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初めて参加したハッカソンで、ビール50杯を獲得するまでのお話し。

こんにちは!

16年在籍した芸能事務所から今年7月に独立。現在フリーのオタク司会者として活動しています、喜屋武ちあきです。


現在私はプロトアウトスタジオと言う、プログラミングとプランニング(企画)を学びながら同時にアウトプットしていくことをテーマにした新しい形のプログラミングスクールに通っています。


毎回、今まで経験のない、Node.jsやJavaScript、IoT機器などに四苦八苦しながら、アウトプットを頑張っています。


まだ授業は2回しか行っていないのですが、先週の土日は授業の一貫でハッカソンに参加することになりました。

いやいや、私なんてまだエンジニアのエにも達してないよ!?

と言うことで、かなり不安を感じていたのですが、「養老乃瀧」という老舗居酒屋で行われる、業界でも他に類を見ないタイプのハッカソンということで、お酒好きとしては行かねばなるまいな!!と思ったわけです。


とはいえ、本当に当日始まるまで、いや、始まってからも不安があったのですが。

結果、参加してほんっとおおおおおに良かった!!!と思えたので、この二日間を綴っておこうと思います。


初日。土曜日。朝9時半に養老乃瀧 池袋店に到着。

タレントという仕事柄、普段はコミュ力全方位展開で生きていますが、元来はぼっちのはぐれ者。不安を抱えながらの初めての場所は得意ではありません。


いつも一緒に授業を受けている仲間が見当たらなかったので、一人で席について、授業の始まりを待ちます。


するとそこへ、当たり前の様に瓶ビールが運ばれてくるではありませんか。


養老乃瀧ビール。オリジナルビールがあるなんて!という驚きよりも、いや、今、朝9時半だけど!?という驚きが勝り、流石に酒好きの私でも、なかなか瓶に手をつけられません。

ま、注ぎましたけど。



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主催ののびすけさんの「乾杯!!!」の発声からハッカソンはスタート。

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朝からお酒を飲めたことに戸惑いながらも喜びをポルナレフで表現するキャンさんのツイートはこちら


まずは、趣旨説明やご挨拶。


ハッカソンというものが、時間内に企画・実装・プレゼンまでを行う開発者イベントで、賞がもらえることがわかった瞬間のきゃんさんのツイートはこちら

きちんと、優勝もしくは特別賞を狙うというフラグをたてていますね。



その後、ハチノスノートでアイディアワーク。

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今回の舞台でもある「居酒屋」というワードを中央に記入した後、自分がそこから連想するものをどんどん書いて広げていくというシートです。


記入済みのシートを持って、いよいよチームビルディング。

一人でも、複数人で開発するのでも、どちらでも良いそうで、すでに事前に決めた仲間と参加している方達もいるようでした。


しかし。小学校のときのトラウマ「はーい、ではみなさん自由にチームを作ってくださいねー!!!」を、あれから30年弱経つというのにまた聞くことになるとは。


小学生の私はこう言われた時、机に突っ伏して寝たふりしていました。どうあがこうが、ぼっちなのはわかっていたので。まあ、そんな悲しい過去の話はいいんです。

なぜなら、私はあの頃よりだいぶ成長したのだから!!!



「ではチームビルディングスタート!!!」

そう言われた瞬間。

私はダッシュしました。

プロトアウトスタジオの女性メンバーの元へ・・・!!!

いやいや、知らない人にいきなり話しかける勇気があるのは!!!やっぱり子供の頃にそんな経験していない人たちなんだと思いますよ!!!

逃げちゃダメだ。なんて、そんなことありません。



仲間を1人見つけて安心した私。

お知り合い同士、3名でチームを探していた方達とお話しして、一緒にやってみましょうか。となりました。5人で1チームです。

優勝したら1人2万円。ビールなら1人10杯!!!!

