不安、違和感との付き合い方
今日のオンラインキャリアセミナーのゲストは呉高専で特命准教授地域連携コーディネータをなさっている谷村仰仕さんでした。
コロナや社会に対する不安
就活に対する違和感
このような感情とどう付き合っていけばいいのか。
谷村さんの話より学んだ3つのことを書きたいと思います。
◎不安な時ほど冷静になる
◎弱いからこそ立ち上がる
◎当事者意識を持つ
◎不安な時ほど冷静になる
従来の学校は指導に従って学んでいた。
現在は自分で問いを立てて、自分でプロセスを考えると言うように学びに対して主体性が求められるようになった。
この主体性は就活でも求められている。
様々な企業の中から自分の合う企業を自分で見つけなければいけない。
しかし、従来の学びのスタイルが染み付いてる私たちは
いくら機会が増えても
いくら選択肢が増えても
それを上手く活用することができない。
逆にそれを負担に感じてしまう。
従来の決められたやり方に違和感を感じていたのに、それが急になくなり自由になると不安が押し寄せてくる。
さらに現在ではコロナという不安がかかっている。
違和感を感じていても、不安を解消するために、敷かれたレールに乗ろう、目の前に出された根拠のない情報に、自分の思いとは反していても飛びつこうとしてしまう
谷村さんは、このような周りに流された就活を問題視されている。
そして私たちに不安に打ち勝つ方法として、
「不安な時ほど冷静になってみる」
ということを仰られた。
不安とは自分自身を客観視出来なくなった時に発生する。
周りの情報ばかりに目を向けずに、
冷静になって、
不安になっている自分を受け止める。
そして言葉に出してみる。
そうやって冷静に自分と向きあうことで、不安を取り除くことができるし、さらにチャンスに変えられるとも仰っていた。
例えば今のコロナの状況は確かに不安である。
しかし、今までのデータが通用しないからこそ、自分と向き合うことができるし、自分に合った企業を見つけようという動きが主流になってきている。
また、例え、就活が上手くいかなかったとしても、逆に周りとは違うことをして疑問に思われても、コロナを言い訳として使うことができる。
つまりピンチは冷静になって捉え、行動すればチャンスに変えられるのだ。
私はこれを聞いて、就活という状況に不安や焦りを感じすぎて、自分の気持ちというのがおざなりになっていることに気づいた。
少し冷静に自分自身や自分の置かれている状況を捉えて、自分に合ったスタイルを見つけていきたいと思った。
◎弱いからこそ立ち上がる
私はよく社会に何かしたいと思う。しかし、その反面、今の自分に何ができるのか考えたときに、自分の無力さに苛まれる。
こんな私が社会に出ていいのかという思いに対して、谷村さんが仰った
「弱いからこそ立ち上がる」
という言葉が刺さった。
自分の中から芽生えた素直な思いがあるならば、自分にそれができるかどうか関係なく、周りに伝えてみる、働きかけてみることが大事である。
そうすることで、
周りの人が支えになってくれたり、
チャンスを与えてくれたり、
逆にその一言が周りの原動力になったり
するものだと谷村さんは仰っていた。
確かに今までの自分を振り返っても、
無謀ながらも、推薦を受けたいと先生に思いを伝えたら、先生はサポートしてくれて無事合格することができた。
正しいかどうか分からなかったが、
「こういう体制にしたいんだ」
と学生団体メンバーに伝えたら、みんながどうすればそれが実現できるか考えてくれた。
そして、今はその体制が彼らのサポートのおかげで実現できている。
弱いからこそ立ち上がる
力は無いかもしれない。
けど、力がないからこそ、
力のある人には言えないような今までにない発想や繋がりが生まれるきっかけになる可能性を孕んでいるのかもしれないとも思った。
◎当事者意識を持つ
私は当事者意識と聞くと、相手の気持ちを理解し、相手に寄り添うことだと思っていた。
しかし、どこかで腑に落ちていなかった。
なぜなら、自分も当事者なのにという思いがあったからだ。
100%相手に寄り添える人って本当にいるのだろうか。
少なくとも私は自分の利益も考えてしまう。
しかし、社会で求められるのはお客様ファーストな姿勢である。ここの不一致をどうすれば良いかずっと悩んでいた。
しかし、谷村さんの当事者意識の考え方は少し違った。
①ベースとなるのは社会に対する使命感ではなく、自分の中から生まれる素直に思える使命感。
②その使命感と社会との接点を探していく。
③だんだんその接点を増やす、広げていく
つまり、最初の当事者は自分である。そして、その当事者意識から、徐々に同じような意識を持った人と繋がっていき、自分の当事者意識のフィールドを増やしていくのだ。
この当事者意識の発想は素直な自分の思いから発生したものであり、かつフィールド内の相手の悩みや思いは私自身の悩み、思いと一致しているため、苦しくなることはないと思った。
私はどのようなことに使命を、当事者意識を感じているのだろうか。今はパッと出てこない。
自分の体験を振り返り、様々な人と触れ合う中で、感じた違和感から自分の中にある使命感を見つけいきたいと思う。
そして、その使命感と社会との接点を見つけ、それを就活の軸にしていくのが良いのではないかと思った。
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最後に。。。
谷村さん、今日は貴重なお話ありがとうございました。
今の世の中は冷たい社会だと思っていました。しかしお話を聞いて、社会問題が多いからこそ、人口が減っているからこそ、若さが武器になるチャンスの多い社会であると感じました。
まだ、社会に出ることに不安はありますが、若さという武器を生かしてチャンスを掴み取っていきたいと思います!
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