ゴールデン街の話し

この記事は過去にtumblerに書いた物を転載したものです。

これは写真家森山大道が通っている、新宿ゴールデン街のお店の外観の写真。因みに会員制と札が掛かってて入れる余地は無さそう。
この店のことを知ったのはイギリスのテートが作成した作家へのインタビュー動画見たことが切っ掛けだった。森山大道がこの店の二階で一人インタビューに答えるシーンがあり、何となく見覚えがあったことからゴールデン街を昼間に歩いて探した。
ゴールデン街には学生の頃に行ったのが初めてだった。誰に連れて行ってもらったかはもう忘れてしまった。先輩か業界の社長だった気がする。そのお店はこどじという店で、ゴールデン街特有の狭さに加えて店の奥には写真集が大量に積まれている。年中常連の写真展が開かれていて、その中には森山大道の期間もあった。低い天井には写真展のDMや名刺が貼り付けてある。キープボトルがテーブルを占拠していてよくよく見ると大学の先輩の物があった。
そこに行くと大体一番奥に座ることが多かった。そのお陰で写真集をよく見ることが出来た。ただ私の通っていた大学の図書館には世界中の写真集があるから別にこどじで見る必要はなかった。写真集をめくるフリをして他の人の話を聞くのが主な楽しみだった。

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