初心者向けモンハンRISE指南・技術編1: 基本の立ち回り
各武器の立ち回りは書けません。ご容赦を。
概要
モンハンの公式プレイ動画を見ていると、自分からガンガン攻撃してってモンスターを圧倒するイメージをもった人はいたりしないでしょうか?あれらはプレイ中のかっこいい一瞬を切り出しているため、実際にはずっと攻撃し続けるわけではありません。モンハンは攻撃も大事ですが、いかに立ち回ってモンスターの攻撃を回避しながら自分の攻撃を効率よくあてていくかが重要となります。相手の側面を位置取りながら攻撃をあて続けるのが基本となります。ピンチの時は慌てずに翔蟲受け身を使いつつ、アイテムショートカットを用いて素早く前線へ復帰しましょう。また、自分が相手のどの部位を攻撃すべきかも考えながら立ち回る必要があります。相手の状態もよく見てみましょう。今自分は回避に専念すべきなのか、あるいは攻撃のチャンスなのかがわかるかもしれません。
「相手のターン」をやり過ごす
モンハンにおいて、相手の攻撃中にむやみに攻撃することは得策ではありません。なぜなら、相手は何回も攻撃しなければ怯まないのに対し、こちらは一度の攻撃吹っ飛ばされてしまい、なおかつ数度攻撃を連続で受けると力尽きてしまうからです。ゆえに、相手の攻撃はやり過ごす必要があります。
それゆえ、有効な立ち回りを覚えなければ「自分のターン」は回ってきません。なぜなら、相手は常にこちらを攻撃しようと行動し続けているためです。いかに相手のターンをやり過ごせる位置を確保し、自分のターンを開始できるか、これがモンハンにおいて重要な要素となります。
基本: 相手の側面から狙う
基本、モンスターの目の前に立ち続けてはいけません。ハンターの攻撃がそうであるように、モンスターの攻撃もたいていは正面へ放たれます。そうでないものもあります(分かり易い反例は尻尾攻撃です)が、多くは正面への攻撃です。そのため、モンスターは体ごと標的にしたプレイヤーへ向き直り、攻撃を繰り出すことが多いです。すなわち、モンスターがこちらへ向き直ったときに立ち位置を変えないとハンターはただの的になってしまいます。ここで攻撃を続ける意味は薄く、こちらの攻撃が通っても相手のHPの1/100程度を削るだけ、対してこちらはHPの1/4を削がれて吹っ飛ばされて体制を崩されてしまいます。被弾を覚悟で攻撃を続けるメリットは基本的にないため、相手がこちら向き直ったら位置を変えましょう。
じゃあどうするのかという話ですが、基本的に相手の側面に回り込み続けることが一般的な立ち回りです。無論、側面が安全というわけではありません。例えば、ウルクススの滑走ドリフト攻撃(円状にくるっとするやつ)は横方向に攻撃してきます。しかしながら、側面に立ち続けるほうが正面よりもはるかに回避がしやすく、攻撃を受けにくいのです。すなわち、相手がこちらを向いては側面に回って攻撃を回避しつつこちらから攻撃し、また相手が向き直ったら側面に回り……を続けます。初めてモンハンを始めた人は、これを徹底するだけでかなりやりやすくなると思います。
回避する場所は後方でもいいのですが、後方へ回るためには長距離の移動が必要なので基本の立ち回りにはなりません。ただし、以下の条件の場合それが有効となることもあります。
・相手の体が小さく、回り込むのが容易(オサイズチなど)
・後方の部位の肉質が柔らかく、そこを攻撃するほうが良い(アオアシラなど)
・尻尾の切断を積極的に狙うとき(リオレイアの弱体化を狙う場合など)
あくまで基本ではないというだけで、場合によっては有効な立ち回りとなります。
側面に立って、次の行動へ
しかしながら、先述の通り、側面に立っていればすべての攻撃を受けないわけではありません。「側面を取り続ける」ことが重要なのであり、「側面が安全」ではありません。タックル、尻尾攻撃など、横方向への攻撃は数多くあります。
