褒める屋さん #6 大村小町さん
皆さま、こんにちは。
9月に入りまして最初の『褒める屋さん』やって参りましたー!!イェーーイ。第6回目です。今回のお客さんは。。。女性芸人の大村小町さんです!
出身地、秋田県を紹介するネタでお馴染みです。私が初めてお会いしたのは、もう10年位前かと思います。これまでの間にトータルで、3回位のライブ共演。あと3回位コンテストでご挨拶した事がある程度です。しっかりお話した事はないですし、なんと言っても小町さんには『真面目』というイメージがあり、その奥の真の小町さんに辿り着けるのか。。
今回は『コマチトーク』という小町さんがやっている企画に呼んで頂き、そこで『褒める屋さん』をさせてもらいました。そちらの様子は、ポッドキャストで公開予定です。
さて、知り合ってから10年経っていますが、大事なことは何も知らない。
真面目で、弱気なことを言ってたら笑顔で『コラァ!』と背中をドンと叩かれる。そんなイメージを私は勝手に持っていた小町さん。高円寺の公民館の一室で向き合った小町さんは、、、やっぱり、顔はかわいい(笑)そう、可愛らしい顔をしている女性なのです。レトロな小花柄の涼しそうなブラウスを着ています。(写真)スカートを履いていましたが、少々ガニ股なところも、また逆に可愛らしさを感じました。
雑談、お互いの近況などを話すと5分はいつの間にやら10分、もうさらに…と過ぎてしまいます。
が、ここで、大村小町さんの第一印象褒め、に参ります。
◯食いぎみソフトガール
(熱い話題には食いぎみにトークしますが、全体はやはりソフトな女子)
◯恋愛警報苦手、防空壕女子
(『恋愛』という言葉が出ると「助けてーー」と、防空壕に逃げる女子)
◯おかっぱエロ封印ガール
(当然エロは、封印されてるのでした。故のエロの強調はあるかもです。。!それも魅力)
全部、褒めてます!!
明るくて元気で気遣いができて、でも恋愛が不器用で、エロなんて無かった事にしてる。そんな意地らしくて可愛らしい女性、それが大村小町さんです。
さて、ここから、これらの印象を持った小町さんの〝奥へ‘’と侵入して行きます。
まず、お笑いを志したきっかけを聞いてみました。気が付いた時には、小町さんにとって、芸人はその場の空気を変えてしまう、魔法使いのような存在だったといいます。
芸人が魔法使い。。。純粋な少女のような発想だと思いました。面白い人、明るい人、ではなく「さっきまで静かだったこの場所を、魔法をかけたように笑い声いっぱいにして、皆を笑顔にする魔法使い」と思っていた。
本当は魔法使いなんて存在しないと自覚し、誰かを魔法使いのようだ、と心奪われた経験の無い私からすると、羨ましさを感じました。この話を聞いている時も、小町さんの瞳は、さらに大きく輝き、四十路とは思えぬ少女のような無垢な表情になります。本当に、髪も肌も年齢よりもかなり若々しく、造形は童顔さもあり、美形のこけし人形の様です。動きも豊かなので、赤べこの要素もあったり。。また、それらが、彼女が熱量のこもった話をする度に、さらに輝いて見えました。
この女性が恋愛を怖がり、防空壕に逃げてしまう事が、勿体無くて仕方ない。そう思いながら私は話を聞いていました。
そして、もう一つ、話しているうちに、この人には『邪気』が無い、とはっきり気付きました。
ここまで話をするまでは、どこかに意地悪さや、自分可愛さが見えるのではないか…とまさに邪気をもって考えていたのです。私は。ところが、小町さんはどこまで話しても、隠さない、驕らない、ストレートな秋田のガニ股おかっぱ女なのでした。
テツandトモさんに憧れてニチエンプロダクションの養成所に通い、小町さんのお笑い人生は始まります。
テツandトモさん。。。最初は、ん?と思ったが。。小町さんが憧れたのが、わかる気がしてきた。元気と陽気がミックスされたお笑い。あと、衣装が動ける服装なのも大きな共通点だ。
テツトモさんは、ジャージ、小町さんは野良着と言われる田舎風労働着(写真)です。
ちゃんとご自身が憧れた原点のルーツが今の自分に反映されてる。この人は、どこまでも真っ直ぐ、生真面目な人なのだ。
そして、意外な発言を聞く。
「そもそも秋田に全く興味が無かった。何も知らなかったし、だからこそ、秋田のネタをやってみようと思った」実はドライ。というか、普通の女子だったのかも。でも向き合い始めたら、熱い。
私はどこかで、芸人なんていい加減で力が抜けている方が面白い、と思い込んでいた。けれど、果たして本当にそうだろうか。。?
40を過ぎた女性が「恋愛したら、自分は苦しくなって、つまらない、世界の狭い人間になってしまう。そんな風になりたくない。自分は、芸人でいることが迷いがなく生きられる」と断言していた。真面目だ。でも…この人は真面目過ぎるゆえに滑稽さとかわいらしさがある。恋愛が迫ってきたら、顔面蒼白になってダッシュで逃げて走る。まさに滑稽である。
そんな大村小町さんへの褒め言葉は、こちら!
『真面目過ぎ、恋愛封印甘えた大人女子』
そう、真面目過ぎなんですよ。それで恋愛封印してるのに、本当は甘えたい、という彼女の意地らしさを感じました。
いや、私だってめちゃくちゃ甘えたいし、大人女子になっても、女はずっと甘えたいもんなんです。
不器用にもほどがあるでしょ、と。
性格もかわいい。こんな彼女を救済してくれる懐と器の大きい男性を望まずにはいられません。私は。
人として、女として彼女がさらに経験を増し、魅力的な人間になることが、芸人・大村小町をより魅力的にしてくれる、と感じているからです。
お笑いへの努力は、黙っていても出来る人です。
とはいえ、頑固で生真面目な小町さんのこと、恋愛から必死に逃げ続けるのかもしれません。それもまた、かわいく、面白いかな、と。
大村小町さん、ありがとうございました!
下のリンクのコマチトークも是非お聴きください!
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