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【古本屋なタ書】先が見える未来が怖い

去年の2月に、高松へ旅行に行きました。

初の四国旅行。高松空港へ向かう。

そこで訪れた、とある古本屋さんに衝撃を受け、私は、圧倒的な憧れを抱いてしまったのです。


▶︎ゲストハウス巡りに

高松に旅行に行ったのは、本屋が目的ではなく、将来やりたいと思っているゲストハウスの、視察といったところか、ただの娯楽でもありますが、ゲストハウスを巡るためでした。

ゲストハウス若葉屋さん

ゲストハウス若葉屋さんに宿をとり、私と友人は高松に着いてすぐ荷物を置きに向かいました。

出迎えてくださったのは、オーナーの若宮さん
若宮さんは、青年海外協力隊としてセネガルに行ったり、バックパッカーとして世界各地のゲストハウスを渡り歩いたり、していたそうです。

そして、地元の高松に戻り、ゲストハウス若葉屋をオープン。

「ゲストハウスがやりたいので、話を伺いたい。」と言った私に、開業に至るまでの話をお伺いさせてくださいました。

そして、これから高松を観光する私たちへ、
高松のおすすめの周りかた、飲食店、観光地も、詳しく教えてくださったんですね。

教えてもらったお店のひとつが古書店『なタ書』さん。
若宮さんが、「お二人の話を聞いた感じだと、なタ書さん、気にいると思いますよ。」と、チラシをわたしてくれたのですが...

チラシを見るところ、いかにも怪しい。(笑)

そして、怪しいところに行きたくなってしまうのが、私の癖。
「行けそうだったら行ってみます」と言ったけれど、行く気は満々でした。

友人はあんまり乗り気じゃなかったけど、ここはなんとか押し切って行きたいところ!
(友人よ、ごめんね。)

▶︎古本屋『なタ書』

観光地を周り終わり、夕食の時間少し前に高松駅に帰ってきたら私たちは、マップで『なタ書』さんに向かう。

すると、ピンが指すのはこの建物。
ここが、『なタ書』さんだ。

外観はなんとも入りづらい。

外観、ちょっと怪しい。
それがさらにわたしの興味をそそりました。(笑)


中に入ると、本がずらっと。

なタ書ホームページより

▶︎人生相談は無理する程度に

この本の海、どこから見ていったらいいのか。
これだけ本があったら、いつまでもここに居られそうだ。そんな楽しみの詰まった場所でした。
(秘密基地?隠し部屋?みたいなのもあります。)

本に囲まれながら、何やら作業をしていた店主のキキさん。(藤井佳之さん)

お話をお伺いしたいなあと思いつつ、話しかけられずにいたところ、
キキさんから「今日はどちらからいらっしゃったのですか?」と声をかけてくれたんですね。

そして悩み相談を受け付けていることや、街歩きもしているそう。

その頃私は、ある悩みを抱えており、移動中もそのことで頭がいっぱいになっていたので、「悩みがあればお聞きしますよ。」という、キキさんの言葉が、どれだけ希望となったことか。

わたしもこんなふうに、人の悩みを聞ける人になりたい。そう思いました。

ちなみに、キキさんはXの紹介文に「人生相談は無理する程度に」と書かれています。凄い。


▶︎書籍『さあ、本屋を始めよう』

そして、東京に帰ってから、キキさんのSNSを見たいがために、Xのアカウントを作った私。

そこで、『さあ、本屋を始めよう』という本を書かれることを知ったので、早速購入させてもらいました。

購入後すぐ、キキさんの書かれているページを開き、読んでいたのですが。そこに書いてあった文章が、衝撃的だったんですね。

キキさんが書かれている部分はほんの一部でしたが、とにかく面白かった。

中でも一番印象に残ったのは、会社を辞め本屋を始めた理由が、
「先が見える未来が怖くなった。先が見えない未来を進みたい」と言っていたことでした。


普通は「先が見えないから怖い」ですよね。
そう思う方が多いと思うのですが。

私もキキさんと同じように、決まった道を進むのは、生きている気がしないんですね。
未知の世界への憧れが強い。リスクをとっても試したくなります。

でも、それは今いろんな生き方が増えてきたからそう言えますが、当時からその道を選んだ、自分を見失わないキキさんは凄いなあと思いました。

▶︎高松に行ったときはぜひ

お世話になった、ゲストハウス若葉屋さん、
古本屋なタ書さん、ありがとうございました!

URLを載せておきますね。

ゲストハウス若葉屋さん


古本屋なタ書さん

ぜひ高松に行ったときには、ゲストハウス若葉屋さん、古本屋なタ書さんに、行ってみてくださいね♪

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