それゆえ、側面に立って相手の動きをよく見て、適切な行動をとることが肝要です。相手の側面に立つというのは、あくまで「有利な盤面」を作るだけです。別に安全地帯に立っているわけではありません。状況次第ですが、大別して以下のどれかに行動を移す必要があります。
1. そのままモンスターが前方へ攻撃を繰り出し始めるなど、自身が安全地帯に居る場合
理想形です。オサイズチの尻尾たたきつけ、リオレイアの火球などが該当します。相手の動きに注意しながら攻撃しましょう。
2. 突進攻撃など、モンスターがその場から少し移動するとき
相手と武器種によります。ボルボロスの突進などが該当します。追いかけられるなら移動を伴う攻撃や鉄蟲糸技などを用いて距離を詰めましょう。そうでなければ納刀して走行で追いつきます。あわよくば、突進の終わりの隙に攻撃しましょう。ただし、折り返して突進攻撃を複数する場合があり、その時に追いかけていると攻撃をもらいがちです。折り返し突進があるモンスター(リオレイアなど)と対峙する場合には念頭に入れてください。その場合には、横方向へ大きく回避する必要があります。
また、突進攻撃の直前は相手から少し離れた位置に立つようにしましょう。接していると、相手の体全体が攻撃範囲である突進攻撃に当たる可能性が高いです。
3. 横方向へ攻撃範囲のある攻撃を繰り出そうとしているとき
すぐさま立ち位置を変える必要がありますが、同時に攻撃のチャンスでもあります。ジンオウガのタックルなどが該当します。この時、横方向は危険地帯ですが、相手の後方や前方は安全地帯であることが多いです。相手の正面方向へ回避し、頭へ攻撃を叩き込みましょう。相手のターンが終わったら必ずその場を離れてください。後方への回避も有効です。その時は尻尾切断を狙うといいかもしれません。
4. 横方向を含む広い攻撃範囲を持つ攻撃を繰り出そうとしているとき
非常に厄介で、個々に回避方法を探索し、学ぶ必要があります。アオアシラの両手攻撃、マガイマガドの薙ぎ払い攻撃、ジンオウガの尻尾の振り回し攻撃などがこれに該当します。 この種の攻撃で重要なのは学ぶことです。はっきり言って、この種の攻撃を初見で回避するのは不可能です。絶対当たります。重要なのは、「避けにくい攻撃に直面したら、その回避方法を探索し、覚えることです」。「側面に居ても前方に回避しても当たってしまう攻撃」に出会ってしまったら、その攻撃の構えは覚えましょう。そして回避方法を探索するのです。一般的に、最も簡単な回避策は距離をとること、またはガードをすることです。特に後方へ移動しながら攻撃する方法を有する武器(片手剣やスラッシュアックスなど)、連携中にガードやカウンター攻撃が可能な武器(太刀やランスなど)はそれらによる回避ができるか試みましょう。
5. 飛ぶ、潜るなど、攻撃の届かない場所に移動した場合
すぐさま回避行動へ移ってください。なぜなら、その時自身にできることは何もないからで、完全に「相手のターン」です。ウルクススの跳躍、リオレウスの滞空などがこれに該当します。大抵の場合、そのモンスター特有の攻撃が放たれることが多いです(先述の例でいうと、ウルクススの跳躍からののしかかり攻撃、リオレウスの滞空ブレスなど)。今すぐその場から移動して攻撃を回避しましょう。この手の攻撃は相手の周りを回るように移動し続けることで回避が可能な場合が多いです。
また、このようなときは閃光玉や音爆弾のアイテムによって空から落とす、地中から引きずり出す、ということも可能なときがあります。著名な例でいうと、リオレウスに閃光玉で地面に落とすことができ、非怒り状態のディアブロスに音爆弾で地中から引きずり出して隙を作ることができます。どうせ攻撃はできないので、アイテムをうまく活用して立ち回りましょう。
側面の取り方
