WC栄光への道『タラクシスの森』#1
節くれ森に煤けた黒煙の柱がいくつも立ち上った。節くれ楢は地面から根を引き抜き、炎を避け始めたため、大きな森林火災に広がることはない。
だが、それでできた焦土をホーン・オヴ・ハシェットの一団が進撃を開始した。先頭に立つのは、ハシュタルの上に真鍮の鎖を飾るルイネイター・アルファのホープターである。
彼の標的は、タラクシス周辺部に設置されたと考えられる腐敗の盟約団の野営地を焼き尽くすことであった。
襲撃の予兆を察知したアポケーテ施療団は、野営地から移動し、仮設の野営地を設置したが、罠を張り巡らせる時間はなかった。
それでも襲撃に備え、各自が武器を準備する。
ウィザーロードのシュプリツェにとっては、新鮮な実験体を獲得するチャンス以外の何物でもなかったのだが、、、
キャンペーン小譚:腐敗と荒廃の戦い
第一回:抜き取られし血
キャンペーン小譚は、ナラティブ・プレイの遊び方の一つで、連続したバトルを通して一連の物語を作るものです。
今回は、ウォーバンド・トーム『腐敗と荒廃』に収録されている専用のキャンペーン小譚を遊んでみることにしました。
スタート箱に入っているホーン・オヴ・ハシェットとロットマイア・クリードの専用キャンペーン小譚です。
このキャンペーン小譚では、バトルプランが通常とはいくつか異なる方法で決定されます。
また、「資源」という新しい要素がキャンペーンを通して使用され、より戦略性を増しています。
初期配置:先制打撃
勝利条件:寸土も渡さず
特殊状況:因縁の好敵手
いつも思うんですが、バトルプランの特殊地形にもそれぞれ名前をつけといてくれたらいいのに、と。記録するのに不便で仕方ない。
早速、バトル開始!
第1バトルラウンドは、小剣部隊のみの配置なので、互いに様子見かな、と思ってた時がボクにもありました。
とりあえず、マイアフォーク・アウトキャスト達が吹き矢を浴びせかけます。
そこに突進してきたデモリッシャーが、いきなりの猛攻でマイアフォーク・アウトキャストを撃破!
固まって移動していたウィザーロードと配下2名に向けて、デモリッシャーがフレイムハーラーで浄火消毒!
事前の練習ゲームでフレイムハーラーを警戒しないといけないことは分かっていたのですが、すっかり忘れてました(汗
第2ラウンドになり、大槌・防盾部隊が援軍に駆けつける。
後から来た切り込み隊長のブローテッド・ワンが敵部隊に疾走!
だが、そちらにもフレイムハーラーを装備したデモリッシャーが、、、
片翼では、キャリオン・キャッチャーの二人組が、ルイネイター・アルファを追い詰める展開。
第3ラウンドには、アポケーテ施療団がかなり優勢な感じになりました。
迎撃にきたルイネイターをレイカークロウの斬撃で撃破!
副官対決は、ロットマイア・クリードに軍配があがりました。
ウィザーロードは、クエスト達成のため『おぞましき収穫』も完了。
そのままの勢いで、バトルに勝利することができました!
バトル終了後の処理
・栄光ポイント 計6点
キャンペーンバトルをプレイ 3点
バトルに勝利 2点
相手側ウォーバンドを半数以上戦闘不能にした 1点
・負傷
戦闘不能が2名であったが、いずれも軽傷
・名声レベル
#1、#2、#3、#6、#8が獲得
・クエストの進行 計7点
『おぞましき収穫』1回 1点
バトルに勝利 2点
ファイターの派遣 4点
・ファイターの派遣
財宝の発見→アミントックの破片
・ウォーバンドの管理
アミントックの破片を#3に装備
評判スコア 2(変更なし)
・野営地
安全
蛭の王の加護なのか、はたまたハシェットの角の揺動作戦であったのか、兎に角も撃退に成功することができたアポケーテ施療団。
キャリオン・キャッチャーのフェストフォルグとドゥルフィファルは、テキパキと配下達に指示し、予想されるハシェットの角の反撃に備え始める。
全身が疫病に蝕まれているゼクチオンは、傷口から胆汁を吹き出していたが、驚異的なスピードで回復している。
そして、ウィザーロードのシュプリツェは、新たに獲得した新鮮な実験体を配下に運ばせていた。
その表情は編み仮面に隠されていたが、ニヤついていることを誰もが知っていた、、、