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mnemonic
https://open.spotify.com/track/0aYqu6YMq16RqLIzCbytO5?si=b66ca22fbae2413b
この上なく透き通ったやなぎなぎらしいノスタルジックな曲。
何か遠い場所にあるものを思い出させてくれるし、特に凪のあすからの劇中歌とだけあって去年8月に東紀州を巡ったときの記憶ともリンクして、まさに別世界に連れ出してくれるような曲。
大体のことが思い通りに進まない受験生活で、現実から逃れるようにこの曲の世界観に浸ることが精神を安定させる一番の術だった。
過去にあんまり曲に救われたという認識を持ったことはないけど、この曲に関しては確実に救いだった。
受験生活はとても単調なものだった。毎日机に向き合ってれば勉強してようがしまいが勝手に時間は過ぎ去ってしまう。こんな日々が後々記憶に強く残ることはきっとないんだと思う。時間が消えてしまうかのような感覚だし、それってやっぱり怖い。でも、こんな生活だからこそ後から見返した時に象徴できるなにかが一つでも見つかれば十分なのかもしれない。
わたしにとってそれはきっとこの曲なのだ。
一時一時の記憶と比べたら頼りないものだけれど、この1年をかたどった砂の城として。
※mnemonic:記憶術