初心者向けモンハンRISE指南・知識編1: 移動
概要
自分の周りに、モンスターハンターRISE(以降、RISE)からモンハンを始める人が何人かいて、その人たちがモンハンの煩雑な操作を習得するための助けに少しでもなればいいなと思い、本記事を執筆するに至りました。本記事ではその中でも特に基礎的な移動についてです。単純にスティックを倒せば移動するわけですが、実際のプレイ中にはいち早く標的に近づくために翔蟲を使った移動などを用いて素早く移動する必要があります。加えて、広大かつ凹凸の激しい自然の地形で迷わず目的地へ到達するため、地図の使い方に熟知する必要があるでしょう。
初めに
内容とは関係ありませんが、初回なので一応導入を書きます。興味なければ飛ばして差し支えありません。まず筆者についてですが、本記事が初めてのnote投稿となります。技術的に不足しているところも多々あると思いますので、ご指摘いただければ幸いです。本記事は割と見切り発車で執筆しているので、何度か修正をしていくかもしれません。ご容赦願います。本記事はモンハンRISE内のハンターノートに記述されている内容を踏まえ、必要な知見をカテゴリ別ではなく用途・段階別に纏め、膨大な情報量に翻弄される初心者への手助けになればいいと思い、執筆しています。それゆえ、情報の取捨選択を恣意的に行っております。網羅的な紹介はハンターノートや他企業攻略Wikiなどを参照していただけたらと思います。
本記事は一度もモンハン過去作をやったことのない、完全初心者向けへの記事を目指して執筆しています。モンハンはこれまで作品ごとに新たな操作が増えていっています。これはモンハンが「多彩なアクションを行うことで爽快な狩りを行うアクションゲーム」として発展していったためだと思います。過去作を追ってきている人間からすれば作品ごとに追加されるアクションを覚えるだけで済みますが、RISEから始める人にとっては累積されていったアクションの数々は覚えるのが非常に大変で、難しさだけを感じてしまうのではないかと心配しています。近年のゲームでみられる通り、RISEもチュートリアルがかなり作りこまれ、またハンターノートでおさらいも可能ですが、そもそもの情報量が多く、「何ができるのかがわからない」、「これしたいんだけどどれを見たらいいかわからない」という状況の人も多いのではないでしょうか。そこで本記事では用途や重要性などを基に、段階を分けて、少しずつ技能を習得してもらうように構成していきます。
移動の重要性
モンハンにおいて、効率的な移動は狩りの効率に直結する要素の一つでもあり、またそれを抜きにしても、移動は習得しなければ何も始まらない必須技能の一つです。この主題を見たとき、「いや、そんな初歩的なこと言われても……」と思われた方はおそらくゲーム慣れしている方だと思います。ブラウザ右上の×ボタンや左上の左矢印ボタンを押すとよいでしょう。しかしながら、RISEは移動やそれに係る知識だけでもかなりの操作方法・情報を覚える必要があります。加えて、効率的な移動はそれだけ速く敵を発見したり、追跡したり、あるいは逃亡したりと狩りの効率につながる要素の一つであり、これが十全にできるだけでも効率は違うのではないかと思います。それゆえ、最初は小型のモンスター討伐や納品クエストをこなしながら、効率の良い移動方法について習得することが初めの課題になると思います。
素早く接敵することは、特にマルチプレイで重要視されます。マルチプレイでは複数人が一つの目標(クエストクリア条件)に向かって互いに協力しあいながらプレイします。それゆえ、一般的に各々が自分の能力の範囲で効率の高いプレイをすることが求められます。素早く移動し、接敵し、素早く戦闘に入ることもその一つです。特に、移動に関しては素早い状況判断が必要な場面も少なく、技術も多くないため、全員が素早く移動して接敵することが求められることは多いかと思います。
短距離移動: 普通のダッシュ
普通のダッシュはちょっとした距離の移動や、大きく間合いを取られたモンスターと距離を詰めるために用いるのが主たる用途になると思います。Rボタンを押しながらスティックを倒すと走行します。走行中は少しずつスタミナを消費し、全部使ってしまうと息切れしてしまいます。RISEにおいて、素早い移動方法はほかにもいくつかあるため、基本的には小回りの利いた移動手段であるといえます。視界の範囲にあるものへの移動、狩り中に敵と間合いがあいたときに納刀してからダッシュで近づく、といった感じです。逆に言えば、長距離の移動においては後述のほかの移動方法を用途に合わせて使いこなすべきで、常時普通のダッシュで移動することはあまり効率の良いものではありません。
中距離移動: 翔蟲
中距離の移動には翔蟲による跳躍と、続く空中ジャンプなどが有効です。翔蟲はZLを押しながら(1) Xでジャンプ、(2) Aで水平移動、(3) ZRで照準方向の移動ですが、特にZL + Xでのジャンプが使い勝手が良いため、これを最優先で覚えるべきだと思います。というのも、ZL + Xのジャンプは(1) 二連続使用で素早く水平方向に移動することができる、(2) 壁の駆け上がりなどにも多様する、(3) 照準を気にせずとも、斜め45度くらいで飛んでくれる、という利点があるためです。Lスティックを移動したい方向へ向けながらZL +X→ B (空中ジャンプ) → 空中にいる間にZL + Xと続けて押すことにより、通常の走行よりも素早く中距離を移動することができます。ただし、翔蟲ゲージを使用するため、長距離の移動には向きません。筆者の体感ですが、画面の端に見えるところへの移動くらいならば翔蟲での移動が有効です。
