仕事するのも家にいるのもどっちもしんどい。
仕事をするのも家にいるのもどっちも辛い。どちらも経験してこそどちらも辛いということが痛いほどわかった。
社員として働いていた時はほぼ休みもなく繁忙期なんかは朝８時〜夜の２３時まで長引くこともあり、中国人の上司やおつぼねのパートさんからものすごい勢いで怒られる日々で毎日仕事に行くのが苦しかった。
辞めた今は、ずっと家にいるとエネルギーが滞るのか心が病む傾向にあったり、ずっと座って作業していると手術した腰が痛くてどうしようもなくて、逃げても楽な逃げ道はないんだと確信した。
よく夫婦間の間で「お前は家にずっと居れていいよな」とか。「育児や子育てって２４時間体制で休みもなく働いても誰にも褒められないし給料も貰えない。家事代行サービスに頼んだとしたら数十万にもなるようなことをしているのに。仕事で頑張れば褒めれるんだから仕事の方がまし。」こんなやりとりがあったりする。
どうしてこんな喧嘩が起きるのか。それは相手の気持ちを考えたり理解しようとしないからだろう。人は経験しないと実際に経験している人の気持ちなんて考えることはできない。それは物理的に不可能なことだ。
この問題を打開するには実際に経験してみるのが早いが、
自分の自由を求めるが故に子育ては苦しい側面が強いと思うので、家に籠るのが好きな人が２４時間子育てをしても苦しいと思えなかったり。
人付き合いが苦手な人が職場の人間関係に苦しんでいても、人とのコミュニケーションが上手い人種だったり、経験しても分かり合えないケースも多いと思う。
痛みや苦しみをわかってほしいというのも傲慢なのかもしれない。自分以外に自分に近い人がいても全てを理解することはできないが「優しさ」だけがそれを成し得ると思う。
“大森元貴
痛み止めを飲んでも消えない胸のズキズキが
誰かの些細な優しさでちょっと和らいだりするんだよな
仕事をするのも、職場の人とのお付き合いにかなりのストレスを感じる人もいるしお客や上司に暴言を吐かれたり、失敗して取引先に頭を下げたり。仕事にもよるが体力をかなり使う仕事があれば心を殺さないとできないような仕事だってあったりもする。
家事や育児だって、やって当たり前みたいな風習も無くなっていない。自分の体を犠牲にし、ヘタしたら命すら亡くなってしまう壮絶の出産をした後には休みなし２４時間体制での子育てが待っている。誰にも相談できない事柄を一人で抱え込んでいたり、自分の求める母親像になれない自分を責めていたり、ストレスがいくらたまっても吐き出し口がなかったり発散ができずに限界状態のママさんも多いと思う。外に出たら出たで子供が泣いたら周りの目が気になってしまったり、いつも数キロ越えの人間を抱っこしたままでいれば肩も1日で限界状態にもなるだろう。そんな時にSNSを見でもすれば人と自分を比べてブルーになったり。
私は、人間どんな人でも苦しみを抱えていると思うからこそ、あなたがやっていることは世間では当たり前の行動かもしれないけど、やって当たり前のことなんて一つもなくて、全部素晴らしいことだと伝えたい。
心に傷を抱えている人は生きているだけですごいことだと私は思う。
生きた先に光があるのかそんなことは分からないけど、そう思わないとどれだけでも沈んでいける世の中だからこそ、薄くでも光が見え始めた時にちゃんと見つけられるように前を向いて歩いて行きたいとおもう。