コロナ禍の海外渡航✈︎カムバック・サッカー王国タイランド
サワディーカー。タイからこんにちは。OWL magazineアンバサダーの桝井かほです。日本の寒さを忘れる、ぽかぽか陽気のなかで過ごしています。
このご時世に海外なんて大丈夫か?!という大勢の声を振り切って、12月1日にタイへ帰ってきました。
2020年3月末まではタイに住んでいたのですが、新型コロナウイルスが流行し始めたころに帰国せざるを得なくなり、それ以降はじめての渡航です。
今回のタイ渡航は、今年の夏にTwitterで出会った方のお仕事に同行させてもらっています。
コロナ禍の海外へ渡航や現地での生活など、貴重な体験を読者のみなさんと共有したいです。
入国準備でてんやわんや
各国で新型コロナウイルスの水際対策が強化されています。日本は特に厳しいので、海外から観光客がやってくることはほとんどありません。タイは観光で潤っている国だからなのか、入国はできます。
とはいえ、準備はかなり必要です。
ワクチンパスポート、コロナのケアができる保険の加入証明、隔離滞在ホテル(迎車とPCR検査を含む)の予約表、直前のPCR検査陰性証明など……。用意する書類がたくさんあります。
その準備をする以前に、リサーチが大変でした。
日本でニュースを見ていると、隔離期間や隔離条件の変更が報道されることがあると思います。タイ政府の決定は、日本とは比べられないほどの勢いでめまぐるしく変わります。必要なものが変わったり、申請様式が変わったりと、振り回され続けました。
各書類の準備が済んだあと、タイランドパスポートという制度に申請しました。承認されると入国時に必要なQRコードが発行されます。
海外との行き来で入国ができなかった友人の話を聞いたせいか、ドキドキしながら飛行機に乗り込みました。
飛行機は人が少なく、多くの方が3席(横一列)を使って眠っていました。
空港に到着し、出口に向かう途中で並べられた椅子に座ります。
ここで準備書類がそろっているかどうかチェックされた後、ゲートで入国用のQRコードをかざします。その後は通常の入国審査だけで済んだので、あまりの手軽さに驚きました。
空港で隔離ホテルの迎えを待ち、貸し切りの車でホテルに向かいます。途中で車が停車し、「もう着いたのかな?」と思った矢先、突然誰かがドアを開けました。
「これを、次に出会うナースに渡して。」
そう言って、PCR検査キットを手渡されます。
車がもう少し進んだところで、また突然ドアが開きました。そこには看護師さんがいて、ぐんぐん車に乗り込んできます。
「PCRを渡してください。すぐ終わるけど、ちょっと痛いよ。」
狭い車の中で鼻に棒を突っ込まれて、PCR検査はあっという間に終了しました。
ホテル到着後は、手だけでなく身体や荷物にもアルコール消毒をかけられ、フットカバーを装着します。
外でその日の晩御飯と、次の日の朝食・昼食をメニューから選んで、いよいよ隔離開始です。
ここまでとてもスムーズで、流れ作業になっているので、タイは受け入れ態勢が整っているのだなと思いました。
タイ入国に関するお困りごとがあれば、こちらのオープンチャットにご参加ください。わたしたちが困ったことでつまずいている方たちのためにつくってみました。
オープンチャット「タイ渡航 情報共有」
https://line.me/ti/g2/lHAB2J40ZzQiFK7yHrIq26ObbSdlboRxXbfKFw?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default
あっという間の隔離期間
渡航する当日の夜中まで、書類の準備やタイに持ってくるものの買い出し、PCR検査陰性証明の取得など忙しなく動いていたので、入国した時点で疲労困憊でした。
東京の家を出発したのが朝8時。タイの隔離ホテルに到着したのが日本時間21時(タイ時間19時)だったので、移動の疲れもあります。
隔離ホテルでは、晩ご飯を食べて、寝て、朝食を食べて、昼食を食べただけでした。
わたしには隔離生活は1日が限界です。外に出たくて、太陽を浴びたくて、動き回りたくてうずうずしてしまいます。
しかし、朝起きたときにはPCR検査の結果が届いており、いつでも自由に動き出せる状況でした。ありがたいです……。
何度でも言いたいくらい、ここまで本当にスムーズで、いま海外にでるならタイがおすすめです。旅人や観光客にも、優しい国です。
眠ってしまったタイの街
タイでの活動場所を精査するため、まず繁華街やナイトマーケット、サッカー場を巡りました。
タイと言えば、「眠らない街」として有名な歓楽街が多いイメージですが……。ナナプラザ、パッポン、ソイカウボーイ、パタヤのウォーキングストリートは、廃墟のようになってしまっていました。
外国人観光客が来ないことによる影響を、日本にいるよりも生々しく痛感します……。
光っていたはずのネオンが消え、人がいなくなってしまったウォーキングストリートの写真です。
ここで働いていた人たちは、どうしているんでしょうか……。
微笑みの国というくらい、明るくてにこにこした方が多い印象でした。しかし、わたしの方がにこにこしているなと思うほど、元気な方が減ってしまったような気がしています。
お客さんで溢れていた場所ほど、人の活気がなくなってしまいました。
大好きなタイ、はやく活気を戻してあげたい……。
タイ人はサッカーが好き
これは、宿泊しているホテル周辺の「フットサル場」を検索した結果です。平日の仕事が終わったあとや、週末の朝、気軽にボールを蹴る方が多い国です。
タイは、どこで誰に話しかけてもサッカーが好きな国だと思っていましたが、それも地方だけなのか……?いま、リサーチしているところです。
でも、そこらじゅうにコートがあって、人が集まっているのは事実です。
ただ、コロナの影響で制限が厳しくなったこともあり、いまはあまり盛んではないようです……。
バンコク以外の地域のほうが、制限が少ないのか大勢でサッカーをしている人たちを見かけます。この写真は、いっしょにタイへきている方が裸足で飛び入り参加している様子です。
サッカーで異国の人とコミュニケーションがとれるのが羨ましくて、感動して、うるうるしてしまいました。
サッカーには、世界を繋ぐ力があるなと改めて思います。
このコートから水を買いにでたとき、3匹の野良犬に囲まれ、肌とスレスレの位置で吠えられ、死を覚悟しました……。タイでわたしがいちばん怖いのは、犬と狂犬病です。
思い出すだけだ足がガクガクしてくる……。
海外旅行の際は、日本にいる以上に動物に気をつけてくださいね……。
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