うーん、そういうとこ。笑



この後、2日間通してみていくと「自分が作りたいものを作る」方もいれば「この技術にチャレンジしてみたい!」というモチベーションで参加されている方もいました。なるほど、色々な参加意義があるものですね。

でも、ハッカソンが初めての私としては、どこにモチベーションを置くかと言われたら「賞をとる」ということしかなかったのです。あとはビールがタダでの(以下略


自己紹介などした後につけたチーム名は「爆牙組」。
チーム内にビールを好きな人が多かったことからつけましたが、中二病的な名前になってしまいました。

今思えば、この時から、運命は決まっていたのだろうか・・・。


今回のハッカソンのテーマは「居酒屋ファンを増やすIoT」「また来店したくなるIoT」ということで、先日Obnizでレベルアップbotを作った私、ここでまた"いんたーねっとおぶしんぐす"に触れることになります。


メンバーの中には、すでに「店員とお客さんの相互評価システム」というビションがあったり、「ラズベリーパイ」という掌サイズのコンピュータを持っている方もいて、そこに「テーマに沿っていて、かつ新しいもの」という賞を取るための考えも組み合わせてディスカッション。


またいきたくなる居酒屋とはなんなのか。お料理が美味しかったり、店員さんの接客が素敵だったり。色々な要素があると思いますが、その居酒屋さんでの時間が良い思い出になって何度でもその空間が楽しい気持ちと共に残ればいいよね。ということで、思い出写真が撮れるIoTを開発することになりました。



養老乃瀧の看板メニューの一つ「バクハイ」のイメージキャラクターバックンを生かし、彼がテーブルについて写真を撮ろうと声をかけてくれ、自動で撮影もしてくれるものにしましょう。と決めて、必要なもの(技術だったり、ガジェットやアイテムだったり)を書き出したら、あとは自然な流れで、分担してそれぞれの得意なことを担当するというやり方を取ることに。

私やもう1人の女性はどちらかというとプランナーやデザイナータイプ、エンジニアさん3名は心強い技術者ということで、本当は技術の勉強をしに来ているはずだけど、私が技術面を担当してしまったら、おそらく精神と時の部屋に2日間いっぱい入っても終わりません。


今回使用したのは、プラスチックダンボール、ラズベリーパイ、ウェブカメラ、などなど。動かしたのはNode.jsなのかしら・・・?


私はバックンというキャラクターの研究、キャラクター設定、セリフ、さらにプレゼン資料作成などを担当していきました。

普段からやっているようなことだし、得意なことなので・・・良かった・・・。


それにしても、養老乃瀧さんの研修センターの快適なことと言ったら。乾杯で始まり、飲み物やコーヒーなど常時置いてくださり、集中して作業することができました。そもそも、なかなか居酒屋さんでハッカソンにここまで協力してくださるってすごいですよね。

お昼ご飯も出していただいたのですが、おにぎりもお味噌汁もおかずもとっても美味しかった・・・!!!


ピクニックみたいでとっても楽しい気持ちのキャンさんはこちら。



その後も黙々とそれぞれ自分のお仕事に没頭。

でも、ちょいちょい談笑したり、これってこうでいいですか〜?って確認してみたり。チーム全体の雰囲気はとても良かったと思います。


この日は夕方から仕事があったので、お先にお暇させていただくことに。


仕事柄、どうしても土日に仕事が入ることも多く、この2日間でもちょこちょこ抜けさせていただいたりということもあったのですが、本当にチームの皆様が優しくて助けられました。ご迷惑おかけしました。


他のチームメンバーさんは、この夜、写真素材を撮るため同じビルにある養老乃瀧に行ってくれたりもしていました。

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店内の照明に取り付けて、上から撮影できるという点が新しい点なんです。

お料理も飲み物も写るし、上から撮ることで目も大きく写る効果がある。さらに照明ガッツリ当たってくれるので盛れる!!


私は、自宅でバックンの声を録音するという宿題も済ませます。

正直、一ミリも声の仕事に自信はないのですが、このメンツの中で、プレゼンも含め表に出る部分を私が自信持ってやらなくてどうするんだ、ということで己を奮い立たせました。


そして。



二日目のお昼はホットドック〜〜!!

