将来有望な人達

20年前に東京で演劇をしていて就職、そのままほぼ引退していて10年前にUターン。地元にはそういう芸術分野はないと勝手に思い込んでいたが今年から存在を知り、恥ずかしながら混ぜてもらった。学生が多く若い劇団だけど、そこは真摯な姿勢の人やそれぞれのできる分野での特筆すべきスキルを持った人が集まっている集団だった。

5年後10年後、いや近いうちに間違いなく地元新潟を牽引する良い人達だと思う。自分にできる事は家庭を持った後も地元で活動できる道しるべを示す事と、それぞれの活動のサポートをする事だと思うので、これからも若い人達のサポートをしていきたい。

その役に入り込んで感情をシンクロさせる演劇論も存在するし、自分みたいに動きや顔、言葉の言い回しを少しづつ作り上げていくやり方もある。どちらもいいところがあるし、向き不向きもあると思う。でもいろいろなアプローチをぶつけ合って作り上げていくその工程はとても面白いからそれを感じてもらいたい。

この世界では矛盾するけど、なるべく前には出ずに年寄りは黒子でいい。要所要所で、「ここはこうしてみたら?」などとだけ示す。でも時には、「あ、このおっさんが動きはじめた、俺も私も今は参加しなければ!」と刺激を与えるだけの存在にならなくてはいけない。モチベーションの高い人とこれからの人との橋渡しだ。いいなあ、みんな。

繰り返すけど、これはいい集団、芸達者の集まりだ。先が楽しみだな。若さは武器だとよく言ったものだ。

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