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【個人レッスン】大学3年生の遊撃手
最近はnoteをメモ帳代わりに使用しています。手軽にメモしている感じが何とも心地良い。
さて、今日は大学生A君の指導に行ってきました。勿論、このご時世に合わせ、お互い消毒やマスクなど、色々と対策をしています。
今回は大学3年生で、2年ちょいのお付き合い。私と同じ遊撃手で右投左打。二塁手も兼用している選手で、打順は下位打線。真剣に来年のドラフト指名を目指している選手なので、何とかしてあげたい。
LINEで打撃の動画が送信されてきたけど、動画を見る限りは打撃フォームを崩している模様。何度もLINEや電話で指導したけど、なかなか理解できないとのことなので直接指導した方が良いと判断をして、その選手が住む家にお邪魔することに。
親御さんが私とほぼ同年代なのは毎度ショックです。。。
守備と走塁は恐らくプロ野球でも通用するけど、課題は打撃で下半身の体重移動。そこさえ直れば大学でも1、2番も打て、ドラフト候補に上がるであろう選手。2時間ほど徹底的に下半身だけを指導した結果、元通りになってくれて一安心。
この記事をご覧いただいた方も、プロ野球選手が打った後の写真を画像で見たことあると思いますが、あのときは既にバットにボールが当たった後で、一塁に走る準備をしないといけないので体重は後ろ足に移動している(戻っている、反動)状態。インパクトの瞬間に体重の殆どは前脚に乗っていないと、力強い打球は打てないです。
例えるならゴルフ。プロゴルファーのスイングを思い出して欲しい。体重はほぼ前脚に乗り、力強い打球(ショット?)を打てている。仮にゴルフスイングで体重が後ろ足に乗ったままスイングしてみたら飛ばない。但し、ゴルフは走る必要が無いのであのままのフィニッシュで問題ないが、野球は走らないといけないので、一旦は重心が後ろ足に戻る。だから静止画だけでは勘違いされやすい。ちなみにゴルフスイングは究極のダウンスイング且つ縦振りなので、流行中の縦振りをしたいなら少しは参考にできる。
ボクシングのパンチにも同じことが言えます。後ろ足に乗せてから前足に体重を乗せてパンチするか、体重移動無しでパンチするかどちらが強くて速いパンチが打てるか?言わずもがな前者です。
野球の打撃や送球、投手の投球にも同様なことが言えるので、下半身の体重移動を大切にして野球人生を楽しんでいただきたい。
~意識させたこと~
・体重移動の練習(前脚の体重は常にセンター方向へ)
・沈み込むような体重移動
・ボールに当たるまでは後ろ足が母指球ターンにならないように
・前足(右足)の壁
まずはこの練習だけで何とかなるので、A君は次回会うまでには癖を直してほしい。
指導者として当然ですが、自分の型にはめない指導法を心掛け、10人いたら10通り、100人いたら100通りの指導をしています。それを身につけるには、たくさんの引き出し(指導法)を持ち、打者の癖を5スイング以内には見極め、時には悪癖を利用する指導をしています。
私の教え子には現役プロ野球選手、元プロ野球選手もいますし、趣味でやっているので月謝など金銭は一切いただいておりません。選手間やその他、口コミなど、私と縁のある方にしか指導はしていません。
ここに簡易的ですが指導内容を書いていくので、参考にしていただけたら幸いです。