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らららこっぺぱん。


時間経過と共に、着実に出来上がっていく素材たち。


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これは、エンジニアさん力作のipad miniモニターを女性メンバーさんの力作であるバックンパネルに取り付けたもの。声だけでなく、このモニターでも操作できる、んだけど、今回は声と、Yes,Noボタンで決定していく形になりました。


プレゼン資料もギリギリまで修正し、軽いリハーサルをして・・・ハック終了!

17時からはいよいよプレゼンタイムです。

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私たち爆牙組は3番目。

1組2分しかない中で、最大限プレゼンしてデモもするというのはかなり難しいこと。ということで、直前の発表をみてだいぶ内容を削り、シンプルにバックンカメラは新しい形で居酒屋さんの思い出を残すことができる!ということを伝えることにしました。


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実際バックンカメラは、バックンが乾杯時や宴もたけなわのタイミングを見計って写真を撮ろう!と声をかけてくれ、Yesを選択すると照明に取り付けられたカメラから自動で撮影。それをワンボタンでTwitterにツイートすることができるというシステムです。


女性メンバーが作成してくれたこのフレームがとってもかわいい〜!!


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無事にデモプレイでTwitter自動投稿まで見せることができました。


そして、またこのあと私は急に入ったオーディション案件のため、1時間強抜けさせていただいたので、結果発表は見られず・・・!!!


ただ、打ち上げでお魚の解体ショーがあるというのは聞いていたし、やはり二日間お世話になった皆さんにきちんとお礼をいいたいということで、オーディション終わりですぐトンボ帰り。



さあ、ここで皆さんも気になっているであろう結果ですが、なんと・・・・


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特別賞をいただくことができました^^!

これもひとえに「チームメンバーの皆さんの技術力は日本一ぃぃぃぃ」のおかげですね!

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無事、打ち上げに参加できた私は


料理長によるブリの解体ショーを眺めたり


ブリのお刺身とお寿司を堪能したり。

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優勝した、「レモン断末魔絞り機」で遊ばせていただいたり。

チームの皆さんともお話しできて嬉しかったし、結局ビール券は1人10枚ずつ配布ということで、大切に使いたいと思います。


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やっぱり、すごいと思うのが、二日間ガッツリ養老乃瀧さんで過ごしたことで、

今までにない、養老乃瀧さんへの思い入れが生まれていることです。


私の養老乃瀧さんの思い出といえば、小学生の頃に妹の同級生の家族が養老乃瀧フランチャイズをやっていたため、その店舗によくお邪魔していたこと。揚げ餃子が大好きでそればかり食べていたこと、で止まっていましたからね。


ロボ基地という、養老乃瀧さんとバンダイさんとのコラボレーションでガンダムやコードギアス等のプラモデルが飾ってあるお店もやっているということが判明しましたし、ビール飲みに行かなきゃ!!です。


いつもそばにあって、普段意識せずに行っている居酒屋さんも、お店の努力や理念が見えることで一気にファンになってしまいますね。

ちなみに、一軒目酒場さんも養老乃瀧系列だそうです。私ももちろん行ったことがあります。安くて、手軽に行ける、良いお店ですよね。


こうして、初めてのハッカソンで特別賞を受賞するという、本当に素敵な思い出を養老乃瀧さんで作ることができました。


反省点としては、技術的な面をもっと学ぶことができたらよかったとは思っていますが、自分の強みを最大限生かした働きはできたかと思いますし、特別賞の受賞理由として挙げていただいた、「チーム力と、和気藹々とした雰囲気」という意味でも、本当に皆さんが優しくてノリの良さもあり、楽しくできる良いチームだったと思います。


今後ハッカソンにまた参加することになるかはまだ分かりませんが、養老乃瀧ハッカソンはとにかく楽しい雰囲気のなかでモノづくりに参加できる良い場所だと思いました。


技術面が向上してきたら、今度はエンジニアとしても参加してみたい気持ちは山々!!です。



いつになるかは分かりませんが、ね!



2019.10.30 喜屋武ちあき

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