《原則は減速させない‼️》【統制環境とキャリア④】
続き。
ヒト自体の応援して活躍させたい厚生労働省に対し、ヒトを応援して活躍させる会社を応援するのが経済産業省。
どちらも、ヒトを応援して活躍させることが表面的な目的だ。裏側はコワくて、あんまり書きたくないけど、税収とかが関係してそうだ。
いずれにしても、ヒトが活躍することが前提であることには変わりない。でも、そんなに応援しないと、ヒトは活躍できないんだろうか。
そうかもしれない。ヒトには感情があって、感情次第で全く違う存在になる。殆どの方が経験あるだろう。好きなヒトに会えるなら、嫌いな学校にだって行きたくなる。好きなヒトに会う時は、ドキドキして別人のようになってしまうし、別人のように振る舞ってしまうし、舞い上がって、時に散ってしまう。
応援されるとヒトは、大抵の場合、嬉しいし、能力が発揮される、と考えている。だから皆、応援するし、応援されたい。
国も、それが分かってるから、ヒトを応援するのだろう。目的はどうあれ。
応援されたヒトが役割を果たす。
応援された会社がヒトを応援し、応援されたヒトが役割を果たす。
それが価値になる。価値はこの世では大体、カネに代わり、豊かさに繋がる。そういう仕組みになっている。あくまで表面的には。
それが、統制環境と何の関係があるんだ?
大ありだ。
組織(この場合は会社)の構成物であるヒトはそれぞれ、与えられた役割を果たすことが前提となっている。そして、会社の目的のために、機能するのだ。給料、すなわち、カネが与えらえるのは、そのためだ。当然のコトだ。
会社の目的は、話を分かりするために、ここでは、カネ、とする。経済活動の担い手である会社は、結局のところ、カネの創出を目的とする。
ここで、思い出してほしい。”統制環境”は、”内部統制”が機能するための構成要素である。”内部統制”は組織の目的達成のためにある。
内部統制とは,
事業体の取締役会,経営者およびその他の構成員によって実行され,
業務,報告およびコンプライアンスに関連する目的の達成に関して
合理的な保証を提供するために整備された1つのプロセスである。
統制環境とは,
組織全体にわたって内部統制を実行するための基礎となる
1組の基準,プロセスおよび組織構造である。
そういえば、”統制環境”の公表されている定義は示していなかった。上記が”COSO内部統制の統合的フレームワーク”における”統制環境”の定義だ。
組織全体が連動して、内部統制を実行する基礎。
そこには当然、ヒトがいる。まだまだAIに取って代わられない。いずれは分からないけど。
会社という組織の構成物であるヒトが活躍すると、会社が目的達成に近づく。だから、統制環境の5つの原則のうち、3つがヒトに直接、関係する原則だ。
原則って何?という方はこちらをどうぞ👇
ここで、ようやく、原則3~5の内容に触れるコトになる。
また明日。
『会計士の輝く社会のために、また明日』