狩り中の立ち位置の変更方法ですが、武器種によりますがBボタンによる回避行動(前転回避、ステップ回避)が主になります。大抵の武器はこれが生命線となります。ごろごろ転がりましょう。Bの回避は、慣れたら本当に回避に使えます(数フレームだけ無敵判定がある)が、最初はそれで回避とか無理なので、回避行動によって立ち位置を変えるのに用いるのに専ら使うことになると思います。そのほか、武器特有の立ち回り方も多く存在します。抜刀中の移動が速い武器(片手剣や狩猟笛)は普通に歩いても差し支えない場合が多いでしょう。大剣は抜刀時の移動が遅く、納刀が速く、抜刀時の攻撃「縦切り」が強力なため、納刀して立ち位置を変更するのもいいかもしれません。太刀の「移動切り」は立ち位置を変更しながら攻撃も可能な強力な技です。ハンマーや弓は溜めながらの歩行が速めなので、溜めながら相手の攻撃を回避しつつ、相手の攻撃の隙に溜め攻撃を放てるのが理想形です。
立ち位置を変えるタイミングですが、これは個々人の流派やモンスターに寄りけりですが、多くの場合攻撃直前の向き直りの瞬間に立ち位置を変えます。多くのモンスターの攻撃はハンターに攻撃する直前にこちらへ向き直るような動作があります。それを見たら基本的には軸をずらして攻撃を回避します。このタイミングの基礎的な練習には修練場の中央にあるからくりの「ブレス」攻撃が最適です。修練場のアイテムボックス隣にいるアイルーから、からくりの「サーチ」設定をONにして、「アクション」設定を「ブレス」にすると、こちらに向き直って構えてブレス攻撃を繰り出す、という行動を繰り返します。まずはこれに当たらないように、脚や腹に攻撃をあてられるように立ち回りましょう。慣れたら、弱点部位である頭へ、横から攻撃できるようにしましょう。攻撃を受けないだけなら側面に張り付けば容易に回避できますが、頭に攻撃するために立ち回るとなると話が違います。弱点部位であるといえど、相手の頭に攻撃するのがいかに危険かがよくわかると思います。また、「アクション」設定を「四股踏み」にすると横方向への攻撃回避方法を学べます。距離をとる、前方へ回りこむなどの対処で、攻撃を受けないように攻撃を繰り出せるようにしましょう(振動によって足止めを食らうかもしれませんが、攻撃そのもののダメージを受けるよりかは何倍もいいです)。
この時、画面内に相手を捕捉し続けられるようにカメラを動かし続けましょう。相手の側面に立ち続ける立ち回りをすると、おのずと敵がカメラの範囲外となってしまいます。カメラの範囲外の敵には攻撃もしづらいし回避もしづらいでしょう。そこでの一工夫がRスティック押し込みで「ターゲットカメラ」を設定することです。Lボタンを短く押すと本来はカメラがハンターの真正面へ向き直ります。この「ターゲットカメラ」はある特定の大型モンスターが近くにいるとき、そのモンスターの方向へカメラが向き直る、というもので、狩り中にRスティックで細かくカメラを調節せずとも、Lボタンを押すだけでモンスターを視野に収めることができます。ターゲットカメラが設定されているモンスターは画面右上で確認できます。
回避できないならガード
モンハンにおいて相手の攻撃をしのぐ手段はもう一つ、ガードがあります。特にガード性能の高いランス、ガンランスにおいてはこちらが主軸となることも多々あるでしょう。多くの武器の場合、攻撃中はガードできません(例外: ランスのカウンター突き、チャージアックスのガード可能攻撃など)。それゆえ、ガードをするにしても一度攻撃を中止し、ガードの体制ととる必要があります。つまり、相手が攻撃の体制をとったら攻撃をするのをやめて防御に備えなければなりません。また、ガード成功時には相手の攻撃の強さと自身のガード性能に依存して、スタミナを消費しつつのけぞりながらガードします。ガード性能が低いと攻撃が少し貫通してきます。そのような性質上、ガード性能の高くない、なおかつ前転回避が可能な片手剣や大剣は基本的に回避を試みて、よけきれない場合はガードをする、という運用が良いでしょう。例えば、リオレイアのような体の大きい敵の突進攻撃などは前転回避では間に合わずガード、ということもあるでしょう。とはいえ、いざとなったらガードできるというのは大変心強いものです。例えば、リオレウスの攻撃の一つに「空中からのとびかかり攻撃」があるのですが、見た目の地味さに反してかなり強力で、攻撃の直前までハンターの位置を捕捉し、当たればかなりのHPを削られ、なおかつ確定で毒+気絶という大盤振る舞いな攻撃です。この回避には慣れが必要で、とびかかりの直前に前転回避する必要があるのですが、ガード可能武器ならば相手のほうを向いてガードしておけば、少々の代償と引き換えに大きなダメージをしのぐことが可能です。
