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褒める屋さん #7 メグちゃん✩さん

皆さま、こんにちは。
褒める屋さん、第7回目です!
9月に入って2回目。いい感じです。
今回のお客さんは、メグちゃん✩さんです。(以下メグちゃんとさせて頂く)
お笑いファンの方で、ツイッターを相互フォローしていましたが、ライブでお会いしたのは2年以上前です。朗らかで明るい人、というイメージはありましたが、本当のところはどうなのでしょう。。

約束の喫茶店に着くと、そこには屈託なく笑うメグちゃんの姿が。
自分は手前に座って、私を当たり前のように奥に座らせてくれます。優しさを感じました。大人の女性の気遣いです。
あれ、子どもっぽい人ではないのかな。。

「今日はありがとうございます」私がお礼を言うとメグちゃんも同じように返してくれます。
褒める屋さんスタートです。

まずメグちゃんは、笑顔が素敵なのです。笑うとクシャッとシワを作って笑います。いい笑顔だなぁ。。と前から思っていました。
しかし、その笑顔の奥に何があるのだろう。。

メグちゃんは、生後7ヶ月から病気と共に育ちました。慢性肝内うっ滞症(バイラー病)という病気で、100万人に1人の確率で発症する病気だそうです。22歳の時に肝臓移植をオーストラリアで受けました。
そして、現在メグちゃんは48歳で、この病気で生きている人の中で最高齢だそうです。ほとんどの人が若くして亡くなっているのが現状です。(17歳位が多いようです)

自分が亡くなったら、自分の体は献体する、とメグちゃんは断言しました。
その表情は、決意と信念の顔でした。48歳で奇跡の長生きをしているって、どんな気持ちでしょう。想像がつきません。

さて、軽く15分程度お話した、メグちゃんの第一印象褒めはこちら!

◯クシャクシャの笑顔は本物
(目の前でずーっと観察して感じた結果、本物!)

◯意外と繊細で気遣いができる大人の女性
(少し子どもっぽい元気いっぱいの人というイメージがありました。身長のせいで子どもっぽく見られるのかも。メグちゃんは身長が144cmです)

◯バイラー病倒すぞ党・女党首
(100万人に一人の確率で発症という病気に立ち向かう、毅然とした強さを感じました)

さて、ここから、メグちゃんのさらなる内面へ迫っていきます。

雑談している時のメグちゃんは、結構ふざけます。それが意外でした。自虐ギャグを飛ばすのです。
「区民センターの受付の仕事をしてるんだけどね、お年寄りがたくさんくるの。そこで、私補聴器付けてるから、聞こえが悪くて。ハイ?ハイ?って私が何度も聞き直すの。どっちが年寄りかわかんないねって。アハハハハー」

と屈託なく笑います。
「ひとみばあさんの志村けんみたいで、面白いでしょー。私、シワシワだし、ちっさいし」
と、自分でさらに自虐の追い討ち。
私も釣られて笑います。気を遣ってではなく、メグちゃんの屈託ない笑顔と軽妙な話し方が面白くて、自然に笑ってしまいます。
しかし、今度は「凄く珍しい病気だから、美人しかならない病気とも言われてる」と、思わず三度見してしまうようなことも茶目っ気たっぷりで言います。まるで女漫談家のようです。

この人、自分のことわかってるんだ。
現実をちゃんと直視できる人なんだ、と私は素直に感心しました。だって、私なら病気の副作用で、シワが増えたり乾燥が激しく痒みが酷い肌を、健康な人の前でこんな風に笑い飛ばせるだろうか。
出来ない自信がある。

さすが生後7ヶ月からの病気人生、4歳からのいじめられっ子人生だ。この二つの肩書きを持つメグちゃんは、顔にクシャクシャっとシワを作って、満面の笑顔を作る。どういうことだろう。。
本当は、腹の底で他人を羨み、自分の人生を恨んでたりするんだろうか。私ならそれをする自信が、はっきりとある。いや、しないではいられない。

「私ね、どこ行ってもいじめられやすいの。でも幼稚園で4歳の頃からいじめられてるから慣れちゃってる」
メグちゃんは淡々と言います。
中学生の時にはバスの降り口で後ろから突き落とされ、幼稚園では黄疸が出る肌をからかわれ「ラーメンマン」というあだ名で呼ばれました。

生半可ないじめっ子は、この人の強さに、跳ね返されるんじゃないか。
そう思いました。でも、その強さというのは、大きな声や強い腕力ではありません。もちろん。非力で小さくて細いメグちゃんから発せられる、耐えてきたからこその強さ、ではないでしょうか。
病気の運命を受け入れ、共に生きることを覚悟した強さです。

「病気無しの人生は考えたことがない。だって生まれた時から病気なんだもん。病気も込みが私の人生」メグちゃんは静かに、でも力強く言います。

褒める屋さん終了後は、ご希望で占いをしています。メグちゃんも占いを希望されて、気になることを占わせてもらいました。乙女であると同時に母性を持ち合わせている女性なんだなぁ。。と痛感しました。恋愛においても、自分はいつ死ぬかもしれない、その覚悟があるからこそ、「好き」という気持ちは伝えずに終われるわけない、まさに乙女武士道です。そして、相手が自分の気持ちに答えてくれなくても、構わないのです。
自分の気持ちをわかってくれて、受け入れてくれたら。

しかし、こんなメグちゃんのイメージを覆す出来事が後日ありました。
褒める屋さんの様子を写真で撮るのですが、きゃおりんは大人女子なので、カメラアプリできゃわいく撮れるようにしています。メグちゃんも大人女子ということで、写りを気にされていました。
「大丈夫です!さらにかわいくしときますね」と伝え、メグちゃんも納得してくれました。

そして、後日、またお茶できませんか?と連絡があったのです。
どういうことだろう?占って欲しいことがあるのだろうか?と思って話を聞いていくと…最近、自分で撮った写真の写りが酷いな、と思って。。お写真撮り直させてもらえないかと思ったんです。

な、なんと!!??
乙女ちゃんモード炸裂!?!?

でも、メグちゃんとやり取りして、彼女が病気の副作用で肌のシワやクマにとても心を悩ませている一人の女性である、ということがわかったのです。
私の前で、「シワ酷いし、お年寄りみたいでしょ?」と笑顔を見せていたあの女性は、やはり、弱い自分を隠していたのです。正直、ホッとしました。
弱さを抱えてる人、弱さを見せられる人なのだ、と。

そんなメグちゃん✩さんに贈る褒め言葉は、こちら!

『難病界の女性革命家、でも実は弱乙女』

お笑いライブ「ありがとライブ」を主宰したり、32歳の時には憧れの漫画家、折原みとさんに自分から売り込み、肝臓移植の話を漫画化してもらった行動力を持つメグちゃん。
しかし、心の中は病気と闘い、病気の副作用に悩みつつ、でもそれを笑顔で包み込むように生きています。そんな彼女に、たくさんの人たちが勇気をもらい、力をもらっている。そう感じました。

メグちゃん✩さん、ありがとうございました!

メグちゃんツイッター

ありがとライブツイッター

#褒める屋さん
#肝臓移植
#お笑い
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