また、翔蟲のジャンプは壁の駆け上がりで壁を超える、大きめの段差を超えるにも大変有効です。RISEでは凹凸の激しい地形が多く、それをすばやく乗り越えることで効率的に移動できます。ちょっとした段差の場合は単純にZL + X → B (空中ジャンプ)で乗り越えられることが多いと思います。目の前で使用するよりも、少し離れたところから使うと最高高度で壁に到達して滑らかに移動可能です。また、壁を駆け上がるときには壁に向かってZL + Xを押し、そのままRと左スティックを倒し続けます。壁走りについてはハンターノートに詳細があるため割愛します。
長距離移動: オトモガルク
長距離の移動にはオトモガルクへの搭乗が基本的に効率的でしょう。オトモガルクへの搭乗は、スタミナを消費することなく継続的に素早く走行する手段です。クエスト開始から標的のモンスターへの移動や、逃げる敵の追跡などに使うでしょう。Aボタン長押し(またはアクションスライダー)で搭乗できますが、オトモガルクの手が空いていない(潜行中、戦闘中など)とすぐには乗れません。Rボタンで更に早く走行可能です。ZLでドリフトとかできますが、ひとまず搭乗の方法とRで更に早く走れること、ZRでジャンプできることだけ覚えておいていいと思います。
もう一つの特徴として、オトモガルク搭乗中はアイテムの使用が可能であり、戦闘準備を整えながら移動が可能な手段です。それゆえ、クエスト開始直後に鬼人薬を飲みながら標的モンスターへ接近したり、逃げるモンスターを追いながら回復薬を飲んで体制を整えるということが可能です。是非活用しましょう。
特定箇所での大跳躍: 大翔蟲
大翔蟲は特定箇所に限り、手動操作では乗り越えるのが困難な山や壁を越えて大きくジャンプするのに有効です。大翔蟲の説明はハンターノートにあるので詳細は省きますが、特定箇所から特定箇所への大きな跳躍に用いるもので、プレイヤーの用いる翔蟲とは違い、フィールドへ設置する施設に近いです。分かり易い例が、大社跡のキャンプ側面にある大翔蟲で、キャンプ北にある山へ登ることが可能です。基本的に、とても高い壁を越えるような箇所に設置可能です。この大翔蟲は設置できる場所が予め定められているのですが、その場所は目視ではわかりづらいのです。しかしながら、実は地図で設置場所を確認することができます(後述します)。
特定箇所への瞬時の移動: ファストトラベル
場面は限られますが、ファストトラベルによって一瞬でキャンプへの移動が可能です。例えば、標的モンスターの場所がサブキャンプの近くであるためそこからの移動のほうが早い、補給のためにキャンプに帰りたい、という場面で有効です。使う頻度は少ないですが、一瞬での移動が可能なので活用しましょう。
地図の活用
RISEで出てくる地形は迷いやすい地形が多いため、地図を有効に使う必要があります。モンハンは人の手がついていない自然の中でモンスターを狩るというコンセプト上、人を特定箇所に導くような案内があったりするわけではありません。そのため、目的地への道がわかりにくいことがしばしばあります。特に、オープンワールドとなったRISE(あとMHW)はそれが顕著なのではないでしょうか。例えば、下の画像では滝の上への移動するルートがあるのですが、初めて見るとどこに道があるのかわかりません(実際は画像右にある、小さな水路が道になっています)。
そこで地図を見てみると、確かにキャラクターの左後方に道があるのがわかります……が言われたところでわからん時は分かりません。正直、これをもってしても「え、この滝を駆け上がるのか……?」と思い込んでしまうことも多いと思います。そこで筆者がお勧めしたいのは「地図だけ見る」という方法です。左下の地図を注意深くみて、キャラクターが地図上で向いている方向と目的の通路だけを見て移動します。すると、周りの地形に惑わされず、地図に示される移動可能な箇所だけを移動するため、存外目的の道を見つけることができます。この時、L長押しで左下の地図が拡大表記されるため、見づらい場合はLを押しながら移動するとよいと思います。迷ってしまったらお試しください。
また、RISEの地図は詳細に環境生物や採取ポイントの場所を見ることが可能です。詳細な地図はチュートリアルの表記が少しわかりにくいですが、マイナスボタンを長押しで開くことができます。詳細地図ではL、Rボタンを押すことにより、詳細地図に重ね書きする情報を変えることができます。特筆すべきは採集ポイントでしょうか。時折、特定アイテムが必要になり、採集クエストで特定の採集ポイントを探して駆け回ることがあります。その時、詳細地図でX(アイコンリスト)を表示させ、目的の採集ポイントを選択することでそのアイコンのみを地図に重ね書きすることができます。これで効率的に採集ポイントを探すことが可能です。逆に狩猟クエストでは本当に場所がわからなくて困ったとき以外はこの詳細地図をじっくり眺めることは少ないかもしれません。
もう一つ、詳細地図で確認可能な事柄で大事なものは大翔蟲の設置場所です。詳細地図に表示される白い矢印とオレンジ色の矢印(下図参照)はそれぞれ、大翔蟲が設置可能な箇所と大翔蟲が設置されている箇所を示しており、矢印は大翔蟲による跳躍の移動方向を示しています。谷に落ちて這い上がる方法がわからなくなってしまったとき、うまくよじ登れない壁の向こうに標的モンスターがいる場合などにこれをサッと確認し、もし近くに大翔蟲がいるならばそこへ向かうことで迂回するよりも素早く移動することができます。
まとめ
・効率的な移動は効率的な狩りにつながるため、効率の良い移動手段をとるように考えるように努めましょう。
・移動したい距離、状況に合わせて適切な移動手段を用いましょう。はじめは普通の走行、翔蟲の跳躍、オトモガルクを使い分けるところから始めるとよいと思います。
・地図を活用しましょう。画面だけ見ても迷うことは多々あります。
好評だったら次があるかもしれません。