは応急薬や回復薬グレートは「使用した直後に一定量回復し、その後ちょっとずつ回復していく。その間回復薬を飲み続ける動作をする(歩行は可能)」ということと、「回復薬を飲む動作は途中でキャンセル可能」であることです。つまり、「使用後すぐに回避行動すると効果が十全に発揮されない」が、「使用し続けると動きが大きく制限される」ということを念頭に置かなければなりません。言われたら当たり前ではありますが、この状況判断をとっさにし、「もったいないけど使用開始後すぐに回避行動をする」のか「相手の攻撃はこちらに来なさそうだから安心して飲み続ける」のかを考えなければなりません。やはり、アイテムの使用中も敵モンスターの行動は見続ける必要があります。

 次に気を付けるべきなのは状態異常を受けていないかどうかです。状態異常については後述します。どの状態異常もどのように対処するべきかが決まっています。中には致命的なダメージを受けるものもあるので適切に対処しましょう。

納刀は今?

 納刀は大きく隙をさらす行動ですので、ピンチの時でも「今納刀できるか否か」を冷静に判断しましょう。これは納刀の遅いガンランスやスラッシュアックスなどで特に気にするべき項目です。吹っ飛ばされて翔蟲受け身を使用できなかった時、あるいは戦闘中に状況が変わってアイテムの使用が必要になった時など、能動的な納刀が必要になる場面は多々あります。このようなとき、慌てて納刀して隙をさらし、相手の攻撃をもらっては本末転倒です。時として、納刀動作をせずにガードや回避行動で相手の攻撃をいなすべき時も多くあります。とにもかくにも、相手をよく見て状況判断しましょう。このような背景からも、やはり瞬時納刀が可能な翔蟲受け身は強力な回避行動だと言えます。

回復アイテムを素早く使用する

 頻用するアイテム、例えば回復薬グレートなど、をアイテムショートカットに登録して使用することで生存確率がぐっと上がります。アイテムスライダーでアイテムを探すのは割と一苦労です。ピンチの時になって、アイテムを探しつつ相手の動きに注意しつつ……とやるのは大変です。ミスをする確率も上がります。そこで、頻用するアイテムや重要な回復アイテムはアイテムショートカットに登録しましょう。メニューの「ショートカット設定」から設定可能です。特に生存に直結するアイテムは十字方向に登録すると入力ミスが少ないのでお勧めです。

 本当に今すぐ回復しないといけない!というときには秘薬を使いましょう。服用するタイプのアイテムは飲用する液体タイプと食べる丸薬タイプがあります。丸薬タイプのアイテムは使用時間が短いため、戦闘中の使用に適しています。しかし、体力回復するアイテムの丸薬系アイテムは「秘薬」と「いにしえの秘薬」くらいしかありません。これらは体力全回復というすさまじい効果を有する反面、持ち込み数がそれぞれ2個、1個と少ないです。それゆえ頻繁に使用することはできません。しかしながら、ピンチの時の使い勝手は抜群で、使用時に即時体力全回復でき、すぐさま体制を整えることができます。力尽きる前に使いましょう。このような背景から、秘薬もまたアイテムショートカットへ登録することを強く勧めます。

状態異常から素早く復帰する

 致命的な状態異常はアイテムの使用や回復行動によって一刻も早く治療しましょう。何個かある状態異常のうち、特に致命的になりやすいもので対処可能なものについてピックアップしました。参考にしてください。また、各種属性やられは防具の属性耐性が一定以上になると属性やられを軽減・無効にします。属性攻撃が激しい相手に対しては、属性値の上昇は攻撃の威力軽減だけでなく属性やられの軽減にもつながるため、特に有効になります。
:少しずつ体力がへる(緑ゲージ; 減った分は赤ゲージになる)。持続時間はモンスターに寄りますが、回復したほうがいい場面が圧倒的に多いです。上述の通り、飲用タイプの解毒薬は飲み切らないと効果が出ないため、素早く効果が出てなおかつ体力微量回復効果のある丸薬タイプの漢方薬の使用を強く勧めます。支給品にはないので、リオレイアやドスフロギィと戦う際は持参しましょう。
睡眠:歩行しかできなくなります。数秒経過で眠りこけます。その間無防備かつ被ダメージが多くなるので、寝始める前に元気ドリンコで回復しましょう。
火属性やられ:体力が少しずつ減っていきます。毒と異なる点は、赤ゲージから減っていくことです。ウチケシの実の使用よりも、Bの前転回避を数度繰り返すほうが速く回復できます(ほかの属性やられも回復しますが、火属性やられでは特に有効です)。しかし、抜刀中に前転できない武器(ランスや鬼人強化状態の双剣など)は納刀の必要があります。水場での前転により即時回復します。
雷属性やられ:気絶になりやすくなります。気絶は致命的な状態異常なので間接的に雷やられも注意です。不安であるなら、ウチケシの実を使いましょう。あるいは、体力を常に高めに保っておく(被弾→気絶→さらなる被弾を受けたときの生存率を上げる)のも有効です。
爆破やられ:一定時間たつか、相手の攻撃を被弾すると爆発し、大ダメージを受けます。思わぬ事故につながりやすいため、素早く復帰するべきです。消臭玉で解除できますが、前転回避数回のほうが素早く復帰できます。抜刀中の回避が前転でない場合、納刀して疾翔けのほうが有効でしょう。
鬼火やられ:爆破やられと同じく、時間経過か被弾により大ダメージを負います。こちらは疾翔けで解除しましょう。この時、鬼火がその場にとどまるので、これをモンスターに攻撃させましょう。ダメージを与え、ダウンさせられます。
防御力低下:防御力が下がります。防御力を上げるアイテムの使用で治せますが、硬化薬を何度も使うのはもったいないため、忍耐の種を飲むほうが良いでしょう。この状態異常を使う敵がいる場合には持参しましょう。
一部アイテム使用不可:回復アイテムを筆頭に、口に入れる系列のアイテムが使用できなくなります。即時影響が強く出るものではありませんが、ピンチに陥ってからでは遅いため、慣れないうちはあらかじめ消臭玉で解除しておいたほうが良いかもしれません。

