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《資源も資本になる⁉️》【統制環境とキャリア③】
続き。
『”統制環境”というのは、すべての内包されている構成物がそれぞれ、与えられた役割を果たし、統制が機能するための事物や状態だ。』という宣言で終わってたので、まずは、そこから。
会社というのは、様々なヒトが働く場所で、働き方も千差万別だ。
そもそも会社というのが、それぞれに違うし、会社という形以外の組織も沢山ある。ここでは、皆さんが想像すると思われる一般的な会社を、私も想像しながら、書いてみる。じゃないと、凄く不思議なキャリアを歩んできたので、話は合わなくなるのは経験済みで、学んできた。
会社という場所で働いてるヒトも、役割が全く違っている。
製造業であれば、考えるヒト、造るヒト、売るヒト、紹介するヒト、お金を扱うヒト、ヒトを扱うヒト、などなど。
商社であれば、考えるヒト、買ってくるヒト、売るヒト、紹介するヒト、お金を扱うヒト、ヒトを扱うヒト、などなど。
金融業でれば、考えるヒト、動かすヒト、集めるヒト、売るヒト、買うヒト、紹介するヒト、お金を扱うヒト、ヒトを扱うヒト、などなど。
各々の商材やサービスによって、細かくは違うけど、大体、同じように、いろんな役割を果たすヒトで構成されてるのが、会社である。
そして、会社には必ず”内部統制”が存在しているし、通常の場合は機能している。存在と機能のセットだ。これもまた別の日に、しっかり書いてみる。
内部統制が存在している、ということは、必ず”統制環境”も存在している。だって、
『”統制環境”というのは、すべての内包されている構成物がそれぞれ、与えられた役割を果たし、統制が機能するための事物や状態だ。』
と”私”が言い切っている。
構成物と便宜的に定義してしまったけれど、勿論、ヒト、モノ、カネという三大経営資源が含まれる。ヒトをモノ扱いするな、と言われそうだけど、仕方ない。資源と捉えたら、なんか活躍しそうだし。
でも、ヒトを資源と捉える考え方も最近、変わってきてる。
資源ではなく、ヒトは資本だ。だから、使ったら減るモノではなく、適切に育てると価値が増大するのがヒトであって、会社は頑張ってヒトを育てろ、という論理が登場してきた。それが”人的資本経営”だ。
難しくない?
外資系の会社では昔から、人事部のコトをHRと呼んでいる。Human Resource(ヒューマンリソース)で、HR。
日本の会社では長らく、人事部。ヒト(人)ゴト(事)の部門で、人事部。
それを急に、ヒトは資本である、なんて、そんな簡単に捉え方を変えられないよね。でも、そういう社会的な流れが来てる。というより、国がそういう方向に向かわせてる。国というのは、この場合は経済産業省。
元々、ヒトのことは厚生労働省が管轄してる。働き方改革というスローガンの下に、”キャリアコンサルタント”が国家資格となったり、働く環境や時間などを規制するような取組みが進んでいる。個人的には全く進んでるようには感じず、足を引っ張られてる気もするけど、それで救われてるヒトも沢山いるのかもしれない。
一方で、日本経済を発展させるコトを目的とする経済産業省としては、経済の担い手である会社に焦点を当てて、会社がヒトを上手く活用する方向に導いている。
また続く。
『会計士の輝く社会のために、また明日』