オンライン3rdspaceのつくりかた

オンライン3rdspaceのつくりかた
こんにちは。やまこーです。

タイトルの通り、このページを読むと、オンラインでの3rd spaceのつくりかたがわかります。

3rd spaceとは?
会社でもプライベートでもない、第三のスペース(時間、空間)
会社の肩書、役割を横に置き、一人の人として、自分と他者とつながるスペース

わたしの会社で社員の関係性構築を目的として実施している企画です。

リモートワークの人も多いなか、3rdspaceの重要性が増しているのではないでしょうか。
わたしが1年間、3rdspaceを企画して学んだ3rdspaceのつくりかた・エッセンスを共有いたします。
「チームメンバーの関係性を深めたい」、「場作りに挑戦してみたい」、そういう人が、このページを見て3rdspaceを作ってくれることを期待しています。

>準備
[1.]協力者を募集します
一人で企画から当日のファシリまでやるのは難易度が高いです
一緒に企画してくれる人、当日ファシリテートのサポートをしてくれる人をまずは募りましょう


[2.]予定を作り、参加者を募ります
参加してほしい人が集まりやすい時間を探し、予定を作ります
この段階で場の詳細が固まっている必要はありません
3rdspaceの説明をかんたんにし、興味のある方の参加を促します


[3.]この場のアウトラインを作ります
アウトラインの要素
・アウトカム(この場によって生み出したい成果はなにか)
・コンテクスト(この場をどんな雰囲気にしたいか)
・湯上がり感(この場が終わったあとどんな声が生まれてほしいか)
・グランドルール(上記3つを成し遂げるために必要なこの場のルールはなにか)

KSF(Key Success Factor)
・企画者が本当に作りたいと心から思えることが大事です
・独りよがりにならないように、協力者と一緒に作りましょう
・生み出す場をリアルにイメージすること、特に湯上がり感は、参加者の様子をありありと思い描くことが重要です


[4.]アウトラインが固まったら、コンテンツを考えます
アウトカムを実現するために、いくつかコンテンツを用意しましょう
・チェックイン(場に入りやすくするために、全体に対して声を出す機会を作りましょう)
アイスブレイク(このあとの対話がしやすくなるように、軽いアイスブレイクをしましょう)
短い対話(このあとの対話が充実したものになるように、軽く自己開示と傾聴のウォーミングアップをしましょう)
ワーク(アウトカムを実現するためのメインワークを実施しましょう)
チェックアウト(日常に戻る前に、全員から今の気持ちを受け取りましょう)

KSF(Key Success Factor)
・自己開示と傾聴を参加者から引き出すような導線を意識的につくりましょう
・場の時間と参加人数を見て、省略できるところはうまく省略しましょう。無理に詰め込んで焦ってしまうと狙ったコンテクストからずれてしまう恐れがあります
 └アイスブレイクとチェックインを一緒にやる
 └短い対話の代わりに、傾聴についての説明をする
・メインコンテンツの対話は、3人がベストです
 └ワークにもよりますが、自分の話をし、人の話を聴くワークについては3人がベストです

補足
・よりリラックした場にしたい場合は、アイスブレイクの代わりに、ストレッチをして頭から身体に意識を移すのも効果的です
・チェックイン/チェックアウトだけを集めるスプレッドシートを用意するといいです
・本格的なワークの例(ググっても色々出てくると思います)
 └ヒーローインタビュー
 └対話ワーク(あるテーマについて対話をする)
  ・人生の転機は?
  ・あなたの価値観を形成した体験は?
  ・あなたが人生でもっとも輝いていたときは?
 └ストーリーテリング(王道)


[5.]全体Meetとワーク用Meetを作ります(チャットアプリでGoogle Meetを使う場合です)
全体に対して説明をしたり、チェックイン/チェックアウトをする場のMeetを1つ作り、参加者を全員招待します
各ワーク用にワークMeetをつくります

zoomの場合はブレイクアウトルームを使うといいですね


[6.]当日の資料をつくります
・スライド
・チェックイン/チェックアウトだけを集めるスプレッドシート(守秘義務のため権限で制限します)
・アウトプット格納資料(守秘義務のため権限で制限します)


>当日
[7.]当日のファシリテーションをします
準備は万端。あとは当日ファシリテーションするだけです
参加者への感謝の気持ちをもちながら、自分もリラックスして、場が作られていく流れをたのしみましょう

KSF(Key Success Factor)
・あなたが一番この場のコンテクストを体現するよう意識しましょう。たとえば場を「じっくり」させたいなら、自分が早口にならないように注意します
・協力者をうまく利用しましょう。全体シェアの時間になかなか手が挙がらないときは協力者を当てる、導入の説明部分で話足りないところがないか話を振る、など
・細かいですが、スライドは場が終わるまで公開しないほうがいいです。場に集中してもらうために、画面共有でスライドを見てもらうようにしましょう

(できれば)
[8.]次回の場づくりのために、協力者と振り返りをしましょう
簡単に互いの所感を伝え合うだけでも良いと思うので、次回がよりよい場になるように、振り返りをしましょう

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