吹っ飛ばされたら「翔蟲受け身」
吹っ飛ばされたら落ち着いて状況を見つつ、「翔蟲受け身」によって体制を整えましょう。正直、「受け身」ではないです。翔蟲受け身は本作からの登場ですが、これは所謂「起き攻め」を回避可能な代物です。過去作において、ハンターが吹っ飛ばされた後、起き上がっている動作中は無敵なのですが、その起き上がった瞬間に攻撃を重ねられ、成すすべなくHPを0にされてしまう、という事故がまれに発生していました。翔蟲受け身はそれを回避できる重要なアクションで、攻撃を受けた後にZL + Bで横方向に跳躍しつつ納刀します(ガンナーでもZLです)。この時、Lスティックを倒しておけば任意の方向へ跳躍します。もちろん、翔蟲ゲージの消費を抑えたい、敵モンスターがこちらを狙っていない、という状況であるなら翔蟲受け身をしないという選択肢もあります。
翔蟲受け身後の動作は状況に応じて様々です。例えば、被害軽微でまだ前線で戦えるという場合、相手の側面や後方へ飛び、そのまま攻撃をするということも可能です。吹っ飛ばされたままになるよりも素早く攻撃へ転ずることができます。HPが少ない場合、距離を取りつつアイテムを使うことになるでしょう。この時に「翔蟲受け身時に納刀する」という特性が役立ち、納刀動作を挟まずとも素早くアイテムを使用できます。その時の状況を判断しつつ、適切な行動をとりましょう。
翔蟲ゲージがないときに吹っ飛ばされてしまった……
状況はまずいですが、慌てずに状況判断を続け、その後の行動を考えましょう。そもそも、過去作のモンハンはそれがデフォです。まず第一に、今すぐ起き上がっていい状態か判断しましょう。起き上がりは少しの間待つことができ、なおかつその間は(なぜか)無敵となります。単純に何も入力しないと寝そべったままになります。Lスティックを入力すると起き上がります。もし「今起き上がってもすぐに相手の突進攻撃を被弾してしまう」という状況ならば、起き上がるのを待って攻撃が過ぎ去るのを待ってから起き上がるようにしましょう。第二に、アイテムの使用をしたい場合は「アイテムスライダー」を今のうちに動かしましょう。起き上がってから慌ててアイテムスライダーを動かしていては行動が遅くなるだけではなく、それに気を取られてモンスターからの追撃を受けやすくなります。できることは今のうちにやっておきましょう。ただし、回復薬グレートなどは後述のアイテムショートカットへの登録を強く勧めます。
体力が残り少ないのに気絶してしまった
貴方にできることはありません。ひたすら、相手の攻撃が来ないことを祈りつつ、レバガチャで素早く復帰してください。人事尽くして天命を待つ、というやつです。
さて、なぜこの話をわざわざしたかというと、仲間がこのような状況になれば、それを助けられるのは貴方だということを伝えるためです。上述の通り、気絶したら自身では何もできません。祈ることしかできません。しかし、それを看過してしまうとその仲間はきっと力尽きてしまう確率はかなり高いです。モンハンは連帯責任で、一般に「全体通して誰かが3回力尽きること」が失敗条件になっています。仲間の損失は自分の損失なのです。積極的に守ってあげなければなりません。具体的な方法としては、「生命の粉塵」という回復アイテムを使ってあげる、というものです。このアイテムを使用すると、自身と近くの仲間を回復してあげることができます。持ち込み可能数は3個、かつ調合には初期には貴重な素材を使いますが、クエスト失敗するよりかはいいので積極的に使ってあげましょう。もちろん、自分がアイテムを使用できる状況に限ります。プレイし始めの頃は仲間のことを気にする余裕などないかもしれませんが、意識して仲間を助けられるように努めましょう。
