【斜視の教え】
ヒトは普通、モノを見る時には、
左右の目が、見ようとするモノの方に向いている、はず。
ところが、
片方の目が、その目標とは違う方向を向く場合がある。
それを、
斜視、という。
原因は、様々。
目の筋肉や神経の異常、
遠視、
視力不良、
など。
両眼視の異常、というのも、あるらしい。
2つの目で見たモノを、
脳で1つにまとめる働きを、
両眼視、という。
6歳頃までに完成する、とされる。
これも、
遺伝や脳の一部のわずかな異常が原因で、
上手く機能しない場合に、
それぞれの目が別々を見るようになり、
斜視になってしまう。
さて、ここで、
何故、私が、
斜視について、この記事を書いているのか、
それを説明しよう。
私は、
斜視、になっているコトが、ある。
それには、昔から気付いていた。
左右の目の捉えている対象がズレている、
あるいは、
ズレてきている、
と、
感じるコトが多くなっている時期があった。
ただし、
それを不具合と捉えるコトはなかった。
目が疲れているのかな、という程度で、
他のヒトも同じだろうと、
考えていた。
特に、仕事で、
パソコン画面を長時間、
集中して見続けるような暴挙をしているのだから、
当たり前に、
目も疲労の蓄積があるんだろう、
と、
気にしてはいなかった。
ある時、
これが、
ある種の異常であるコトに気付いた。
いや、
気付かされた。
レーシック手術可否の事前診断の際に、
斜視の診断書の提出が求められたのだ。
レーシック手術によって視力が回復すると、
斜視の症状の悪化の可能性があるとのコト。
そこで初めて、
斜視という言葉と症状を、
知った。
近所の眼科での診察を受け、
比較的軽い斜視であるコト、
想定される影響がないコト、
逆に治る可能性もあるコト、
との診断を下に手術をした。
たしかに、
その後の斜視の状況は、
少し改善したようにも、
感じられる程になった。
不思議な気づきだった。
ある問題の解決に向かい、
他の異常の軽減になった。
しかも、
悪化する可能性を指摘されていて、
その診断も受けてみた結果である。
軽度であった私の斜視の場合で、
たまたまであったことは勿論で、
全ての方に当てはまるコトでは、
ないのは明らかなのだろうけど。
ただし、
このコトから学べるのは、
新しく何かを始めるコト、
そのための検査や診断を、
最大限に利用していくと、
新たな発見や気付きなど、
思いもよらぬ方向に進む。
人生なんて、
そんなモノ。
だから、
新しいコトに向かうコトは、
やめられない。
そして、
私の目は、
いつだって、
モノゴトや世の中を、
ナナメに見てしまっている。
それだけは、
治らないし、
直らないし、
直したくは、
ないモノだ。
それでは。
【いつか、また、どこかで】