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非常識人 第二十三話 SE3
ボタン付きのiPhoneしか使えない。
初代SE以降は水没しない。
内部のチップを破壊しなければ記憶は完全に消えない。
初期化して捨てるのが無難だ。
解体もした。中々壊れない。
手間がかかる。
無難なのは飛ばしか他人名義で2段階認証を通した某アプリだと思う。
閑話休題。
映画みたいに上手くはいかない。
失敗談の話である。
その日はNPO法人で高齢者向け買い物代行サービスの計画途中だった。
ビジネスは成功率は良くて4割。
失敗から学んで次に繋げる繰り返しだ。
まず動くことだ。
高齢者向け買い物代行サービスと称し法人レンタルケータイ及びスマホの代理店、クレカのショッピング枠現金化業者を画策していた。
多岐に及ぶビジネスに展開可能であり帳簿上の儲けは限りなく低い。
焦げ付けばM&Aで無料譲渡すれば良い。
レンタルオフィスの契約途中で役員予定の人間達が別件で次々とパクられて頓挫。
よくある話だ。
1週間かけて動いて利益はゼロ。
ただ経験から得た知識は金に変えられないものになって来た結果が仕事だ。