アイテムショートカットを使おう
アイテムショートカットを使えば、戦闘中に素早くアイテムを使用することが可能です。基本、アイテムを使用したいピンチの時は慌てると思います。誰だってそうです。このようなときにアイテムスライダーを頑張って操作しつつ、敵モンスターの動きを見る、ということは熟練のハンターでなければ難しいものです。アイテムショートカットはアイテムスライダーを操作することなく、L押し続け + Rスティックを倒した方向によって素早くアイテムを使用することができる便利な機能です。とりあえず、回復薬グレートを分かり易いところに登録しましょう。+ボタンのメニューの「ショートカット設定」から変更可能です。そのほか、筆者の意見としては「漢方薬」、「生命の粉塵」の登録を勧めます。
相手の動きをよく見よう
多くの攻撃には予備動作がるので、その予備動作を見て回避・ガードできるようにしましょう。特に範囲の広い攻撃、強力な攻撃は予備動作が大きく、特徴的な傾向があります。それを見逃さず、適切な回避行動をとるために、相手の動きをよく観察しながら狩猟しましょう。狩猟しつつも、自分の知識を充実させ、それを学習ことで、条件反射的に回避行動へ移れるように練習します。分かり易い例はアオアシラの両腕攻撃です。アオアシラは大きく両腕を振りかぶって攻撃する動作があります。これは前方向に範囲の広い攻撃で、回避が少し困難です。この攻撃の直前、直立しつつ両腕を大きく横に広げる動作があります。これを見たら大きめに横へ回避しましょう。大きく前進しつつ攻撃するため、横に回避するとアオアシラの弱点である尻に攻撃するチャンスが生まれます。もう一つの例はリオレイアです。リオレイアはサマーソルトと呼ばれる強力な尻尾攻撃を持っています。被弾するとかなりの体力を持っていかれる上に毒状態になる、厄介な攻撃です。この攻撃は直前に、少ししり込みするような、逆上がりのための助走のような、ちょっと特殊な溜め動作をします。これが来たら斜め後方へ回りましょう。サマーソルト動作後に尻尾への攻撃チャンスになります。
攻撃するべき部位を知ろう
モンスターへはただ攻撃をあてれば良いというだけではなく、意識して自分が攻撃するべき箇所を狙う必要があります。その基本となるのはやはり肉質、すなわち攻撃の通り易さです。モンスターの部位ごとに体の固さは異なるため、攻撃の通り易い箇所を攻撃したほうが良いです。例えば、ロアルドロスは胴体よりも海綿質なたてがみのほうが柔らかいため、そちらへガンガン攻撃するのが効果的です。肉質が柔らかい箇所への攻撃は、ダメージの数字がオレンジ色になるので初めて遭遇する相手でも弱点の部位を知ることができます。次に考えるべきは高さです。これは特に片手剣、双剣で考えるべき項目です。「当たればダメージはでかいが、高すぎて当たらない」という状況はしばしば発生します。例えば、クルルヤックの一番の弱点は頭部ですが、立ち上がった時は剣士武器だと届かないため、脚や胴体を狙う必要があります。さらに後述の弱体化も加味し、今自分が最優先で狙うべき部位はどこか、それが難しいときはどこを狙うべきか、ということを考えながら攻撃を行います。
また、場合によっては「部位破壊報酬」を思慮する必要があります。大型モンスターの特定部位を攻撃し続けると、「部位破壊」といって相手の器官の一部を破壊することができます。この時、「部位破壊報酬」といって、クエストクリア時にもらえる報酬に特別な枠が設けられ、追加で報酬を受け取ることができます。この部位破壊報酬では希少な素材が手に入りやすいため、それを狙うために部位破壊を意識して立ち回る、ということはよくあります。例えば、アオアシラの素材「青熊獣の腕甲」は腕の部位破壊報酬で高確率で入手できるので、固い箇所ですがこの素材が欲しい場合には積極的に狙っていきましょう。
弱体化を狙おう
