守備力向上編
こんばんは。深夜にキーボードと闘っているしているKYです。眠いが忘れないうちにメモっておきます。
さて、今回は守備と打撃に課題がある(ほぼ全部??)大学生のところへお邪魔してきました。
大学1年生の教え子は、現在ベンチ入りの分岐点に立たされている選手で、私から見ると、攻守ともに課題があります。但し、強肩(遠投105m)で走力(50m、6.0秒、手動)もあるので、身体能力は高く、指導を間違えなければベンチ入りは勿論、遊撃手のレギュラーになれそうな逸材です。
守備の課題
・送球不安定
・捕球位置
・一歩目の早さ
ここが課題なので、重点的に指導していきます。
【送球と捕球位置】
とにかくあちこち逸れる送球をします。手投げなので仕方ないです。まずは基本のキャッチボールから始めました。体重が前脚(左脚)に乗る前に投げているので、どうしても手投げ感がありました。投手が良く練習する方法で矯正していきます。捕球位置も課題なので、それと同時にやってもらいました。
練習方法は、歩幅を捕球体制にし、そこからノーステップで一塁まで送球させます。体重移動が上手く行っていないときは必ずと言っていい程、一塁手から見て左上か右下に逸れています。しかし、この練習で何かを掴んだのか、その練習後に一塁手を立たせノックを打ち送球をさせたところ、ほぼストライク送球になり、捕球位置も左脚の前から真ん中からやや右脚で捕球することができていました。そうすることで、捕球から送球まで無駄なくできるようになり、素早い送球が可能になります。
私たちの時代(団塊ジュニア世代です)は、左脚の前や正面で捕球しなさいと教えられましたが、やはり送球までロスがあります。なるべく素早い送球をしたいなら、右脚寄りで捕球することです。
【一歩目の早さ】
結論。慣れなさい(笑)
暴論ですが、それしかないです。しかし、惰性でノックを受けていても上達はしませんので私がよく取り入れるのは、凸凹ボールを打ってあげることです。
いつイレギュラーするか分からないので、動体視力を鍛えることにも役立ちますし、イレギュラー対応は勿論、どんな打球にも対応力が出てきます。
実際に、普通のボールでノックを8割、凸凹ボールでノックを2割打ったところ、選手はほぼ対応できていませんでした。今後の課題にしておきますが、壁当ては凸凹ボールでもやってねとは伝えています。あまり凸凹ボールだけに集中するのも良くはないので、バランス良く。そして素手でやってねとも伝えています。グラブの網などで誤魔化して捕球しないように対策をしたつもりです。
凸凹ボールはそこらのスポーツショップにも売っているのでおススメします。ネット通販で、「野球 トレーニングボール」と検索するとヒットすると思います。
さて、もう眠いので今日はここまでにしておきますが、守備は場数を踏むと大体の選手は上達します。但し、惰性でノックを受けていても上達はしないので、自身の課題を意識しながらノックを受けて貰いたいものです。
最後に私の持論です。
今までプロアマ関係なく色々な選手を観てきました。
「送球が不安定な選手に名手はいないが、送球が安定している選手に名手は多い」
それだけ守備の送球は基本中の基本だと思っています。