 次に示すのは「自分ではもうどうしようもない状態」です。
気絶:動けなくなります。何度も連続で攻撃を受けるとなります。目くらましも同じ状態異常です。レバガチャで短縮は可能です。
麻痺:その場で倒れこんで動けなくなります。レバガチャで短縮しましょう。
睡眠(完全に寝てしまったとき):その場で倒れて眠ってしまいます。
これらの状態異常のハンターの生存は運と周りのサポートにかかっています。例えば、気絶した人がいたら「生命の粉塵」を使って体力を回復してあげる、などです。気絶や睡眠は攻撃を受けて「怯む」ことで解除されます。ダメージを受ける必要はありません。気絶時にオトモが殴ってくるのはこのためです。周りのハンターが気絶してしまった場合、近くにいるならば攻撃して復帰してあげましょう。

使えるものは全部使おう

 時にはプレイヤースキルだけではなく、適切な道具に頼って狩りを有利に進めることも大きな技能の一つです。狩り中に使える道具はいくつか種類がありますが、どれも適切に運用できれば狩猟を大いに有利にでき、相手の攻撃を封じ込めたりこちらの体制を整えたりすることができます。それだけ生存率もあがります。そのためにも、それぞれがどのような効果を持つのかをよく知りましょう。

 一番頻用するであろうものは自身で持ち込んだアイテムでしょう。例として筆頭に上がるのは閃光玉や音爆弾です。特に閃光玉は汎用性が高く、うまく使えば相手をカカシにすることもできる強力な道具なのでアイテムショートカットへの登録を勧めます。その他、罠を仕掛けて相手の動きを封じ込めて早々に部位破壊による弱体化を狙ったり、寝ている相手を大タル爆弾Gで爆破したりと、道具を使って相手を追い込む場面は多々あります。ただし、有効な道具、無効化される道具などはモンスターによって様々ですので、相手がどのような道具が効果的なのかは事前に調べましょう(例: 非怒り時のウルクススに音爆弾を使うと大きく怯む、ジンオウガにシビレ罠を使うとシビレ罠を使って充電してしまう、など)

 話は少しそれますが、ここで運用方法で使い勝手が大きく異なる閃光玉の、特殊な二つの使用方法について特筆します。閃光玉は強力な光で相手の目くらましをする、いわばスタングレネード的な役割の道具です。これを受けたモンスターは目くらまし状態になりハンターを認識できなくなる、というのが一般的な解説です。しかしながら、この道具の重要な役割が別途で二つあります。一つは飛んでいる敵を地面に落下させる役割です。これはリオレウスなどと戦うときに特に効果を発揮します。飛んでいる敵は一方的にこちらが攻撃される場面が多いですが、閃光玉によって空中で目くらましをすると大抵は飛行を継続できなくなり、地面に落ちてしばらくもがきます。相手のターンからこちらのターンへ早変わりです。積極的に狙いましょう。もう一つはスタミナ切れ状態の敵への使用です。スタミナ切れのモンスターは動きが緩慢になりますが、それでも動かないわけではありません。緩慢ながらも攻撃したり、あるいは餌場に移動して食事をし、スタミナの回復を図ることもあります。しかし、この時閃光玉で無くらましをすると棒立ちするモンスターが多いのです。ただのカカシとなり下がるので積極的に攻撃しましょう。ダメージを稼ぐのもよいですし、部位破壊による弱体化や部位破壊報酬を狙うのもよいです。