ちょっと発展的な内容にはなりますが、「部位破壊」による相手の弱体化を狙った立ち回りを意識するのも一つの方法となります。時として、「部位破壊」は大きな弱体化につながります。分かり易い例の一つはドスフロギィです。ドスフロギィは頭部に毒袋を持っていて、そこから大きな毒霧を吐きます。しかし、ドスフロギィの頭部を破壊すると、この毒袋が裂けてしまい、毒霧攻撃が大きく弱体化します。相手の攻撃が弱体化することは、間接的にこちらの攻撃機会が増えることにつながるため、意識して特定部位を破壊するための立ち回りも効果的です。例えば、上記のドスフロギィの例でいうと、大きな体ではなく、意識して頭部を攻撃する、という立ち回りになります。このような「○○を破壊すれば弱体化する」という情報はハンターノートの大型モンスター一覧に記載されていることが多いです。
モンスターの状態をよく見よう
モンスターへ攻撃を続けていると「怒り」状態になり、攻撃が荒々しくなったり強力になったりします。口から湯気が出ている……とのことですが正直分かりにくいです。多くの場合、この「怒り」状態に移行するとき、咆哮します(多くのモンスターの方向は大きな音により、こちらの行動を一時的に抑制します)。もし慣れない相手なれば、無理せずに回避することに徹してもいいかもしれません。
大型モンスターはクエスト中に疲れ果てて、涎を垂らしながらばてている状態がありますが、基本的に大きい的になり下がるのでガンガン攻撃しましょう。モンスターが何回も攻撃したり、減気属性のある攻撃をモンスターに与えたりすると、次第に疲れ果ててばててしまいます。この時、モンスターは一般的に動きが緩慢になり、さらに幾つかの攻撃は失敗して大きな隙をさらします(例: リオレイアの突進は最後に滑り込むようにこけて、隙が大きくなります)。また、閃光玉や罠の効果が大きくなります。積極的に攻撃しましょう。
モンスターは体力が少なくなると自身の巣で眠りますが、この時強力な攻撃、一般的には「大タル爆弾G」を使用するチャンスです。モンスターは自身の体力が少なくなると巣に逃げ帰り、眠って体力の回復を図ります。この時、眠り状態のモンスターは周りで何しようが微動だにしない隙だらけの状態、かつ眠り状態から初めて受ける攻撃は二倍になるという特性があるため、ここで一気にダメージを稼ぐチャンスになります。「大タル爆弾G」という設置型のアイテムでダメージを稼ぐ方法が一般的です。これは地面に設置して使用し、何かの攻撃が加わると起爆して相手に大ダメージを与える、というアイテムです。寝ているモンスターに接するように(注意: 体に重ねて置くようにすると、起爆用の攻撃がモンスターに当たってしまい、それが「初撃」になってしまう)設置し、モンスターに直接攻撃しないようにタル爆弾へ攻撃します。手っ取り早いのはクナイでしょう。爆音とともに相手に大ダメージが入ります。
眠っている相手への行動としてのもう一つの選択肢としては、そのまま罠にかけて捕獲するというものです。モンスターの体力が十分に減った状態で、シビレ罠や落とし穴にかかっている状態のモンスターに「捕獲用麻酔玉」の煙を二発分あてると、敵を捕獲することができます。通常、モンスターが寝ているまで弱っている状態は、捕獲可能なくらい体力が減っている状態である(右上のモンスターのアイコンの下に青いマークが表示されている状態)が多いため、寝ている敵の真下に罠を仕掛けて、その直後に麻酔玉を使用すれば容易に捕獲可能です。
まとめ
・相手の側面へ回り込み続けよう。側面に回って有利な状態を作り、その後の行動につなげよう。
・攻撃されても、その時の状況にあった判断を冷静にしよう。最優先は翔蟲受け身。
・相手のどこを攻撃するべきなのか考えよう。柔らかいところ?攻撃が届くところ?部位破壊による弱体化?
・相手をよく見てみよう。攻撃の予備動作だったり、相手の状態だったりをしっかり見よう。立ち回りに大きく影響します。
修正履歴
2021/4/25
側面の取り方について練習方法を追記。
側面をとったあととるべき行動について追記。
モンスターの怒り状態などの記述について、体裁を整備。