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MLBトレードデッドライン前に注目すべき選手たちナショナルリーグ西地区編

コーラの株主です。

トレードデッドライン前に注目選手を紹介する企画の
6回目、ナショナル・リーグ西地区先発投手編やっていきます。
(成績は5月14日現在)


・アリゾナ・ダイヤモンドバックス

・ザック・デービス   30歳  右右
ナ・リーグで長いキャリアを築いてきた先発右腕。彼は4つの球団を渡り歩きながらプレーしてきました。過去には3度の2桁勝利の実績もあります。しかし、今シーズンはわずか2試合の登板でILリストに入っています。彼の投球スタイルは、シンカーやチェンジアップを使い、ゴロを誘って打者を抑え込んでいきます。
今シーズン成績:2試合0勝0敗 ERA:5.79 FIP:6.51 IP:9.1 SO9:6.8

・ロサンゼルス・ドジャース

・ノア・シンダーガード   30歳   左右
誰もが認めるポテンシャルを持っているものの、ケガなどで完全に開花することができず、ついに30代に突入。昨シーズンは前半をエンジェルス、後半をフィリーズでプレーし、2球団合計で10勝を挙げました。ただし、昔の剛腕のイメージとはだいぶ異なる姿に変わっており、奪三振率も6.3と、シンダーガードとしてはやや物足りない数字でした。投球スタイルも、かつてのファストボール主体ではなく、シンカーとカットボールが中心になっており、球速の平均も92マイルとなっています。今シーズンの成績は7登板で1勝
防御率は6.12と、波に乗れていない印象もありますが、FIPは4.75とERAほど投球内容は悪くありません。ドジャースが失速しなければ、彼の移籍可能性は低そう。
今シーズン成績:7試合1勝3敗 ERA:6.12 FIP:4.75 IP:32.1 SO9:5.8

・フリオ・ウリアス   26歳  左左
もし市場に出ることになれば、大谷翔平に匹敵するインパクトをもたらすであろう、ドジャースの若き左腕エース。2021年には20勝を挙げ、最多勝利のタイトルを獲得し、サイ・ヤング賞投票では7位にランクインしました。2022年は防御率2.16で最優秀防御率のタイトルを獲得し、サイ・ヤング賞投票では3位に輝きました。まだ26歳ながら実績は十分。そして今シーズンも、9登板で5勝、防御率3.61と期待通りの成績を挙げ、チームを牽引しています。現時点ではドジャースがこの地区でコケる可能性は非常に低いため、彼が市場に出る可能性はほとんど考えられません。ただし、ドジャースがコケた場合は、来シーズンの編成において大谷翔平を獲得する場合、ウリアスとの契約を見送るとの報道もあることから、その場合、彼が市場に出てくる可能性が高まるかもしれません。
今シーズン成績:9試合5勝3敗 ERA:3.61 FIP:4.37 IP:52.1 SO9:8.9

・コロラド・ロッキーズ

・ヘルマン・マルケス   28歳  右右
ロッキーズ一筋で8年間プレーし、4度の2桁勝利を挙げた実績を誇る先発右腕。彼は平均球速95マイルの速球を中心に、チェンジアップ、スライダー、カーブ、シンカーなど多彩な球種を駆使します。コロラドという打者有利の球場で、彼はまずまずの成績を残しています。もし彼が移籍する場合、思わぬ成績向上の可能性もあり、新しい環境で彼の投球スキルが発揮されることが期待されます。(現在ILリスト入り中です。)
今シーズン成績:4試合2勝2敗 ERA:4.95 FIP:4.65 IP:20 SO9:7.7

・ホゼ・ウレーニャ   31歳  右右
メジャーリーグで9年間プレーし、5つの球団を渡り歩いた先発右腕。彼はコロラドでの2シーズン目を迎えていますが、昨シーズンは17試合に先発し3勝8敗、防御率は5.14という成績でした。そして今シーズンも5試合に登板し、まだ勝利を挙げておらず、防御率は9.82と苦戦を強いられています。彼はこのシーズンから投球スタイルを変化させており、昨シーズン最も多かったシンカーの割合を約30%も減らし、逆に4シームの割合を35%まで増やしていますが、残念ながら結果には結びついていません。彼は新しいスタイルに取り組んでいますが、まだ調整が必要なようです。
今シーズン成績:5試合0勝4敗 ERA:9.82 FIP:10.99 IP:18.1 SO9:4.4

・サンディエゴ・パドレス

・ブレイク・スネル   30歳  左左
サイヤング賞受賞経験を持つドクターK。2018年のサイヤング賞受賞以降、なかなか期待に応える成績を残していないものの、その能力の高さは随所に見せています。今シーズンは、8試合に先発し1勝5敗と調子に乗れていないものの、彼の強気のピッチングスタイルと4シームを武器に、シーズントータルでは成績を立て直してくるでしょう。もしパドレスがシーズン前半で振るわない場合、彼の放出の可能性も高まるかもしれません。
今シーズン成績:8試合1勝5敗 ERA:4.61 FIP:5.25 IP:41 SO9:9.4

・セス・ルーゴ   33歳  右右
昨年まで7年間在籍したメッツでは、主に中継ぎとしての起用が多かっが
今シーズンから加入したパドレスでは先発ローテーションに名を連ねています。パドレス全体が調子を上げられていない中で、彼は比較的良い成績を残しており、7試合に登板し3勝、防御率3.18と期待以上の活躍を見せています。中継ぎ時と比べて若干奪三振率は低下していますが、平均球速93マイルの4シームを軸に、カーブ、スライダー、チェンジアップなど多彩な球種を駆使して打者を打ち取っています。彼の契約には24年にプレイヤーオプションが含まれており、その点も放出においては重要な要素となる可能性も。
今シーズン成績:7試合3勝2敗 ERA:3.18 FIP:3.95 IP:39.2 SO9:8.2

・サンフランシスコ・ジャイアンツ

・アレックス・カッブ   35歳  右右
メジャー通算73勝のベテラン右腕。今シーズンは絶好調で、これまでに8試合に登板し3勝、防御率1.70という素晴らしい成績を残しています。彼の力強いピッチングが不振に苦しむチームを引っ張っています。彼の投球スタイルはシンカーとスプリットを軸に、時折カーブやスライダーも交えています。ジャイアンツとしては、彼を売却するならば絶好調な状態をキープしている早い段階で売却したいはず。もしかすると来月には彼が異なるチームの
ユニフォームを着ているかもしれません。
今シーズン成績:8試合3勝1敗 ERA:1.70 FIP:2.96 IP:47.2 SO9:7.7

・アレックス・ウッド   32歳  右左
2桁勝利4度の経験を持つベテラン左腕。今シーズンはここまで、5人目の先発として起用され4登板で勝ち星はないものの、ERA2.45とまずまず。彼の投球repertoire(レパートリー)はシンカー、スライダー、チェンジアップの3球種ですが、これらの球種を駆使して打者を抑え込んでいます。爆発力はないため、大きなインパクトは期待できないものの安定した働きが期待できる投手です。
今シーズン成績:4試合0勝0敗 ERA:2.45 FIP:3.57 IP:11 SO9:9.8

いかがだったでしょうか。
次回は捕手編を予定しています。
人数が少ないため、30球団全員を一気に紹介する予定です。
ぜひまた遊びにきてください。




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