 他にも、自分で能動的に使用できるものには持ち込んだアイテムだけではなく、フィールド上から手に入れた狩猟生物もあります。どれも強力な効果をもっていますので、積極的に使いましょう。使い勝手の良いものは、状態異常の回復をしてくれる空間を作る「ロクロッヘビ」、徐々にHPが自動回復する空間を作る「アメフリツブリ」などでしょうか。生存に直結するものも多くあります。これらの効果はハンターノートの「環境生物リスト」で確認できるため、「これなんだっけ?」となった場合はそれで確認しましょう。

 フィールドには持続強化、罠型、瞬間強化型など様々な生物が多く存在するので、適切に運用して有利な状態を作っていきましょう。特に持続強化の「ヒトダマドリ」は自身のステータスを上昇させる強力な効果を持っています。そのほか、一時的なステータス強化をする生物、近づいて使用することで閃光を発する生物など、多岐にわたります。特筆すべきは「回復ミツムシ」で、大きな緑色の蜜を抱え込んだ状態で滞空する虫です。この虫は回復効果のある蜜をため込んでおり、この虫へ攻撃を加えると即時HPが大きく回復します。生存確率に寄与するので、回復ミツムシがいるステージで戦う場合はその位置を把握し、場合によっては活用しましょう。

 オトモアイルーの使う道具・スキルには強力なものがそろっているので、自分のスタイルにあったアイルーを連れていきましょう。アイルーが使える道具は様々で、各アイルーによって異なります。中には回復など生存に直結スキルも多くあるため、生存確率を上げるためにはそのようなスキルを多く持った、ヒーラータイプのアイルーを連れていきましょう。覚えている情報はオトモ情報から閲覧可能で、自宅の「オトモボード」→「オトモ選択」などから閲覧可能です。

 ガルクはスキルを覚えない反面、強力な猟犬具を使用します。初期は攻撃道具を装備していますが、サイドクエストを達成すると様々な猟犬具が解放され、中にはハンターのサポートをするものもあります。こちらも自身のスタイルに合わせたものを選択しましょう。こちらも「オトモボード」から閲覧・変更が可能です。

相手を弱体化させる

 何度か出ている話ではありますが、相手を弱体化させて強力な攻撃を封じたり、リーチを短くすることも重要な生存戦略です。これも以前と同じ例ですが、例えばドスフロギィの頭部についている毒袋を破壊すると、毒霧がかなり弱体化されて戦いやすくなります。そのためには、狙いやすい胴体ではなく、小さくてあてにくい頭部を狙って攻撃する必要があります。そのほか、尻尾攻撃を多用するリオレイアやジンオウガの尻尾切断など、有効な部位破壊は多くあります。どの部位破壊でどのような弱体化を図れるかはいくつかハンターノートに書いているので、一度狩猟した相手でもよく読んでみてください。思いがけない発見があったりします。ベリオロスの翼を破壊すると滑って隙が大きくなる、とか。

仲間を救え、仲間に救ってもらえ

 最後に、実際に仲間とプレイする際には、仲間と連携を取りながら助け合って狩猟することが肝要です。これまで自身がどう生存するかについて書いていましたが、友人とともに狩りに行くことは多々あると思います。多分。モンハンはクエスト中に「全プレイヤーのうち、累計で3回」力尽きたらクエスト失敗です。すなわち、自分のミスは仲間の損失になり、仲間のミスは自分の損失につながります。相手のことは他人事ではありません。積極的に助けられ、また積極的に助けましょう。

 この時、助けられる側にも努力が必要です。これは特にローカルプレイ時やボイスチャットを行っているときなど、会話しているときに特に重要になります。すなわち、助けが欲しいときには、恥じらわずに助けを求めるべきです。もちろん、プレイヤーが窮地に追い込まれた場合、自動的にメッセージが流れるため、それで大体を把握することができます。しかし、「あのでかい攻撃避けられなさそう」とか「回復薬が切れたから力尽きそう」といった状況まで把握できるわけではありません。積極的にこちらの情報を伝え、相手が適切なサポートをできるようにしましょう。サポートを乞うよりも、黙って力尽きるほうが相手を困らせてしまいます。

まとめ

・そもそも論相手の攻撃を何とかしていなす(避ける、ガードする、無敵時間を使ってすり抜ける)ことを第一に考えよう。
・攻撃を食らっても落ち着いてその後の対応を考えよう。筆頭は翔蟲受け身。その間も敵から目を離さず、敵の状態も加味して考えよう。
・適切な道具を使ったり、相手を弱体化して、有利な状況を作ろう。有利な状況は効率上昇だけでなく、生存確率も上げます。
・仲間の補助を活用し、また仲間を補助しましょう。



 

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